『アネックスクッキングルーム』金子美佐子さん

リラックスしているときにひらめくレシピ

アネックスクッキングルームを始めて30年以上。お教室について、金子先生に伺いました。

――長くお教室をされていますが、どんな生徒さんが多いですか？

ご新規の方も来てくださいますが、常連さんもたくさん通ってくださっています。食生活を勉強するようなコースもあって、医療関係の方が多いかもしれません。長年やっていると様々なコースが出来て、今ではクラスがいくつかある状態です。レッスンに来られる人にご要望を伺って、そのグループに合わせて多種多様な料理を作っています。

作るお料理も生徒さんの好みに合わせて

――長年の教室の他、新聞社や雑誌にも寄稿し、TVやラジオなどのメディアにも出演していると伺いました。レシピを考えるのは大変じゃないですか？

究極にレシピを考えている時に、朝目覚めたらレシピが出来上がってるんです。主人が「夜、寝ながら何が何センチって言ってたよ」と言っていて、たぶん寝ながら考えてるんでしょうね（笑）。
きっとリラックスしている状態になると考えちゃうんだと思います。スイミングやウォーキング中などに思いついたりするんです。きっと、入眠の時とかも含め、リラックスしているときに頭を空っぽにして料理に集中する無意識な時間を作り出せているような気がします。

熟考されたレシピがレッスンで学べます

作ったお料理が家庭の話題に花咲かせることを願って

――なるほど。

レシピは1つに絞らず、いろんな国のお料理を考えています。コロナ禍で中々海外に行けなかった時でも、習ったお料理をご家庭で作ることで、皆さんでその国に行った気分になってもらったり、話を弾ませてもらったり。難しすぎず、簡単に作れて、そうやってご家庭に貢献できるレシピを考えています。
実際、南インドのランチをお料理でお出ししたら、そのあと「南インドに行っちゃった！」なんておっしゃる生徒さんもいて。さすがに中々そういう方は珍しいですが、でも、ご家庭の食卓に話題の一部として花を咲かせていただけるなら嬉しいですね。

このレシピが話のきっかけになったら嬉しいです

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お料理を心の底から楽しんでいらっしゃる金子先生。料理への愛が言葉の端々から感じられました。次回はインタビュー後半、最終回です。どうぞお楽しみに。

ディレクション：株式会社COOK ART
インタビュー：太田 えり
撮影：山口 圭市