薬膳教室『心味(ここみ)』 瀧本靖子さん
薬膳カフェのお客様に「教えてほしい」と頼まれて
――瀧本さんと中医学との出会いについて、教えてください。
瀧本さん もともと虚弱体質で、管理栄養士として働いていた20代の頃には、過労で体調を崩し、3ヶ月ほど入院しました。体質改善のために中医学の学校に通ったのが始まりです。本格的に学んで日々の食事に薬膳と取り入れたら、薄皮を剥がすように、少しずつ着実に健康な体に変わりました。
薬膳との出会いや、『心味』の歩みについて語る瀧本さん。
瀧本さん 当時の日本では、薬膳はあまり一般的ではありませんでしたが、「これを仕事にしたい」と、実家をリフォームしてカフェをオープン。そのうち、お客様から「教えてほしい」と言われるようになり、薬膳教室を開きました。
――導かれるように教室を開催されたのですね。教室運営は順調でしたか。
瀧本さん 最初は集客に苦労しました。今ほどインターネットが発達しておらず、新聞に折込チラシを入れて宣伝するような時代でしたから。それに、私自身、迷いもありました。「中医学の専門家というほどでもないし、料理のプロでもないし。中途半端な私が教えていいのかな」と。
楽しい講義で、中医学にハマる生徒さんが続出!?
――レッスンを見学させていただきましたが、瀧本さんの中医学と薬膳に対する熱い思いを感じました。とても輝いていましたよ。
瀧本さん 今は、この仕事が本当に楽しくて、天職だと思っています。あえて難しい用語は使わないで、やさしく、おもしろく伝えられることが、私の強みかなと思います。自分の体験も折り込みながら、「私にしか教えられないことがある」と感じています。
――『心味』に惹かれて集まる生徒さんは、どんな方が多いですか?
瀧本さん 一番多いのは、「お料理を習ってみたい。どうせなら健康に良いレシピがいいかも」という軽い興味でネット検索して、見つけてくださるパターンかもしれません。ここでの学びがきっかけで中医学にハマって、本格的にスクールに通い始める生徒さんもいますよ。
逆に、中医学のスクールを卒業した人が、「改めて学びたい」と来てくださることもあります。
参考書を片手に、熱心に講義を聴く生徒さん。
――軽い気持ちで『心味』に通い始めて、何年も続けている生徒さんも多いようですね。続けてもらうために、心がけていることはありますか。
瀧本さん とにかく、有意義でおもしろく、楽しい時間にしたいと思っています。生徒さんに、「ここに来て元気がもらえた」と言って帰ってもらえると嬉しいですね。
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次回はいよいよ最終回、インタビュー後半です。どうぞお楽しみに。
プロフィール
国際中医師
中医薬膳師
管理栄養士
フードコーディネーター
ソムリエ協会認定 ワインエキスパート
横浜および、東京世田谷を拠点として薬膳教室を開催。雑誌に薬膳の話やレシピを多数掲載、その他書籍の出版、飲食店のメニュー監修、イベント開催など多方面に渡って活躍中。
サロン情報
活動内容
東京世田谷と、横浜を中心に薬膳を教えております。
「季節と五臓で学ぶ1年基礎クラス」「テーマごとに学ぶ中級応用クラス」「美容薬膳と日本ワインのクラス」「大切な人を元気にする魔法の薬膳」など様々なレベル、テーマに合わせた講座があります。
ジャンル:
料理・食育・食材 :
家庭料理
健康食
薬膳
パン・スイーツ :
飲み物 :
ワイン
おもてなし・作法・美容 :
フラワー :
整理収納・お手入れ・防災 :
インテリア・アロマ・カラー :
クラフト・デコレーション :
その他 :
サロン特長:
初心者歓迎
平日開催
夜間開催
土日開催
お友達同士歓迎
男性参加OK
予約制
各種イベントあり
お酒の提供あり
所在地:
東京都