喜ぶ笑顔が楽しみな、パン作り

「23番地COOK」主宰 秋山直美さん

インタビュー連載 第2回

今月のサロネーゼは、東京都台東区で料理教室「23番地COOK」を主宰する秋山直美さん。 ”楽しむ食文化『FOOD ART』 ”をテーマに、お料理のほか、講師認定資格も取得できるデコ寿司やアートぱん(デコパン)、デコもち講座も開催。 ここでしか学べない技術やセンスを求め遠方から通う生徒さんも多数です。美味しくて可愛い出来上がりには、誰もが笑顔に! 今回は、5月中旬に開催された、”アートぱん技能認定講座”の模様と秋山さんのインタビューを4回にわたりお届けします。 第2回目はお教室の紹介とレッスンレポート後半です。

掲載日:2017/6/12(月)

秋山直美さん

秋山直美さん

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手捏ねも醍醐味


この日取材させていただいている初級クラスでは、ヒヨコ、ブタ、ぐるぐる模様の3種のアートぱんを作ります。
まず1品目のぐるぐる模様を捏ね終わり、型に入れて二次発酵タイム。その間にあと2品分の生地を捏ねて作ります。

「ではあとの2品分の生地をしっかり粉から捏ねていきますよ。ボウルに粉を入れてくださいー!そして、イースト、それと離して塩を入れてください。その理由は・・・」

粉はあらかじめ計量されており、作業もスムーズ。ポイントになるところは、皆さんにしっかりと伝えていかれます。

「直美先生、バターはどのタイミングで入れますか?」

「バターはグルテンの形成を妨げるので、ある程度成型できてから入れます。入れるタイミングがきたらお伝えしますね。ハイ、では頑張って捏ねてくださいー!」


秋山直美先生1

食べてくれる人の笑顔を想像しながら生地作り。かけた時間と手間の分、楽しみが広がります。


しっかり踏ん張って力を入れて捏ねていく生徒さんたち。

「汗がでますね~」
「着替えをご持参の生徒さんもいらっしゃいますからね(笑)。がんばれー!」

力のいる作業で大変ですが、”これぞパン作りの醍醐味””無心になれて楽しい”という生徒さんも多いのだとか。
いずれにしても皆で一緒に取り組む様子はとても楽しそうです!

表面がつややかになってきて、秋山さんが確認してOKであれば分割して一次発酵させます。
そして先ほどの1品目の二次発酵の様子をチェックして大丈夫であれば、焼いていきます。


完成を想像してワクワク


その間に、ヒヨコとブタで使うソーセージをカットして準備していきます。 秋山さんのリードでカットしていきますが、これが完成形のどの部分になるのでしょう?皆さんワクワクしながら取り組んでいらっしゃいます。

一次発酵が終わった生地で最初はヒヨコを作っていきます。くちばしはソーセージ、目はレーズンで作りますが、置き方によって出来上がりの顔の表情が違うとあって、皆さん、可愛いパンになりますように・・と願いながら丁寧に作っていかれます。
出来たら型に入れて二次発酵へ。今から焼き上がって切る瞬間が待ち遠しいです!

室内にパンの焼き上がりのいい香りが広がって、1品目が焼きあがりました!型から出して、冷まします。模様が気になるところですが、粗熱が取れるまで少し我慢です。

続いて、最後の3品目のブタのパン作り。こちらもソーセージをうまく配置して、発酵のために型へ。作っている間も様々な会話が弾みます。
皆さん年齢もお住まいもバックグランドも全然違いますが、「この教室で習ってみたい!」という感性が同じなので、初めてお会いする方同志でもとても和やか。皆で一緒に作業をするので、なお一層親近感が湧きます。そこに、秋山さんが楽しい話題を提供をして、ますます一体感が生まれます。
こうしたつながりや会話も、レッスンに参加する楽しみの一つです。


秋山直美先生2

早速1品目が焼き上がり、カット。それぞれ少しずつ異なる可愛い柄に歓声が広がります!


さぁ、最後のヒヨコを型に入れたら、いよいよ1品目のぐるぐる模様をカットです。

「わーー美味しそう!」

皆さんの歓声があがります。

「今日は玉子など挟むものを用意していますので、サンドイッチにしましょう!どうぞ、お作りになってください。できたら試食にしましょうね」

基本的に生徒さんが焼いたパンはお持ち帰りができ、先生が作ったパンを試食でいただきます。今日はサンドイッチで楽しんでいただけるようにと、ハニーマスタードやこのパンに合う具材が用意されていて、早速皆さん思い思いに挟んでいかれます。


