通いやすい料理サロンを追求

satok186.jpg

佐藤 桂子さん

インタビュー連載 第2回

今月のサロネーゼは、東京都港区、麻布十番のご自宅で『佐藤桂子クッキングサロン』を主宰する佐藤桂子さん。フランス、イタリア、アメリカ料理を中心に、旬の食材を使った簡単で華やか、でも家庭で気軽に作れるおもてなし料理を教えていらっしゃいます。豊富な海外生活経験から生まれるセンスやしっかり培った料理の技術を、くつろぎの空間で学べると好評のレッスンの続きをお伝えします。

掲載日:2011/1/17(月)

 

いよいよ巻きます!

さぁ、寿司飯の準備もでき、いよいよ巻き寿司の開始です。

「ではまずカリフォルニアロールを作っていきましょう!最初に私が1本作りますね。ラップを広げて、80gのご飯を広げてゴマをかけ、ひっくり返します。そしてレタスを適量、クリームチーズ、アボカドなど中身をのせ・・そしてマヨネーズを細くかけて・・一気に巻きます!」  

satok20.jpg

切った時に華やかに見える具材の置き方、巻きすできっちり巻くコツも伝授。生徒さんの注目が集まる中、きれいなカリフォルニアロールが出来上がりました!

「では皆さん、2本ずつ巻いて下さい。このあとアンパンマンを巻く時もこのコツを思い出しながらやってくださいね」

早速生徒さん達が取りかかり、佐藤さんのお手本通りきれいに作っていかれます。
皆さんもお見事!

satok22.jpg

「できましたー!」

「皆さん素晴らしいですね!ではいよいよアンパンマンを作りましょうー!」
 

ポイントは、きちんと計ること!

「ポイントは、きちんと計量することです。順番通りにやればうまくいきますので大丈夫です!では、パーツから作っていきましょう。まずは鼻から・・」

と、鼻になるウィンナーや口になる干ぴょう、眉毛になる食材などを用意していかれます。

「はい、ここまでは下準備でした。今日は、事前に皆さんの分のパーツを全て作ってありますので、このあと一緒に巻いていきましょう」

ここでどーんと山盛りのパーツが登場!レッスン前日に佐藤さんが一生懸命準備されたようです。

「わーすごい!」

きっと長時間かかったであろう細かな作業に、生徒さんも驚かれます。

「では早速作っていきましょう。ご飯はちゃんと計量しないと、大きなおでこやあごになってしまいますので気をつけてくださいね(笑)」

satok23.jpg

「アンパンマンの顔を逆さまに作っていきます。最初に、まゆとまゆがくっつくのを避けるために真ん中に山を作ります、目と目の間に5gのご飯をおいて・・次に口は、なるべく丸みをつけて下さいね。くぼみに10g、口の上に30gかぶせてください。そして・・」

まるで繊細な工作のように、少しずつ丁寧に丁寧に作成していきます。皆さんの表情は真剣そのもの!

satok24.jpg

生徒さん一人ひとりの進み具合に気を配りながら、さりげなく使い終わったお皿をさっと下げるなど、生徒さんが快適に作成できるよう気を配る佐藤さん。
作る楽しさに存分に集中してほしい、という思いが伝わります。
 

できて感動!

「皆さん、出来上がりをイメージしながら巻いていって下さいね。そして・・はい!巻きすでしっかり巻いて、よーく固定してください。出来上がりました!では2本目も頑張りましょう!」

すぐに2本目に取りかかる生徒さん達。1本目よりスムーズに進み、出来た方から六等分に切っていくと・・

「かわいいー!」「できてるできてる~」「感動です!」と嬉しい声が響きます。

satok25.jpg

「良かったですー!実は飾り巻き寿司の中でもアンパンマンは一番難しいんです。レシピも最初のころからどんどん変わっていて、どうやったらもっと上手くできるだろう?あと5g、あと10g・・と研究を重ねてきたんです。ぜひお家でも作ってみて下さいね」

と佐藤さんも嬉しそう。
お皿いっぱいに様々な表情のアンパンマンが並び、子供たちも大喜びです。
 

レッスンはかけがえのない時間

他のメニューもテーブルに揃い、試食の開始です。

佐藤さんがワインセラーから、今日のメニューに合うワインをセレクトしサーブすると早速、「ワインもおいしい!」と声があがります。

satok26.jpg

「ワインは知人から仕入れていて、2,000円以下の質の良いワインをご紹介しています。高くておいしいのは当たり前ですが、手ごろでおいしい、日常楽しめるものをお伝えしたいんです」

