『日々のパン』吉永麻衣子さん
原点に立ち返った“日々のパン”
――現在の“日々のパン”について教えてください。
前回もお話しましたが、日々のパンは、“親子のコミュニケーション”が基本のコンセプトです。忙しい日々の中に、美味しいパンを焼くという時間を取り入れられるぐらい簡単なパン作りをお伝えしたい、という思いが根底にあります。
そのため、まずは「パンを習ってみたいな」という一般の方が入れる会員制の“作りおきパン365with”というオンラインコミュニティを運営しています。そして、全国各地での出張パン教室の開催や、日々のパンのレシピを伝える「日々のパンの講師」の養成にも注力しています。
現在私は、主に講師の養成の方に携わっています。日々のパンの講師に向けて集客や教室運営についての勉強会・相談会を開催したり、日々のパンのスポンサー企業様との勉強会の橋渡しなどを行っています。
愛情をもって講師の方々を育てていきます
――本当に経営者を育てているような感じなんですね。
はい。みんなにしっかり講師として活躍してもらいたいと思っています。
講師のパン作りに関する知識・スキルは、日々のパンのオンライン講座のステップクラスがあるので、そちらでしっかり製パン理論を学んでもらうようにもしています。作業自体は簡単なものですが、やっぱりちゃんと講師として生徒さんたちの質問に答えられるようにしておいてほしいので。
カンタンに作れるだけじゃなくて、もちろん理論もしっかりと。
「人と人とを繋ぐ優しいブランド」に
――日々のパンには知識と技術の備わった講師が揃っているのですね。最後に、吉永先生の今後の展望について教えてください。
”日々のパン”をブランド化していきたいなと思っています。
「親子のコミュニケーション」を伝えるためにパン作りを伝えていますが、「”日々のパン”って、人と人を繋ぐ優しいブランドだな」と、みなさんに認知して頂けるぐらい広めていきたいです。
そのためにも、10年後には全国の幼稚園・保育園で日々のパンの出張パン教室が開催されていて、子育て中の方が一度は出張パン教室を体験してもらえている、ということを目標に頑張ってやっていきたいなと思っています。
”人と人をつなぐ”優しいブランドとして。
―10年後まで視野に入っているなんて、すごいです!
日々のパンの出張パン教室は、実は無償で出張を行っているんです。
材料なども日々のパンの本部から提供しているので、基本的に出張パン教室で園からお金をいただくことはありません。その代わり、私の思いに共感してくださったスポンサーさん方に沢山協力して頂いているんです。「すごくいいことしてるから、何とかして応援したい」と言ってくださる企業様に、スポンサーフィー、小麦粉やイーストなどをご提供いただいて出張パン教室が成り立っています。本当にありがたいなと思いますし、もっと頑張って活動していこう!とやる気が出ます。
一緒の方向を向いて活動できるスポンサー様に出会っていけることも、この先の楽しみです。
思いを共有できる皆さんと一緒に走っていきたい。
―ありがとうございました。
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「親子のコミュニケーション」としてのパン作りを広めるために、熱い使命をもって活動している吉永先生。インタビュー時の生き生きとした表情に、こちらもたくさん刺激をいただき感銘を受けました!吉永先生、ありがとうございました。
ディレクション:株式会社COOK ART
インタビュー:太田 えり
撮影: 佐藤 幸一
プロフィール
1981年生まれ。兵庫県宝塚市出身。
株式会社ミンナ、日々のパン代表講師。 3人の男の子のママ。
一般社団法人日本パン技術研究所リテイルベーカリー製パン技術ウェブ教育コース修了。
サロン情報
活動内容
「ごはんを炊くような気持ちで、パン作りを楽しんでほしい」と、忙しい人でも毎日焼ける「おうちパン」を考案し大好評に。現在、幼保施設にてパン教室を開催する「日々のパン」の活動を中心に、企業や雑誌へのレシピ、書籍出版など広く活動中。
書籍は21冊。「パンどろぼうの世界一おいしいパンレシピ」2023年「料理レシピ本大賞」子どもの本部門受賞。
レシピ発信をしているYoutube「吉永麻衣子の日々のパンレシピ」登録数約2万人。
2020年よりスタートした本格的なパン作りをお伝えするオンライン教室は毎月300名以上のご参加。
ジャンル:
料理・食育・食材 :
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パン
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その他 :
所在地:
神奈川県 横浜市