お菓子作りを通じて幸せな時間を

国吉和美さん

国吉和美さん

インタビュー連載 第3回

今月のサロネーゼは、東京・南青山で『お菓子教室アン・ガトー』を主宰する国吉和美さん。本格的なお菓子を家庭で作りやすいように指導し、また、安心安全な素材で手早く簡単にできるスイーツを伝えて20年以上。様々な年齢・職業・国籍の生徒さんが集まり、著名人もお忍びで通う人気のレッスンにお邪魔し、その模様とインタビューを4回にわたりご紹介。
第3回目はお教室のコンセプトや開設のきっかけなどインタビュー前半です。

掲載日:2011/9/20(火)

お菓子教室アン・ガトーでお教えしていること

───レッスンお疲れさまでした!笑顔の絶えない楽しいレッスンでしたね。なんともう20年以上も教え続けていらっしゃるんですね。

国吉さん そうですね~、早いものです。お教えしているのは、ずっと変わらず「家庭で簡単に作れるお菓子」です。少量でも失敗なくおいしく出来るように、そして家庭にある道具で作れるようにレシピを研究、工夫してご提案しています。

お菓子って、作る時も食べる時も幸せな気持ちになりますよね。そんな幸せな時間を多くの方に沢山持ってもらいたんです。
私自身も娘が3人いて、子育てをしながら仕事をする中、手作りのお菓子を子供達に出していました。同じように忙しいお母さんでも、お子さんにおいしいお菓子をパパっと作ってあげたり、お子さんと一緒に作ったりできるようなお菓子もお伝えしたいと思っています。

教室風景
「ご家庭で、お菓子作りを通して幸せな時間をたくさん持っていただきたいんです」


───ご自身のご経験も活かされているのですね。アン・ガトーでは今日のようにグループレッスンのほか、マンツーマンや出張レッスンも大人気とか。

国吉さん はい、それはとっても多いです。マンツーマンでは”お嬢様のひな祭りのケーキ””ご主人のお誕生日ケーキ””彼への特別なバレンタインスイーツ”など、一人ひとりのご要望にお応えしてオリジナルのお菓子をお教えしています。

体験教室もありますし、まずは気軽にお越しいただきたいです。


初心者からプロを目指す方まで

───どんな生徒さんが多いですか?

国吉さん 年齢層もいろいろで、お菓子作りは全く初めてという初心者からプロを目指す方まで、男性も女性も幅広く来て下さっています。主婦の方、この近くのOLさんや男性会社員の方、経営者、芸能人、スポーツ選手、作家さんなど有名な方も多いです。外国の方も結構いらっしゃるんですよ。

───本当に幅広い生徒さんですね。みなさんがいらっしゃるきっかけは?

国吉さん 一度いらした方の口コミや紹介、あとはホームページを見てという方がとても多いです。ホームページは17、8年前に、インターネットに詳しいスタッフがいて作ってもらったのですが、当時はまだまだホームページ自体が少なくて、世界中からたくさんのアクセスがありました。

今も遠方からホームページがきっかけで来て下さる方が多いですね。地方の中学校の先生から、修学旅行で上京するときにお菓子作りを習いたいんだけど、とご相談があって、生徒さん達にお教えしたこともあります。

教室風景
一人一人のご要望に柔軟に対応。生徒さんは初心者からプロを目指す方まで幅広い


───ホームページの威力は大きいですね!長年通う方、遠方からはるばる来る方、著名人の方など本当に幅広い生徒さんですが、みなさんが通う魅力は何でしょう?

国吉さん おかげさまで・・自分でははっきりわかりませんが、きっと「家で再現しやすいこと」でしょうか。他のお教室にも通っている生徒さんなど、「難しいものを習っても、家で作るのは、お教室と同じ味が再現できる先生のレシピばかりなんです」と言っていただくことが多いんです。

もっと沢山の方に伝えたい

───お教室をはじめたきっかけは?

国吉さん 自宅でよく娘達やお友達にお菓子を作って出していたのですが、周りの方に「教えて」と言われるようになり、自宅で教え始めたんです。お菓子とお料理については結婚前に学校に通い、海外でも勉強していました。海外で体験した、料理を大らかに楽しむことや、家族みんなで作ったりおもてなしをする楽しさも伝えたいとも思っていましたね。

自宅は郊外なのですが、数年後、「もっと沢山の方にお伝えたい。でもどうしたらいいだろう・・」と考えるようになり、「そうだ!主人の会社で事務所として使っている、都心にあるこの場所を使わせてもらおう」とひらめき、相談して、ここでの教室がスタートしました。

教室風景
口コミや活動が注目されて様々なメディアにも登場。漫画のモデルになることも


───始めるにあたり準備したことはありますか?

