『Salon de lalapan』鶴見美子さん

生徒さんに最高のおもてなしを振舞いたい

――お教室のコンセプトを教えてください。

Salon de lalapanは「おもてなしをテーマにした非日常感」を大切にしています。
作り方はとっても簡単なのに、ひと工夫するだけでキラキラと宝石のように輝く一口のフィンガーフードが作れるようになったり、お家でもレストランのようなおもてなし料理が作れるようになったり。
そんなレシピを常に考えています。

キラキラと宝石のように輝くお料理たち。

――本格的な「おもてなし」が学べるんですね。

“おもてなし”を沢山の方に学んでいただけるように、Salon de lalapanは完全予約制にしています。決まった日時ではなく、ご予約いただいた方お一人お一人に合わせてスケジュールをセッティングしています。さらに、レッスン内容も生徒さんが希望するオンリーワンなメニューを組んでレッスンを行うようにしています。限られた時間の中で、生徒さんが「やりたい！」と思うことをやってあげたいし、このやり方は生徒さんがとっても喜んでくださるので。

生徒さん一人一人に合わせたレッスンメニュー

――まさに生徒さんのためのレッスンですね。他にも大切にしていることはありますか？

お料理を作ったその後も大切にしていますね。
せっかくお教室に来ていただいたのだから、生徒さん自身にもリフレッシュしてほしいなと思っていて。私がサービングする形で、作ったお料理はワインやソフトドリンクと共に試食してもらい、ゆったりと過ごしていただける空間づくりに気を配っています。
“生徒さんに非日常の空間を自ら体験してもらってリフレッシュしていただく“ために丁寧なおもてなしをすることもSalon de lalapanの特徴のひとつだと思っています。

作った後のリフレッシュタイムも大切に

料理教室は第二の人生のためにスタート

――サロンを開いたキッカケを教えてください。

初めにディプロマをもらったお料理を学んだのは、今から約33年前だったと思います。
その頃は、本当にお料理を全くしたことがなくて、ごはんも炊けない人で。花嫁修業のつもりで料理を習いに行ったんですよね。

――わあ、意外です！

料理教室に行ってみると、知らないことだらけで。私は普通にみんなができることができない状態だったんです。もう、「すごい！すごい！」「へーそうなるんだ」って、皆さんがすることや先生が教えてくれること全てに感動して、すごくワクワクした記憶があります。

今では手際よくお料理を作る美子先生！

――挫折とかしなかったんですか？

途中で仕事が忙しくなって、中々お教室に通うことが難しくなってしまったんですが、ふと第二の人生を考えて。会社を辞めたあとに、会社だけじゃない、他の選択肢として何かできたらいいなって。それが、自分が楽しいな、好きだなって思えたお料理教室が出来たらいいなと思って、再開したんです。

こんな経緯なので、初心者の方の不安な気持ちがすごくよく分かるんです。だから、Salon de lalapanでは初心者の方が楽しめるようにという意味も込めて、簡単なものや市販のものをそれっぽく仕上げることを大事にして、料理って楽しいなって気持ちを最優先していただけるようにしています。
初心者の方でも絶対大丈夫って思っていただけたら嬉しいです。私も、ここまで出来るようになったので！

取材チームにも生徒さんにも心配りが満載です

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お料理をしたことがなかったからこそ初心者の気持ちを理解し、お教室に取り組んでいるという美子先生。次回はインタビュー後半、最終回。最後までどうぞお楽しみに。

ディレクション：株式会社COOK ART
インタビュー：太田 えり
撮影：佐藤 幸一