――「ラ・ミア・ターボラ」でレッスンできるメニューについて教えてください。

やはり、イタリアマンマの料理というところにはこだわっています。デザートはそれに限ると、中々幅が広がらないので欧米のお菓子も幅広く取り入れて教えているんですが。
私自身がイタリアから帰国してすっかり日本食で満足してしまわないように、今まで覚えたことを少しでもアウトプットして、自分自身を活性化していきたいという思いがあります。
そのために、ラ・ミア・ターボラを始める前は少しだけ、ママ友に個人的に料理を教えたりしたのが始まりで、そこから「イタリアマンマの料理」を大切にして今に至っています。

ラ・ミア・ターボラの根底は「イタリア料理」

――本格的なイタリアンという感じですか？

そうですね、本格的なイタリアンにちょっとアレンジをする、みたいな。
皆さんに馴染んでもらえるように、ちょっと日本風にしたりします。
例えば、リゾット一つ作るにしても、山形の旬の山菜やキノコを入れてアレンジしています。もちろんイタリアでもキノコは使いますが、地元でとれるヒラタケや舞茸を使ったりして、山形らしさも感じて貰えるように工夫しています。

――イタリアも山形の風土も感じられて、とても豪華ですね！

実は山形の河北町は、私がレシピを寄稿してアンバサダーをつとめている“かほくイタリア野菜研究会”という農家さんのグループがあるんです。イタリアと姉妹都市になっている市もあります。
イタリア中部と緯度が近く、四季のハッキリした日本の気候にも似ているイタリアは、そういう意味でもとても深いつながりがあるように思います。
私のお教室に来てくださる方も、イタリア料理に興味のある方が多いです。
食堂を経営している方やお料理教室を主宰されている方をはじめ、「イタリア野菜ってどうやって食べたらいいんだろう？」とか「イタリア料理の調味料ってどの様に使ったらいいんだろう？」と疑問に思った方なども、ラ・ミア・ターボラに来てくださいます。

初心者から上級者まで、たくさんの人がレッスンに通います

時には旬のイタリア野菜を使ってのレッスンもしています。また、調味料も、手に入るものはご紹介していますし、「この調味料買っても使いきれないよ」というような方には、代用になるものをお伝えしたりしています。アレンジできる部分などもその都度アドバイスして、イタリア料理がよりみなさんにとって身近になるように心がけています。

１０月から伊豆でのレッスンも始動

――今後の展望や将来の夢はありますか？

今、主人は伊豆に移り住み、そちらで事業を行っているんです。子ども達も東京に出ていて、私は伊豆と山形の二拠点生活をしています。
以前から、山形だけでなく伊豆でもお教室が出来たらいいなと思っていて、伊豆に滞在中は不定期でしたが料理教室を開催していました。伊豆は山形とは全く違った食材で、例えばかんきつ類や魚介類が本当に豊富なので、そういったアレンジも楽しいなって。

その思いが叶って、いよいよこの１０月から、伊豆でもレッスンスタートすることになりました！

伊豆でもレッスンをスタート！

とても素敵な生徒さんたちに支えられて、ここまでやって来られた山形の料理教室は、これからも大切にしていきたいです。生徒さん達が楽しく、美味しく学べる居心地の良いお教室をこれからも模索していきたいなと思っています。
「ラ・ミア・ターボラに行くとすごく楽しいな」とか「美味しかったな」とか、また行きたい・行ってよかったって生徒さんに思ってもらえるように頑張りたいですね。

今後も居心地の良い教室や、生徒さんが喜んでくれるようなレシピを提供していけたらいいなと思います。山形と伊豆、両方のお教室をより良くしていきたいですし、いつまでも、生徒さんのために情熱的でありたいなと思っています。

ラ・ミア・ターボラは、本当に楽し気な雰囲気漂うお教室です

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三橋先生のイタリアやお料理への情熱、そして生徒さんのために常にステップアップしていきたいという愛情を随所に感じられるインタビューでした。三橋先生、ありがとうございました。

ディレクション：株式会社COOK ART
インタビュー：太田 えり
撮影：岡崎 真人