多角的に学べる本物のおもてなし

「ザ ハウス オブ ファインアーツ」主宰 鬼頭郁子さん

インタビュー連載 第2回

今月のサロネーゼは、都内・汐留でテーブルコーディネートとフレッシュフラワーを学べる教室『ザ ハウス オブ ファインアーツ』を主宰する鬼頭郁子さん。旬を取り入れたハイセンスな花とテーブルの教室は主婦からプロまで幅広い生徒さんに支持され、既にサロンを開くサロネーゼも足繁く通います。トップブランドのコーディネートやプロモーションも手がけ、セミナー講師としても活躍する他、花・芸術文化協会の理事長も務め、サロンマダム養成講座も主宰し多くの後進を育てるなど、カリスマサロネーゼとして幅広くご活躍の鬼頭さんのレッスンにお邪魔し、その模様とインタビューを4回にわたりご紹介します。第2回目はレッスンレポート後半です。

掲載日:2013/2/12(火)

鬼頭郁子先生

鬼頭郁子さん

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「なぜ」を知り、楽しく学ぶレッスン


訪問したこの日は「テーブルコーディネート ベーシッククラス」の、「ティーパーティー」がテーマのレッスン。レジュメに沿って講義は続きます。

「引き続きティーカップ&ソーサーについてお話します。これは元々お茶の発祥地・中国のお湯呑みからきています。ですので以前は取手がありませんでした。ですが緑茶は低い温度のお湯で淹れますが、紅茶は高温のお湯で淹れるため、熱くて持てないですよね。そこで取手がつけられるようになりました。
形にも意味がありまして、どうしてこのような形になったかと言いますと・・・・」

「次にティーポットですが、こちらのコーヒーポットと比べてご覧いただくとわかると思いますが、コーヒーポットは元々騎馬民族が、移動のときの持ち運びや、焚き火をして温めるのに便利なようになっています。紅茶の文化とは異なるので、形も違うんですね。
テーブルに関することなど、どうしてこうなるのかな?ということを歴史も一緒に知り、関連付けて覚えるとよいですよ」

なぜこのような形になったのか、なぜそのようなルールなのか、歴史や必要性と一緒に知り、覚えるとよいと話す鬼頭さん。その背景や生活に密着した話も紹介され、用語とともに楽しみながら身につきます。

鬼頭郁子先生さん

「なぜそうなのか」を歴史や由来も含めて説明。一見難しそうな事も、楽しく納得して学べます


「次に、デザートナイフ、デザートフォーク、ティースプーンといったカトラリーについてお話しますね。今日はイギリス式とフランス式についてお話していきます。この二つでは、裏と表が異なります。フランス式ですと、ナイフとフォークはこのようにおきますのでこちらにメーカーのロゴが入り、イギリス式ですとその逆です。よってマナーも違ってきます。マナーひとつでもなぜそうするのか、器やお道具と同じく関心を持っていただき、覚えていただきたいと思います」

ひとつひとつの項目を、歴史的背景やそれにまつわるエピソードなども含めて丁寧に伝えるお話は、まるで目の前にその光景が浮かぶよう。
一見難しく敷居が高く思えるマナーやルールも、なるほど、と納得しながら覚えることができます。


「テーブルには人生が表れる」。おもてなしの本質を伝授


また、”サロンは文化を伝えるところである”と語る鬼頭さんは、折に触れ、おもてなしする側、される側の心得についても幅広い視点でお話をしていかれます。

「おもてなしする側にとって一番大切なのは相手を尊重すること。お越しくださるお客様に喜んでいただけることが大事です。いくらよい器を使って素敵にコーディネートしても、調和がとれていなければ残念なことになってしまいます。
調和というのは器の組み合わせのことだけではなく、そのテーブルでの会話やサービスも含まれます。例えば、素敵なセッティングなのに、誰かの悪口やマイナスな会話ばかりでは、調和はとれません。
おもてなしをする人は、会話の引き出しもたくさん持ち、お客様全員が気持ちよく楽しく過ごしていただけるよう心配りも必要です」

