――レッスンの間、生徒さんの作業を確認しながら細やかに指導やサポートをしていらっしゃるのが印象的でした。レッスンではいつもどのようなことを心がけていらっしゃいますか？

野見山さん　自宅での開催ですので、なるべく生活感が出ないようにと心がけています。
例えばレッスンの前日はなるべく匂いの残らない食事にしたり、家族にも様々な点で協力してもらっています。

そしてレッスン中は、ご参加の方全員が楽しく参加できるよう気を配り、学びだけでなく皆さんの交流の場、癒やしの場であることを目指しています。
ここで生徒さん同士が仲良くなったり、素敵な交流が広がることが何より嬉しいです。

――ご家族の協力も心強いですね。

野見山さん　はい、家族の在宅日とレッスンが重なることもありましたが、極力協力してくれる家族にはいつも感謝しています。

「ここから交流が生まれて広がる喜びと、やりがいのある仕事に出会えたことに感謝」

――今も勉強していることはありますか？

野見山さん　お菓子もテーブルコーディネートも奥が深いので、まだまだ学ぶことが多くあり、ずっと勉強だと思っています。
特にお菓子の歴史･背景の知識を深めたいと思い、講座に通っています。
嬉しいことに尊敬できる師に出会い、世界が広がっています。

教室の未来

――教室をはじめて9年目とのこと、あらためて教室主宰者に必要だと思うことはなんでしょう。

野見山さん　教室を続けてきて特に大切だと思ったのは、
「参加者の皆さん全員に対して平等に接すること」
「いつも笑顔で気持ち穏やかに皆さんと接すること」
「サロンでの話題に気を配ること」。

この３つです。
私もいつもそうであるように心がけたいと思っています。

――野見山さんにとって教室はどんな存在ですか？

野見山さん　自分にとって最大の関心事であり、生き甲斐になっています。

「教室は生き甲斐。ご要望に応えながらずっと続けていきたいです」

――最後に、今後のお教室の展望や夢を教えてください。

野見山さん　教室も9年目に入り、当初からいらっしゃる方から最近いらっしゃった方まで、習ったメニューも様々です。
今後は今までのパターンにもこだわりつつ、皆様のご意見も幅広く取り入れ、個々のご要望にも応えられる教室にしていきたいです。
そして、ずっと長く続けていけたらと思います。

――これからも生徒さんのご要望にお応えし、ますます愛されるお教室に進化していかれますね。これからの展開もとても楽しみです。
今日は大変ありがとうございました。

野見山さん　ありがとうございました。

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好きなことが仕事になり、それが生き甲斐になる。そして、そこからたくさんの素敵な交流が生まれる――。
教室の理想の形を実現している野見山さん。これからも一層の広がりが楽しみです。

インタビュー：窪田みゆき
撮影：下原田 剛史