お料理サロンエトワールを始めて早12年。当初はおもてなしのレッスンだけだったところ、近年になってインナービューティーのレッスンも開始した木村先生。

きれいに年を重ねたい方に向けたインナービューティーのレッスンも開催

――インナービューティーを始めたきっかけは何ですか？

年齢を重ねるにつれ、体は食べたものでできているなっていうのをちょっと感じ始めて。体に取り入れるものの大切さを学ぼうと、ベジフルビューティーアドバイザーや野菜ソムリエプロの勉強をして資格をとったんです。そうやって学んだものを生徒さんにもお伝えしたくて、おもてなしレッスンとインナービューティーのレッスンの両方をやるようになりました。

――途中からインナービューティーレッスンが加わったことによって、一層お教室に幅が出たのでは？

エトワールに来てくださる生徒さんたちは、「完成した料理の見た目が映えるし素敵。なのに、簡単に作れちゃうところがすごく良い」と仰ってくださいます。
インナービューティー系の料理って、中身はもちろんのこと、見た目もヘルシーというか、少し簡素なものが多くて。食べてヘルシーで美味しいはもちろんですが、私はやっぱり、“見て美味しい”っていうのも大事だと考えていて。何より、エトワールはもともと「おもてなし料理」が根底にあるので、インナービューティーのお料理でも、ちょっと盛付けの工夫をしたりして、見た目は華やかになるよう工夫しています。それはエトワールならではだな、と自負しています。

“目でも楽しめる”は、エトワールの特権です

ストイックになりすぎず、まずは食を楽しんで

――見た目も中身も先生のこだわりがいっぱいですね。

でも、ストイックになりすぎてもよくないっていうのは、昔体験済みで。ダイエットにしても、「食べない！」って我慢するんじゃなく、食べたいなら食べる。その中で少し量を減らしたりして、ほどほどにする事が、一番ストレスがなくていいなと思っています。

食事は楽しむもの。ストレスをためるのはダメと話す木村先生

例えば、昔はコンソメなどの化学調味料を使っていたところを塩麹に変更してみたり、その素材の旨みを生かすようにしてみたり。おもてなしを崩さず、体もキレイになれる、そんな“体も心も満たせる”エトワールならではのレシピにしています。生徒さんにも、エトワールのインナービューティーなら出来ると仰っていただいています。

――無理なく楽しむ、ですね。

結局、やっぱり体と心のバランスをとりながら食べることが大事だなと思います。楽しみながら、自分が心地よい程度に体を気遣って、なにより“食”を楽しんでほしいなと思います。

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ご自身が食べることが大好きだからこその視点でお話をしてくださった木村先生。生徒さんへの深い愛が垣間見えました。次回はインタビュー後半、最終回です。どうぞお楽しみに。

ディレクション：株式会社COOK ART
インタビュー：太田 えり
撮影：伊藤　裕司