国吉さん 特にないんです~。まずはあるものでスタートしようと思いましたし、家庭にある道具で作れるものをお教えすることがコンセプトですので、特別な物は用意していません。

ご自身の体験ときっちり学んだプロの技術をいかし、家庭で作りやすいお菓子を研究し、教え続けている国吉さん。教室名「アン・ガトー」と1回1回のレッスンにたくさんの”ありがとう”の気持ちを込め、生徒さん一人一人を大切に。
そのコンセプトと姿勢が、長年に渡り幅広い生徒さんから支持されている理由なのかもしれません。

次回は国吉さんの愛用の道具や長年運営するコツ、今後の夢などをお尋ねします。どうぞお楽しみに。

前回のインタビューはこちらから



インタビュー・テキスト=窪田みゆき
写真=原田圭介

プロフィール

国吉 和美さん

国吉 和美さん

『お菓子教室アン・ガトー』主宰

東京青山にて15年にわたり洋菓子その他スイーツ全般の教室を主宰。
フランス、日本の料理学校で学ぶ。製菓衛生師、調理師資格あり。元、NHK文化センターで講師。作りやすく美味しくヘルシーなお菓子のレシピを考案。雑誌、サロンでも活躍中



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商品



レシピ

豆乳パンナコッタ

sugiyama_beef.jpg
材料(直径4cmのゼリー型5個分)

★直径4cmのゼリー型5個分

豆乳 120cc
生クリーム 80cc
砂糖 40g
粉ゼラチン 4g
水 大さじ3
ラム酒 大さじ1/2
バニラオイル 適量
黄桃(缶詰) or 季節のフルーツ 適量

作り方
  • 小さい容器に水を入れ、ゼラチンを入れてから混ぜてふやかしておく
  • 耐熱ボールに豆乳、砂糖をいれてよく混ぜラップをかけないで、レンジ600Wで約1分加熱する。加熱したボールに①を混ぜる。(ゼラチンは液体温度が80℃以上に温まるとよく溶けます)
  • ②に生クリームを入れてよく混ぜ、バニラオイルとラム酒を入れて混ぜてからゼリー型へ流し込む。
  • 冷蔵庫で30分以上冷やして出来上がり

    ※フルーツをミキサーにかけて砂糖を適量でソースにしてもよいし、刻んだだけでもよい。
    上にのせていただく
    ※フルーツの代わりにハチミツもお薦めです。

ザ・カクテル(洋酒&果物のハーモニー)

sugiyama_beef.jpg
材料

<生地27cm×25cmのプレート1枚>
薄力粉 80g 、 卵(Mサイズ) 2.5個
砂糖 75g 、 牛乳 小2 、 バター(プレート用) 適宜
ベーキングパウダー 小1/3

<ホイップクリーム>
生クリーム 200cc 、 砂糖 18g

<キルシュワッサー風味のシロップ>
砂糖 10g 、 水 20cc 、 キルシュワッサー 小1/2

<オレンジのソース>
砂糖 小さじ1 、 オレンジの果汁 60cc
コーンスターチ 小1弱 、 コアントロー 小1

果物(オレンジ1個、キウイ、マンゴー、イチゴ等季節のもので)、缶詰も可

作り方
    ★準備★
    ①ロールケーキ用天板に紙を2枚重ねて敷きます。
    ②オーブンは180℃に温めておきます。
    ③薄力粉、ベーキングパウダーは合わせて2度ふるっておきます。

  • ボールに卵いれて混ぜ、砂糖を加えて混ぜ、60度の湯煎にあててきめ細やかになるまで丁寧に泡立てます。
  • 粉を①にいれてゴムベラでさっくり混ぜ、牛乳もいれて混ぜ込みます。
  • 準備しておいた天板に生地を流し入れ、表面を平らにならして、180℃のオーブンで10分位、きつね色になるまで焼きます。
  • 冷めたら生地を3枚に切り分け、生地の上にシロップを刷毛で塗ります。
  • ツノが立つくらいにホイップクリームを泡立てます。3枚の生地にパレットナイフでクリームを平らにのばし、2枚の生地に果物の刻んだものをそれぞれのせます。
    ※1枚目、2枚目の果物は違う色がオススメ。 (例:下がキウイで上が桃)
  • 3枚目の生地を上にのせて表面にクリームで飾りの絞りをのせ、刻んだ果物で飾りづけをして冷蔵庫でよく冷やします。


  • ★オレンジのソースの作り方★
    ①小さい耐熱容器に、オレンジの果汁、砂糖、コーンスターチをよく混ぜてからレンジ(600W)で1分30秒。
    ②途中、2度取り出してよく混ぜる。とろみがついたらコアントローを加えて混ぜる。
    ③オレンジの皮をすりおろして加えるとさらに香りがひきたつ。

    ★シロップの作り方★
    水と砂糖を煮立てて、冷めたら香りづけの洋酒を加える。

    ★仕上げ★
    お皿にソースで描き、切り分けたケーキをのせていただく。