ママ仲間とあって、生徒さん達も実に楽しそうに会話が弾みます。

sato27.jpg

「そんな中、『佐藤桂子クッキングサロン』の魅力を伺ったところ、

「簡単で豪華に見える、おいしい料理が学べます。よく家で再現しますが、とても好評です」

「レシピを簡単に書きおろしてくださっているので、とてもわかりやすいんです」

と、皆さんのご意見が重なりました。

子育ても含め日々忙しい中、実用的な料理が学べる仲間と楽しむレッスンは、皆さんにとってかけがえのない時間になっているようです。
 

お片付け不要!負担のないレッスン

生徒さんが試食をされている間にも、ワインのお代わりや細かな気配りを欠かさない佐藤さん。レシピの追加情報や、さらに応用のアイデアを伝え、質問にも丁寧に答えていかれます。

satok28.jpg

「おいしかったです~」

あっと言う間のレッスンと試食の時間もそろそろ終了です。
ご満足が伝わってくるような笑顔の生徒さ ん達に、佐藤さんも笑顔で応えられます。

「ありがとうございました!外は寒そうですね、お気をつけてお帰りくださいね」

お一人お一人丁寧にお見送りをして、レッスンは終わりました。
今日は生徒さんに巻き寿司を実習していただきましたが、『佐藤桂子クッキングサロン』では、基本的にはデモンストレーション形式で、生徒さんは食後の片付けやお手伝いは不要です。

日常的にお料理を作ることの多い方や、ゆっくり料理を学びたい方、お料理初心者の方にもとても喜ばれているそう。全員で公平に、全部のお料理の作り方を確認していただけるのも魅力です。


生徒さんの立場に立って、常に通いやすい料理サロンを追求している佐藤さん。次回は、料理サロン開催までの道のりや工夫をお尋ねしたインタビューをお届けしますのでお楽しみに。

次回へつづく

 

前回インタビューはこちらから



インタビュー・テキスト=窪田みゆき
写真=菊池友理
 

 

プロフィール

satokeiko_pro.jpg

佐藤 桂子さん

料理研究家
佐藤桂子クッキングサロン主宰

OL生活を経て、大好きなフランス料理の勉強をするためにル・コルドン・ブルー東京校にて料理などを学び、お料理、お菓子のグランドディプロマ修了。
その他、ル・コルドン・ブルーパリ校、ル・ノートル パリ校、短期研修を重ねる。その後、都内のクッキングスクール講師、外食業界のメニュー開発、食品会社、料理学校のレシピ制作、アメリカNYと日本で料理教室開催、また海外ではおすしをはじめとする日本料理の指導に携わる。
現在、麻布十番の自宅サロンで料理教室を主宰する。海外生活や旅行を通し、食卓と料理でくつろぎの空間を演出する。

佐藤桂子さんのMyサロンページはこちら
ホームページはこちら

レシピ

豆乳カステラ

kasutera.jpg
材料(16cmの四方型1個分)

たまご…3個
強力粉…110g
三温糖…90g(メレンゲ用)
三温糖…50g(卵黄用)
はちみつ…大さじ1+1/2
豆乳…50cc
みりん…60cc
菜種油…大さじ2
三温糖…適量
 

作り方
  • みりんは半分の量になるまで煮切る。はちみつ、豆乳、みりんと菜種油は合わせておく。
  • 卵は卵白と卵黄にわける。ボールに卵白を入れて、三温糖を加えてメレンゲをつくる。
  • 別のボールに卵黄と三温糖を入れ、よく混ぜ合わせ、②の卵白メレンゲをくわえて混ぜる。
  • ③へ①、ふるいにかけた強力粉を加え、さっくりとあわせる。
  • 型の底へ三温糖を散らし、上に④の生地を流し込み、表面をならす。
  • 160℃に温めたオーブンで30分~40分焼く。竹串を刺して何もついてこなければ、焼き上がり。網にのせ、網ごとビニール袋に入れ、粗熱が取れるまで冷蔵庫で冷やす。