焼き上がりに感動!美味しさも格別


「美味しいー!」
「サンドイッチにするとおしゃれですね~」
「可愛いです!今度の親子遠足に持っていきます。子どもが喜んでくれそうです」

続いて焼きあがったヒヨコもカットして、皆さんにまた笑顔が広がります。
嬉しいことに私たちもお味見をさせていただいたところ・・・想像以上にふわふわでしっとり、なんとも美味しい!こんな可愛くて美味しいパンがおうちで焼けたらどんなに家族が喜ぶだろうと、幸せな気持ちになりました。

皆さんの試食の間も、秋山さんはオーブンの様子に目を配り、きれいな焼き色がつくようチェックして焼き時間の調整をしていきます。
また、最後の1本の焼き上がりを待つ間に、復習と質問タイムも。今日のアートぱんのことだけではなく、お教室で教えているデコもちのことなども質問がありました。


秋山直美先生3

いよいよ完成!それぞれ表情が違うのも楽しいところ。食べるのがもったいないほどです!


ヒヨコ、ブタ、と焼き上がり、粗熱を取ってカットしてみると・・・それはそれは可愛い顔が出てきました!ブタは、鼻のソーセージにストローで穴を開けて完成です。

「このあとお友達のおうちに行くのでおすそわけしたいな・・・。自宅用と半分にしますね」

「じゃあ袋を用意しますよ!ハイ、これ使ってください!」

秋山さんの嬉しい心配りです。
受け取ったお友達や、お持ち帰りになってご家族がどんなに驚いて喜ぶでしょう。

午前中の3時間で3品作った充実のクラス、最後は修了証が手渡されました。

「皆さんお疲れさまでした!今日はいかがでしたか?ぜひこれからもアートぱん作りを楽しんでくださいね。おうちに帰って何かわからないことがあったらいつでもご連絡くださいね。パンだけでなくデコ寿司やデコもちのことでも大丈夫ですよ」

レッスンはアットホームな雰囲気で質問も気軽にしやすいですが、帰宅後に浮かんだ質問もしっかり対応してくれるとのことで、それも嬉しいサービスですね。

お教室のコンセプトでもある、”可愛い”から感動が広がることを実感、とても楽しくて幸せな気持ちになるレッスンでした。
今回は「アートぱん」技能認定講座の初級クラスでしたが、デコ寿司やデコもちのほか様々な単発レッスンも頻繁に開催されていますので、ぜひ情報をチェックしてみてください。

手作りの美味しさ、皆で作る楽しさにも出会える素敵なお教室です。

さて、次回は、お教室開催情報やはじめたきっかけなどを伺ったインタビュー前半をお届けします。どうぞお楽しみに!

Q&A人気サロネーゼに7の質問 Question

サロン/教室名の由来は?
「23番地cookの23番地って、どういう意味ですか?」って、皆さんによく聞かれます。
答えは、シンプルで「23番地cookが生まれた場所の住所」なんです。
元々、教室をやろうと思って始めたわけではないんです。
私が初めて見て感動した飾り巻き寿司をお友達にプレゼントして、同じく感動してくれた友達が集ったサークル活動が起源。
その活動に名前を付けようという事になり、ついた名前が住んでいた住所が23番地だったという事で「23番地cook」になりました。

サロン/教室を開いたきっかけは?
講師として活動し始めた時、大きく2本の柱がありました。
1本目の柱は、名前の由来でも触れさせて頂いた、サークル活動の延長。
2本目の柱は、カルチャーセンターです。
こちらは、「勢い」でスタートしました。
飾り巻き寿司講座の見学に行き、切った断面から出てきたパンダと目が合い「これだ!」と思いました。
その日のうちに上級コースまで申し込み、認定講座を受講する前から「こんなに可愛い巻き寿司が巻けるので、レッスンをさせて下さい!」と営業をしに行ったのを覚えています。
と同時に『クッキングコミュニケーション』を提案していきたかったので、合コンや会社の親睦会などにも積極的に取り組みました。

サロン/教室の特徴、コンセプトは?
一般的にお料理って、『美味しい!』や『栄養がある!』なので表現される事が多いと思いますが、23番地COOKでは、心に美味しい栄養たっぷりの「可愛い!」という事がテーマ。
料理なのに「可愛い」って何!?
女性は、好意を持ったもの、感動したもの全般に「可愛い」と表現する傾向があります。
なので、単なる料理の技術を学んでいただくための教室ではなく、料理を通して「感動」を持ち帰ってもらう事が目標のレッスン。
そして、家族やお友達に「料理を通して」笑顔を届けてもらえるようなレッスンを展開。

どんな生徒さんが多いですか?
楽しい事、人をもてなす事が大好きな活発な女性が多いです。
平日の昼は、専業主婦の方、平日夜・土日は、OLさんやママ、子連れの方で賑わっています。
初めは、1人で参加される方も多いですが、「会いたい友人とちょっと食事に行こう!」って感じで来て下さる方やリーダー的な方は、プライベートレッスンの企画をしてグループで来て下さる方も増えてきました。
また、自分で教室を開きたい!若しくは、開いてる方の交流の場にもなってます。