また、鬼頭さんは「テーブルにはその方の人生が反映される」とも伝えます。

「テーブルには、その方の人生が表れます。今まで誰とどのような時間をすごしてきたか、何を大切に生きてきたか、そういったことが反映されるのです」


鬼頭郁子先生

表面的なサービスではなく、相手を大切に思う”おもてなしの本質”もレクチャー


「以前、ホテルマンなどプロのサービスをする方向けのコンテストのための講座に参加したことがあります。そのときに、おもてなしをされる側の人は、いいお客さまになることも大切だなと改めて思いました。
例えばレストランでよい席に通してもらったら、「よい席をありがとうございます」と伝えたり、お料理やサービスに感謝の言葉を伝えるなど、また来てほしいと思われるお客様になることも大切です。
サロンを主宰する方、おもてなしをする方にはこうしたことも理解しておいていただきたいと思います」

と、おもてなしする側、される側両方の視点で、様々なシチュエーションでの奥深いお話も。 どちらもマニュアル通りではなく、相手の気持ちを汲み、気持ちよく喜んでもらえることが大切とのことに、皆さんもおおいにうなづいていらっしゃいました。


日々の暮らしもランクアップ。心豊かになる時間


レジュメの項目もそろそろ終わりに近づいてきました。

「ここまでで皆さんご質問はないですか?わからないことは何でも聞いてくださいね。 では次に紅茶の説明をして、実際においれしていきます。紅茶のおいしいいれ方の黄金ルールがありますので、それもお伝えしますね。
今日の紅茶は、ダマンフレールとうフランスのもので、1693年に中国からフランスにお茶が入った時に、 ルイ14世からお茶の独占販売権をもらったというすごいルーツの紅茶なんです。日本ではあまり有名ではないのですが、とてもおいしいのでぜひ飲んでみてください。
ではいれていきます。いれるときは、ゲストの方に濃いほうがよいか、うすいほうがよいかをお尋ねします。そして、ホットウォータージャグは必ず手元に用意してくださいね」

美しいティーポットから黄金色の紅茶がティーカップに注がれると、いい香りが室内に広がります。 生徒さんも「いい香りですね~」と、紅茶のアロマにリラックスして笑顔がこぼれます。
そして、紅茶に合わせたお菓子が用意され、一緒に召し上がっていただきながら、紅茶のサーブ方法やアフタヌーンティーのお菓子についても詳しく説明がなされます。


山脇りこさん

テーブルセッティングや紅茶のいれ方、すすめ方のデモンストレーションもあり実践的に学べます


和やかな雰囲気の中、紅茶とお菓子をいただきながら生徒さん同士の会話も弾みます。こうして縁があってレッスンで出会った方との交流もお教室の大きな魅力のひとつ。鬼頭さんも、生徒さん同士の共通点をご紹介したり、様々な話題を提供するなど、会話を一層楽しく盛り上げます。

ここで皆さんにお教室の魅力を伺ってみました。

「以前に先生が登場していらっしゃる雑誌を拝見して、その後地元で講座開催されたときに参加したところとても素晴らしかったので、それからずっとこちらに通っています。サロネーゼの先輩としてもとても尊敬しています」

「先日TVで先生が出演されているのを拝見し、ぜひこの先生に学びたい、と思い申し込みました。今日は初めての参加で最初は緊張していましたが、とても多くのことを楽しく学ばせていただきました。先生の知識は素晴らしく、ぜひ通い続けたいと思います」

「先生は一流ブランドのお仕事をもされていてすごい方ですが、いつも気さくに教えてくださって、お人柄もとても尊敬しています。センスもとても素晴らしくて、毎回のレッスンがとても楽しみです」

と、教えてくださいました。
また、難しいと思っていたルールやマナーが身近になり、通い始めてから日々の暮らしの意識が変わった、とも。

幅広い知識と経験によるわかりやすくて丁寧な講義、実践力のつくデモンストレーション、レッスンを通じて磨けるセンスに加え、サロンに通う醍醐味でもある、心の豊かさや様々な方との交流が得られるのも魅力のようです。全国から生徒さんを引き付ける理由のつまった、素敵なレッスンでした。


次回は、サロン開設のきっかけや変遷などをうかがったインタビュー前半をお届けします。どうぞお楽しみに!


