『アネックスクッキングルーム』金子美佐子さん

家に帰ってからも復習しやすい細かいレシピ

盛りだくさんのレシピはとても分かりやすく作られています

この日のメインは「塩たこ丼」。
気候の変化が激しいこの時期に、疲れを癒す成分「タウリン」が含まれているたこを使用。生徒さんへの気遣いがレシピにも表れています。関西では夏場、半夏至にタコを食べる風習があるそう。地域で違う風習を取り入れ、レッスンで楽しめるのも嬉しいですね。

ワンプレートの内容は
・塩たこ丼
・ガスパチョカップ
・トリハム（ピタサンド）
・マンゴーゼリー
でした。

彩り豊かなワンプレート

フルーツを盛り合わせたマンゴーゼリー

この日は急きょ天然酵母パンも！

説明や質疑応答が終わるとキッチンでいよいよレッスンの開始。
広い作業台で対面になるキッチンは、金子先生を囲んでとても見やすそう。
先生と生徒さんの距離が近く、間近で手際が見られるのは、生徒さんにとって嬉しいポイントです。

広い作業台を皆さんで囲みます

今回レッスンには、普段生徒さんとして来ている方が自主的にお手伝いに入っておられ、「いつもこんな感じで、手伝いに来てくださったと思ったら、違う回には生徒さんとしてレッスンに来てくれたりして、皆さんでお教室を盛り上げてくれるんです。」と、金子先生。
その言葉通り、先生が説明しながらレッスンを進める中、生徒さんが次に必要なキッチンペーパーを用意したり、遅れて来た方に説明してあげたりと、まるで全員サッカーのよう！
みなさんが各々のスタイルで料理教室を楽しんでいる、そんな様子が伝わってきました。

身近な距離で、たくさんのことを学べます

分かりやすい作業で、「わからない」を作らない

金子先生の説明を受け、皆さんが各々動き、どんどんレッスンが進んで行きます。
「うちにはお料理好きな人が集まるんです」と金子先生から事前に伺っていた意味がよく分かりました。
メインの塩たこ丼は、先に金子先生がお手本を見せ、後から生徒さんたちが協力して人数分作っていくスタイルです。

見本を見せ、生徒さんひとりひとりもしっかりフォロー

お手本は、わざわざ簡易コンロを用意し作業台で生徒さんに見せるという徹底ぶり！火加減や炒め具合など、細かく視覚的に確認できるので、すぐ身につくのだろうなと感じます。

生徒さん一人一人の自主性や能力の高さもあり、コンロを使って調理する方、下準備する方、テーブルを片づける方…各々が仕事を探して動きます。少し迷っても、そんなときは金子先生のレシピが大活躍。皆さん確認しながら作業を進めていました。

みなさんどんどん動いて料理が完成していきます

みなさんで作った料理が完成したら、料理をテーブルに運び、いよいよ試食タイム♪
生徒さん同士も仲が良く、試食タイム中も会話が弾み、終始楽しそう。
和やかで、開始から試食まで常に良いムードのお教室でした。

和やかムードの試食タイム

先生の説明を受け、その場でレシピを確認し、自ら動く。
金子先生のお教室でレッスンを受けると、絶対に料理上手になる！そんな風に感じるお教室でした。
次回からは金子先生へお教室運営についてのインタビューです。どうぞお楽しみに。

ディレクション：株式会社COOK ART
インタビュー：太田 えり
撮影：山口 圭市