レッスン情報(開催頻度やクラス内容、料金、定員など)
【単発レッスン】
◎アートぱん~可愛い顔がどんどん出てくるので、思わず薄~くスライスしてみんなに配りたくなっちゃいますよ(*^_^*)
◎デコもち~青森の下北半島の郷土菓子(ベコ餅)を現代版にアレンジ!書籍出版をし、認定講座の教科書として使用。
◎デコすし~私の切っても切っても講座の原点のデコ寿司!
・内容
出来上がったら「きゃー!」となること間違いなし。 見て可愛い、食べて美味しい、切っても切ってもかわいい絵柄が出てくるアートな料理の単発レッスンです。 体験感覚で受講でき、初めての方でも大丈夫♪
・料金:5,000円

【ディプロマ発行!認定講座】
◎アートぱん
◎デコもち
◎デコ寿司
・内容
見て、食べて、作って幸せになれる切ってもシリーズ!この感動を、沢山の方に伝えたい!「そうだ、先生になろう?」と思った方の為のディプロマ講座です。 足ふみしてる方の背中をポン?と押しちゃう講座です!
・料金:各講座によって異なる

・サロン/教室を主宰してよかったことは?
ズバリ「人」との出会いですね。私にとって、料理は単なるツール。
幸せに生きていくためのツールです。いつも支えてくれるスタッフ、大好きなあの人この人、楽しいイベントごとや日々の事。
教室から生まれた沢山のモノ、コト、ヒトに囲まれていることです。

レッスン中、心がけていることはどのようなことですか?
レッスンでは、奇跡に近い確率で当教室を選んでくださって、大事な時間とお金をかけてわざわざ足を運んで頂いている!という事を忘れない様にしています。
「可愛さ」に感動して、思わず写真をとって自慢したくなるような空間&雰囲気作りを心がけています。
元々、私は、「先生」と呼ばれる事が好きではありません。
調理学校を卒業したわけでも、どこかで修業を積んだわけでもないので、大したものではございません(笑)。
ですので、生徒さんが作れるようになる技はお伝えしますが、私自身もどんな方からも学ばせていただく事はあると思い、同等の立場でいるように心がけています。
気さくに話しかけたり、相談できるような空気感を作れたらいいなぁと思っています。

初めて通ってみたい方へ、申込方法や持参するものは?
楽しむ気持ち!



インタビュー・テキスト=窪田みゆき
写真=原田圭介

プロフィール

秋山直美さん

秋山直美さん

1977年、福島県喜多方市出身。
経営ノウハウを学ぶため、大手料理教室を経て、リクルートに就職。飲食店への飛び込みメインの営業経験から、人は人によって動く事を身を持って学ぶ。
2011年3月 23番地cook設立。
プライベートレッスン~1日100名の大規模レッスンまで対応。日本デコ寿司協会技能の最高峰インストラクターとしても活躍中。

想いを料理で伝えたい・・・おめでとう!有難う!大好き!言葉にならない感謝の気持ちを料理で伝えられたら。テーブルに並べられたとたんに笑顔と歓声が起こる愛いっぱいの料理の数々!
お料理はコミュニケーションと語る彼女の教室はいつも笑顔と熱気に溢れてます。
なぜかナオミ先生のレッスンを受けると【私も先生になれるかも?】と思えるくらい、料理が簡単で楽しくて素敵なものに思えてきます。
生徒さんの声を生かした大手企業レシピ考案から営業同行、商品開発。
健康、美容関係の食品の依頼も多数。

サロン情報

「23番地cook」

クッキングコミュニケーションを提案する秋山直美です。
「こころ華やぐ、お料理タイム」がモットーです。
私にとってお料理は、コミュニケーションのツール。
冷蔵庫に常備しているワインが進むレバーパテ。
大好きな彼が、愛する家族になったら、塩を小さじ1から半分にしてみる。
お家で再現できるお料理の魅力を、ギュッとレッスンに詰め込んだ、入会金なし・一回完結のレッスンですも人気です!
先生になりたい方の応援にも力を入れてます!

ジャンル:

家庭料理、日本料理、イタリアン、健康食、パン、日本酒、おもてなし、フラワーコーディネート、、キャラクター弁当、飾り巻き寿司

サロン特長:

初心者歓迎、平日開催、夜間開催、お友達同士歓迎、男性参加OK、少人数制(6人以下)、体験教室あり、子供教室あり、予約制、各種イベントあり、レンタルあり、駅近(徒歩10分以内)、お酒の提供あり

ホームページ、ブログ:

https://www.facebook.com/23fanDecookrentoLiaoLinoJiaoChaDian/timeline

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