予約の取れない自宅教室
~人気レッスンの魅力をレポート~

「続けていける発酵のある暮らし」 川浦智子さん

川浦智子

千葉県柏市にて、発酵を活用した手仕事や発酵料理レッスンを開催されている「続けていける発酵のある暮らし」の川浦智子さん。
川浦先生のレッスンは、発酵料理を伝えるだけでなく、微生物学から学べるとあって生徒さんに大人気のお教室となっています。
今回は川浦先生の活動をご紹介するとともに、レッスンレポートおよびインタビューを4回にわたってお届けします。

掲載日:2024/5/20(月)

 

発酵料理の“良いところ”

“本物の発酵をもっと暮らしに取り入れてもらいたい。ブームではない、続けていける醗酵暮らしをお伝えしたい。”
との思いで活動されている川浦先生。

「SNSの普及でレシピを知る手段はあふれていますが、そうではない生の情報や、生きるために先人たちが生み出した発酵に対する思い、考え方を伝えていきたい。
そして何より、おいしさは楽しさ!微生物たちが生み出す自然の旨みでおいしく、楽しく、健康に、美しく。発酵暮らしで生き生きと輝こう!…そんな思いで開催しております。ここにきたら、元気になった!と思っていただける場所を目指します。」

お教室はいつもイキイキとした生徒さんで満席!

たくさんの情熱をもってお教室を開催されている川浦先生に、川浦先生のお教室で発酵料理を学ぶと良いことや醗酵暮らしのおすすめポイントを伺いました♪

【発酵料理を学ぶと良いこと6選】
①簡単&時短レシピが学べます
手間をかけるのは最初だけ。あとは微生物たちが働いて、食材を美味しく醸してくれます。だから、毎回の食事の支度が簡単・時短になります。

②季節を感じる旬の発酵手仕事をご紹介
季節ごとに巡る旬の食べ物を美味しく発酵させて、おいしく保存する。その作り方や手順を、基礎からしっかりお伝えしています。

③発酵暮らしはエコな暮らし
今ここにある食材を、長く美味しく食べるために生まれたのが発酵です。保存性が高まるので、食品ロスを減らせます。

④腸活で腸、超元気!
発酵食を摂ることで、腸が活性化し、身体や心が健康になることが科学的に解明されています。この辺りも講座でお伝えしていきますよ。

⑤発酵は美への近道
発酵の過程で生み出されるアミノ酸は肌や髪を作るもとになります。 また、腸内細菌が生み出す短鎖脂肪酸は、脂肪を燃焼させます。発酵食は、微生物が生み出す天然の美サプリメントです!

⑥栄養たっぷり、美味しい
発酵の過程で、食材になかった栄養素が生み出されたり、今まであった栄養が何倍にも増えたりします。また、微生物の出す酵素によって、食材が旨味を増し、美味しくなります。

【すでに発酵暮らしをしている方へのおすすめポイント】
①発酵レシピのマンネリ防止
発酵レシピ、いつも同じになっていませんか。発酵のプロの使い方を知ることで目から鱗の発見があります。

②発酵調味料…その使い方あっていますか?
「塩の代わりに塩麹」、「砂糖の代わりに甘酒」 …その使い方は発酵の良さを半減させています。本当の使い方を学んでみませんか。

「本当はもっとたくさんあるのですけど、書ききれなくて(笑)」
と川浦先生。
溢れんばかりの笑顔を拝見していると、本当にお好きなんだなあと、こちらもほっこりします。

 

