料理をつくる楽しさと喜びを共有できる教室を

「リコズキッチン」主宰 山脇りこさん

インタビュー連載 第4回

今月のサロネーゼは、都内で料理教室『リコズキッチン』を主宰する山脇りこさん。九州の観光旅館で生まれ、四季のしつらえや旬の山海の幸を使った板前さんが作る料理を五感で学びながら育った豊かな経験を活かし、旬を大切にした家庭料理のクラス『旬の教室』と、日本のだしについて基礎から学べる『だしの教室』を開催。ひと工夫もふた工夫もあるワクワクするメニューとセンスの良いスタイリングは評判を呼び、開設2年にして満席が続きます。2冊の著書も好評で、今年1月には3冊目も刊行する山脇さんの人気のレッスンの模様とインタビューを4回にわたりご紹介します。
最終回は、レッスンに込めている思いや、1月末に発売になる3冊目の料理本について伺ったインタビュー後半です。

掲載日:2013/1/28(月)

山脇りこ先生

山脇りこさん

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確実に誰かを幸せにすることができる食の力


──この場所で心機一転、お教室をはじめたのは2010年からとのことですが、主宰してよかったと思うことはありますか?

山脇さん とてもよかったと思います。皆さんが楽しんでくださって、おいしい!と言ってくださるのはすごく嬉しいですし、私自身がとても勉強になります。すばらしい人にたくさん出会えて、教室は私の最大の楽しみです。


「料理をつくるプロセスの楽しさ、喜びもみんなと共有したいと思っています」


──今日ご参加の生徒さんもおっしゃっていましたが、お教室に通うようになってから料理がもっと楽しくなったという声も多いそうですね。レッスンではどんなことを伝えたいと思っていらっしゃいますか?

山脇さん 料理では、おいしさという結果も大事ですが、料理することそのもののプロセスの楽しさ、喜びをみんなと共有したいな、と思っています。それは、旬を家族に伝える喜びも含まれますし、日本人でよかったと思う味を、自分で作る!喜びも含まれます。

でも、何よりも、まずは、ささやかながらも確実に誰かを幸せにすることができるっていう、食の力、それを生み出す嬉しさをみんなで確かめたいと思っています。

──レッスンで心がけていることはありますか?

山脇さん 山脇さん まずは楽しく!そしてわかりやすく、ということです。なによりも喜んでもらうことを心がけています。


おいしいレシピとコツが満載!3冊目の料理本発売


──2013年1月末には、3冊目となる料理本『うちのごはんヒットパレード~予約が取れない料理教室「リコズキッチン」の人気レシピ125』(ソフトバンククリエイティブ刊)が発売されるとのこと、おめでとうございます!今回はどのような本ですか?

山脇さん ありがとうございます。
「今日はなにつくろうかな」と思ったときに役立つように、肉のおかずから魚のおかず、野菜のおかず、カレーやパスタなどのごはんもの、そしてデザートまで、私がよくよく作っている、ヒットメニューを集めています。
たとえば、パエジャやアクアパッツア、手こねちらし、ラムチョップなど一品でどーんっと主役になる、瞬時にみんながご機嫌になる料理や、から揚げやミートソース、チキンカレー、ポテトサラダ、なますなどの定番がおいしくなるコツも紹介しています。

さらに、和えものやサラダ、ちょっとしたつけ合わせは、テンションが上がる&会話がはずむように意外な組み合わせのものや、生クリームやチーズを使わない、でもおいしく&大満足なヘルシーデザートのレシピも集めました。

大好評の前2冊に続き、2013年1月末に3冊目の料理本が発売!大人気レシピ満載です

──おいしいお料理とコツがぎゅっと詰め込まれていそうですね!

山脇さん あわせて、教室で常に心がけている「ここだけは、手間でも、面倒でもきちんとしよう!ポイント」はしっかりおさえました。「どうしてそうするのか?」も、じわっと伝わればうれしいです。
皆さんの毎日のごはんが、もっと楽しくなれば、と思っています。

──これまでの著作「もてなしごはんのネタ帖」「ほんとうは簡単!かけこみおだし塾」も、これまでにない内容でとても魅力的です。両方とも好評で、「もてなしごはんのネタ帖」は2012年11月に、日経新聞に「プロが選んだ「手元に置きたい料理本」ランキング第5位」に選ばれ、「カクテル風に野菜や果物を盛り付けるなど、サプライズ感のある演出を紹介している」等、紹介されていましたね。
今回の本もとても楽しみです!


