紹介したくなるお教室

「Kitchen Ciao!」主宰 川口かな江さん

インタビュー連載 第4回

今月のサロネーゼは、三重県四日市市内で、今年16年目となるイタリア料理教室「Kitchen Ciao!」を主宰する川口かな江さん。お教室のコンセプトは、『おうち料理が好きになる料理教室』。イタリア料理教室ですが、和食や幅広いお料理に応用できるテクニックや知識も学べると、長年通い続ける方が多数です。定期的に開催している子ども向け教室など外部講座も満席が多く、最近は故郷でもある京都でのお教室も好評です。
今回は、1月中旬にイレギュラーで開催された味噌づくりレッスンの模様と川口さんのインタビューを4回にわたりお届けします。最終回は、お教室運営の工夫やこれからの夢を伺ったインタビュー後半をお届けします。

掲載日:2018/2/26(月)

川口かな江さん

川口かな江さん

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安全であること、安心できること


――お教室を16年も続けていらしたのはすごいことです。運営にあたってどのようなことを心がけたり、工夫したりしていますか?

川口さん ありがとうございます。数名で始めたレッスンでしたが、ご参加くださった方がお友達に紹介してくだったりと口コミが広がって、気が付いたらもう16年目になりました。続けてこれたことにとても感謝してます。

心がけているのは、第一は安全であること、安心できることです。
生徒さんにケガがないように注意を払い、居心地がいいなと思っていただけるように、お一人お一人に話しかけるようにしています。また、生徒さん同士も話しやすいような雰囲気づくりを心掛けています。

――お教室運営はつい華やかなほうに目が向きがちですが、大事な生徒さんをお迎えするにあたり、まずは安全であることの大切さ、とても共感します。
また、レッスンを拝見していて、お一人お一人にきちんと向き合っていらしゃるな、と感じました。
そういえば皆さんに名札をご用意されていましたね。


川口さん ありがとうございます。名札は、初めて同士の方だったり、話しかけたくてもお名前がわからなくて躊躇してしまうことがないように、と思ってご用意しています。

――嬉しい工夫ですね。

川口さん 次に、生徒さんが求めていらっしゃるのは何なのかを常に気を配るようにしています。
料理教室に来ていただている理由を考え、それにお応えできるよう心がけ、少しでも多く新しい知識を持ち帰っていただきたいと思っています。

横井満里代先生1

おうちで作りやすいイタリアンを学べます。子ども向け教室や外部でのレッスンも好評。

――随所にそのお取り組みを感じました。ところで、長年続けていらして、お教室をはじめて良かったな、と思うのはどのようなことでしょう。

川口さん たくさんありますが、教室をしないと出会えないような方との出会いがあるのは、やはり一番嬉しいことです。
また、通ってくださる皆さんの成長といいますか、お料理を好きになってくださったり、楽しいと思えるようになったというお話を聞くと私もすごく嬉しくなります。特に、子どもたちの成長を感じることができるのは嬉しいですね。
皆さんのおかげで、自分自身も成長させてもらっています。

専門知識をいかしたレッスン


――実際にお教室を始めてみて、始める前にやっておいてよかったと思うのはどのようなことでしょうか。

川口さん 大学で管理栄養士の資格を取り、その後、製菓衛生師の資格を取ったのですが、これらの資格は取っておいてよかったなと思っています。
料理教室は、調理だけでなく栄養のお話もしますので、確固たる栄養の知識をつけておいてよかったです。

あとは、やっておいてよかったことではありませんが、食いしん坊だったのもよかったと思います(笑)。

――栄養面のお話に加え、調理も科学的に、理由と共に教えることができるのは素晴らしいと思います。食いしん坊であることがお仕事にプラスになっているのは良いことですね(笑)。

横井満里代先生2

管理栄養士でもある川口さん。調理・栄養の両方について専門知識を学ぶことができます。


――お教室運営において、主宰者の皆さんが一番気になるのは集客だと思いますが、どんな工夫をしていますか?

川口さん 生徒さんのご紹介や口コミが一番多いです。HP、ブログ、フェイスブック、インスタグラムをやっていますが、集客についてはまだまだ学ばないと思っていけないと思っています。

――紹介や口コミは、「参加して良かった」と思ってもらえたからこそ発生するものですから、それが一番多いのは生徒さんのご満足度が高いということだと思います。

さらに食の知識を拡大


――今も勉強を続けていることはありますか?

川口さん 和食、フランス料理、韓国料理と、ワイン、チーズなど、貪欲に食の勉強を続けています。

あと、習い事として茶道を続けています。
茶道は料理教室に直結する知識ではありませんが、自宅に生徒さんをお迎えして教えること、生徒さんの先頭に立って導いていく先生の姿勢は本当に勉強になります。

――幅広く学び続け、さらに知識を深めていらっしゃるのですね。
ところで、長年続けていらして、教室主宰者にとって大切なのはどんなことだと思いますか?


川口さん 生徒さんへの心配りが出来ることだと思います。
生徒さんはいろいろな立場の方がいらっしゃいますし、お教室に期待する内容もそれぞれです。それらにお応えできるよう努力が必要です。

横井満里代先生3

アットホームで居心地のよい雰囲気も魅力。料理が楽しくなる学びがたくさんあります。


――最後に、これからの夢やお教室の展望を教えてください。

川口さん 自宅教室に加えて外部のレッスン、子ども向け教室はこれからも続けていきたいですし、東京でもレッスンを開催したいと思っています。 また、菓子製造の営業許可のあるキッチンもありますので、お菓子やコンフィチュールの販売もしていきたいと思います。

――東京でのレッスン開催実現も楽しみにしています!
お菓子やコンフィチュールの販売も楽しみです。コンフィチュールは、すでにお取組みが始まっているとか。


川口さん はい、地元のショッピングモールで期間限定出店を何度かしています。おかげさまで毎回売り切れが出るなど、ご好評をいただいています。

――ますますのご活躍の広がり、楽しみです。今日は素敵なお話をありがとうございました。

川口さん こちらこそありがとうございました!

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お料理への情熱が研究熱心さを生み、、レッスンでの生徒さんへの心配りを大切にする気持ちが、居心地のよいお教室の空気感を作っているのだと感じました。
アットホームな雰囲気の中、しっかり学べて料理の知識が広がる、大切な友人にお勧めしたくなるお教室でした。

(おわり)

インタビュー・テキスト=窪田みゆき
写真=蟹江宏樹



プロフィール

川口かな江さん

川口かな江さん

管理栄養士及び製菓衛生士。
イタリアに洋菓子の留学の経験があり、帰国後自宅でお菓子教室を主宰。
しかし、本格的な洋菓子よりも留学中にホームステイ先で学んだ簡単に出来る家庭料理の方が評判になり、イタリア料理教室に変更。もちろん、料理教室でも簡単に出来るドルチェも紹介しています。

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