発酵料理を作る=幸せを作る

――川浦先生のお教室は、とても幸せな空気に包まれていそうです。

有難いことに、本当に皆さん良い方ばかりです。ここで出会って、生徒さん同士が私よりもっと仲良くなったりもしています。
発酵食品である味噌やキムチ作りは、手作業の多い料理なので、1人で作業していたら少し修行みたいになってしまうこともあります。ですが、お教室でワイワイおしゃべりしながら作業していると、本当に楽しくてあっという間に時間が過ぎてしまうのですよね。
きっと、昔のお母さん方もこんな風に皆さんで集まって作っていたんじゃないかなと思うのです。ぬか床を作るとき、味噌を作るとき、皆さんでコミュニケーションをとって、作業時間を楽しんでいたんじゃないのかなって。
例えば子育て中のお母さんたちは、このコミュニケーションの時間を使って育児の悩みを打ち明けたり、励ましたり、アドバイスをもらったりする大切な時間になります。
この時間ってかけがえのないもので、同じ境遇の人を見つけてほっとしたり、話を聞いてもらえて気持ちが軽くなったりすると思うのです。
ただ、今のお母さん方の環境って少し孤独に感じる部分もあると思うので、私のお教室が皆さんのコミュニケーションの場として活用して頂けたらな、と思っています。

コミュニケーションの場としても在れたら。

――子育て中の方にも、発酵料理は様々な面で良いんですね。

そうですね。昔、主人の転勤で札幌に移住した時、北大にパートに出て、脳と腸の関係「脳腸相関」について研究する研究室に入りました。
私はご飯を作っているので、食事で腸を良くすることはできるけれど、脳を良くしてくださいと言われてもどうしていいか分からない。でも、腸と脳は相関関係にあるので、腸の状態が良くなれば、脳も良くなり、気持ちも前向きになると知りました。「これは素晴らしい!これを子育てに活用しよう!」と思いました。
そこで、腸を活性させる発酵食を積極的に暮らしに取り入れていきました。自分が子育てに活用してとても良かったので、子育て中の方にはぜひ発酵料理を取り入れてほしいな、と思います。
実は、これを皆さんにお伝えしよう!と思ったことがお教室を開くきっかけとなりました。

わたしにとっては、発酵食を作る=お料理を作るではないのですよ。

――というと?

そうですね、発酵食を作る=“幸せを作る”が近いかもしれません。腸を活性化する発酵食を暮らしに取り入れることで、心と体が健康になります。「心と体が健康」=「幸せ」だなと思っています。
発酵食を作った人はもちろん、それを食べた家族もみな幸せになるのが嬉しい。それが子どもたちにも伝わっていたらもっと嬉しいですね。

“幸せの循環“がキーワード



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川浦先生のお教室は、「暮らし」に焦点を当てた幸せの自転と公転が織りなしていて、幸せな空間で楽しく学べる、ということが最大の魅力なのだな、そこに生徒さんが集まるのだな、と感じました。次回は最終回。どうぞお楽しみに。

ディレクション:株式会社COOK ART
インタビュー:太田 えり
撮影: 佐藤 幸一

プロフィール

大学卒業後、銀行入社。訪れたロンドンで、改めて和食の素晴らしさに気づき、学び始める。
結婚後、転勤族の夫の赴任先で様々な郷土料理に出会い、その土地の旬の食べ物を使った料理教室「やまぼっこ」開催。
郷土料理から「発酵」を学びその素晴らしさに感激する。2015年和食文化の礎ともいえる糀の発酵文化を伝えていくべく、仲間と共に一般社団法人日本糀文化協会設立。今に至る。2009年よりキッチンスタジオの講師、企業へのレシピ提供、フードコーディネーターとしても活動中。食循環を感じる暮らしコンポストコミュニティ「あくもす」主催。
 
 
 
 
 

サロン情報

活動内容

糀の発酵文化は、ユネスコ無形文化遺産にも登録された「和食」の礎です。
先人たちの生きる知恵から生まれた発酵文化を、現代に合った形で伝えていきたい。そんな思いで発酵講座・食育講座等を行っています。

ジャンル:

料理・食育・食材 :

健康食
食育
パン・スイーツ :

飲み物 :

おもてなし・作法・美容 :

フラワー :

整理収納・お手入れ・防災 :

インテリア・アロマ・カラー :

クラフト・デコレーション :

その他 :

サロン特長:
初心者歓迎
平日開催
お友達同士歓迎
子連れOK
少人数制(6人以下)
オンライン開催あり

所在地:

千葉県 柏市


ホームページ
https://kouji-bunka.com/

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