■鬼頭郁子先生と大人気サロネーゼが講師!
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「大好きなことを極めていつかサロンを開きたい」と夢見る方、「サロンを開いたけれどなかなか自信が持てない」と悩む方のために、サロン主宰者としての心構えからマネージメント、ブランディング、マーケティング、おもてなしパーティの開き方等を少人数で学び、サロンプロデュース力をトータルで身につける特別講座を開催いたします。
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生徒さんの声 Voice

  • Aさん
    以前に先生が登場していらっしゃる雑誌を拝見して、その後地元で講座があることを知り参加したところとても素晴らしかったので、それからずっと通っています。サロネーゼの先輩としてもとても尊敬しています。
  • Bさん
    先日TVで先生が出演されているのを拝見し、ぜひこの先生に学びたい、と思い申し込みました。今日は初めての参加で最初は緊張していましたが、とても多くのことを楽しく学ばせていただきました。先生の知識は素晴らしく、ぜひ通い続けたいと思います。
  • Cさん
    先生は一流ブランドのお仕事をもされていてすごい方ですが、いつも気さくに教えてくださって、お人柄もとても尊敬しています。センスもとても素晴らしくて、毎回のレッスンがとても楽しみです。

インタビュー・テキスト=窪田みゆき
写真=原田圭介

プロフィール

鬼頭郁子さん
「ザ ハウス オブ ファインアーツ」主宰

「花・芸術文化協会」 理事長
聖心女子大学卒。「旬を取り入れた花とテーブルの教室」は、少人数制のレッスンで着実に実力が向上すると、主婦からプロまで幅広く支持され、全国から生徒さんが通う超人気教室。。サロン主宰やスペシャリストを目指す方も多く、多数の人気サロネーゼを輩出。多くのサロネーゼから師と仰がれ、その育成やサポートにも力を入れる。
教室運営のほか、トップブランドのコーディネートやプロモーションに関わるなど、多くの企業の花や食文化に関するセミナーを実施。2012年にはハウステンボス美術館にて 「鬼頭郁子フラワー&テーブルコーディネート展」.も開催された。著書「鬼頭郁子がたずねるフランスの花とテーブル」「憧れのサロンマダム-趣味をお教室にして成功する人たち」「パリスタイルのブーケ,コンポジション」他多数。

仏のシルバーブランド「クリストフル」ブランドアンバサダー
「日本プロトコール&マナーズ協会」理事

サロン情報

「ザ ハウス オブ ファインアーツ」

すべてのクラスをていねいに指導する少人数制のレッスンで、着実に実力が向上します。
サロン主宰やスペシャリストを目指す方が多く、サロン開校のサポートも整っています。

ジャンル:

おもてなし、テーブルコーディネート、フラワーコーディネート、その他

サロン特長:

駅近(徒歩10分以内)

所在地:

東京都港区汐留

ホームページ、ブログ:

ホームページ:http://www.musee.co.jp/

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書籍

憧れのサロンマダム―趣味をお教室にして成功する人たち

『憧れのサロンマダム―趣味をお教室にして成功する人たち』

好きな事を極めて教室を開き、自然と多くの生徒さんが集まり、はつらつと毎日を過ごす人とそうでない人がいます。その違いはどこにあるのか?愛される「お稽古サロン」とは?と疑問を抱き、エッセイにしたのがこの本です。サロネーゼを目指す方に読んでいただけたら嬉しいです。

著者 鬼頭郁子
出版社 フォーシーズンズプレス
価格 税込1,050円

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