「あや食堂」　小平文さん

冷凍保存で毎日の調理を時短に

対面レッスンが実際にお会いする楽しさであるとするなら、オンラインレッスンは学びを深める楽しさだという小平先生。
コロナをきっかけに、家庭に根付いた、家庭で作ることをメインにした、学びがメインのオンラインレッスンを本格的に始動したのだそうです。
オンラインは対面レッスンとは違い、島根県や徳島県、大阪・京都などの関西圏、新潟県など、様々な地方の方が参加されています。

「学び」を深めるオンラインレッスン

「忙しくてもお家のご飯を食べる」
がテーマのオンラインレッスン。家の冷凍庫がコンビニになっているイメージで、真空シール器で作り置いているご飯を温めれば、すぐに美味しいご飯が食べられることが最大の魅力です。
「家でファミリーレストランのセントラルキッチンをしているイメージだよね」と生徒さんから言われたそう。

頑張れるときに頑張って作って、冷凍しておく。毎日の調理を時短に。それが小平先生のオンラインレッスンです。今回はオンラインレッスンの様子を少しご紹介します。

忙しい日々でも美味しく温かい料理を

オンラインレッスンの様子

オンラインレッスンでは、まずは前回の振り返りから。
先生が一人でお話するのではなく、生徒さん一人一人にお話を伺っていきます。
生徒さんのお困りの声があれば解決方法を、生徒さんが作ったものに対してコツがあれば調理のコツをお伝えし、更なるグレードアップを図っていきます。

この日のオンラインレッスンはミートソースのお話。
ボロネーゼとミートソースって何が違うの？という皆さんがちょっと疑問に思っているところから座学が始まります。
ボロネーゼにミートソース、ラグーソース…確かに、どれも何が違うんだろう？という疑問があったので、先生のお話とオンラインテキストで、しっかり理解することが出来ました。

しっかり顔が見えるオンラインレッスン

先生がこの日レッスンしたのは、ボロネーゼとミートソースのハイブリット。
具もたくさんありつつ、トマト感・甘め感があるレシピです。
最初に「美味しく作るコツ」から。
「お肉はしっかりと焦げがつくぐらい焼いてください。」と言葉で説明もありつつ、どれぐらい？が分かりやすいよう、お肉の炒めてる様子も動画で説明。
こんなにしっかりと焼くんだ…！と、思った以上の焼き加減に、生徒さん1人1人の認識の齟齬が少なくなっていきます。
他にも１つ１つのコツを丁寧に説明していき、先生の講座が続きます。

配信は素敵なキッチンから

オンラインレッスンは、真空シール器での冷凍保存がメイン。
この日もミートソースの冷凍保存の仕方をしっかりとレクチャー。汁物はメーカーが推奨しているやり方だと中々袋が大きくなってお金がかかってしまったり、コツが必要だったりと大変。そこで、先生のお教室では先生オリジナルの手技をレクチャーしており、真空シール器の使いづらさを改善。使いやすいと、より機械の使用が楽しくなります。
ソースそのままでの冷凍の仕方と、ミートソースを使ったアレンジレシピ、ラザニアの状態での保存の仕方、両方教えてもらえるので、日々の献立のレパートリーも増えて嬉しいですよね。

真空シール器があれば、毎日ご飯が時短に♪

そして冷凍の保存の仕方と一緒に、重要な解凍の仕方も。
「水分と油分の多いものは本当に注意が必要です。ストレッチ性のない袋を使うと、膨らまずに爆発してしまうんです。」
と、危険な事はテキストでも、言葉でも強調して生徒さんにお伝えしていきます。
そうならないように、ストレッチ性のある袋を使う事、電子レンジのオート機能を使わない事をなども重要なポイントです。

ラザニアの他のアレンジレシピもあり、ホールトマトとカットトマトの違いや、それぞれに合う料理など、どんどん派生していきテキスト以上の事が学べます。

実際見られずとも、動画にて調理の方法が学べることも嬉しいポイント

講座は一方通行ではないので、一通り終われば生徒さん1人1人に質問や感想を聞く時間があり、そこで皆さん気になったことや、心に残ったことを思い思いにお話していきます。焼き時間やお肉の種類など、聞ききれなかった内容もここで万事解決。
他にも皆さんでアレンジレシピを意見交換したり、今日の感想を言い合ったりと、座学の後はワークショップもあり、1日の学びがしっかり定着する構成となっていました。

これらのオンラインレッスンは録画されており、ビデオであとから確認することができるのも嬉しいポイント。
その場だけの学びにならない、有意義な時間となっていました。

先生の英知がたくさん詰まったオンラインレッスン

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小平先生の話術だけでなく、事前に用意された調理動画やテキストのおかげで、対面レッスンと同等の満足感！次回はいよいよ最終回です。どうぞお楽しみに。

ディレクション：株式会社COOK ART
インタビュー：太田 えり
撮影： 佐藤 幸一

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