これからも教室を大切に


──いわゆる家庭料理の定番のお料理から、なるほど!と驚くアイデアいっぱいのお料理まで、幅広いレシピを生み出し伝えていらっしゃいますが、今も勉強をしていることはありますか?

山脇さん 年に1回は海外で料理教室や料理学校のクラスに出たり、また、国内でも料理学校の基礎的な研修に出るなどするようにしています。
どんなことでもわからないことがあれば必ず調べたり、教えてもらったりしています。どうしてかという理由が伝えられるようにしたいな、と思っています。自分も知りたい人なので、わからないときはすぐ聞きます。あとは、初めて見たものは必ず食べる!とか(笑)。

ブログ「リコズキッチン~ひと手間かけて、旬ごはん♪と暮らし270度」もおいしい情報満載で大人気!
三越伊勢丹の食品宅配『エムアイデリ』週刊カタログでもレシピ掲載中


──お教室も大人気ですが、これからお教室を始めたい方へアドバイスするとしたら、何が大切だと思いますか?

山脇さん 私も新人すぎて、僭越すぎますが・・・私の場合は 『どうしても伝えたいことがある』・・というのが原動力になっている気がします。

──なるほど、しっかりと軸を持ち、伝えたいことをきちんとお伝えできるように努力し、実践していく・・・一番基本となる大切なことのように思います。
最後に、これからのお教室の展望を教えてください。


山脇さん 教室は私にとってとても大切なホームで、来て下さったみなさんにとにかく楽しんでいただきたいと思っています。なかなか回数はたくさんできないのですが、私が大切にしていることを見失わないように、初心を忘れずに長く続けていきたいです。

──これからもここから、おいしい・楽しい輪がもっともっと広がりそうですね。今日はありがとうございました!

山脇さん こちらこそありがとうございました!



著書も好評で、恵比寿三越等で大人気の料理講座も開催するなど、ますます活躍の場を広げる山脇さん。そのベースとなっている「リコズキッチン」は、誰をも笑顔にするおいしくてサプライズあるお料理と、おもてなしのアイデアと魔法がいっぱいつまった素敵なお教室でした。
1月末に発売となる新刊『うちのごはんヒットパレード~予約が取れない料理教室「リコズキッチン」の人気レシピ125』もとても楽しみです。ぜひ皆さんも、リコズキッチンのエッセンスを感じる本をチェックしてみてください。

インタビュー・テキスト=窪田みゆき
写真=原田圭介

プロフィール

山脇りこさん
『リコズキッチン』主宰

料理家、フードコーディネイター。
『リコズキッチン@代官山』主宰。

九州の観光旅館で生まれ育ち、季節を感じる食材や料理、しつらえをこよなく愛するように。料理は”作る私も楽しい!が大事””大切な人のために♪旬のものを!シンプルに♪”が信条。

著書に『もてなしごはんのネタ帖』『かけこみおだし塾』(ともに講談社)、また1月末には『うちのごはんヒットパレード~予約が取れない料理教室「リコズキッチン」の人気レシピ125』(ソフトバンククリエイティブ)を刊行。

サロン情報

リコズキッチン

旬の食材を使ったシンプルなお料理で、おいしいちょっとステキな毎日へ。
ちょっとしたコツや組み合わせでいつものお料理がぐぐっとあかぬけるポイントに加えて、おいしくなるために、”どうしてこうするのか?”をしっかりお伝えするようにしています。素材の本当の味をお伝えしたいという気持ちから、少し大人の味、な教室かと思います。

このほか、だしの教室を毎月やっています。ほんとうにおいしい、昆布とかつおの出汁をとってみませんか?

クラスでは毎回、お料理に加えて、国内外から、マニアな私がみつけた、おすすめの調味料やリキュール、食材をご紹介、みりんや塩、お味噌などの味見もしていただいています。

ジャンル:

家庭料理、日本料理、イタリアン、ベジタリアン、日本酒、ワイン、おもてなし、テーブルコーディネート

サロン特長:

初心者歓迎、平日開催、夜間開催、土日開催、お友達同士歓迎、男性参加OK、予約制、駅近(徒歩10分以内)、お酒の提供あり

所在地:

東京都渋谷区代官山

ホームページ、ブログ:

ホームページ:http://rikoskitchen.com/
日々のプライベートごはんブログ:http://ameblo.jp/marukinsyokudo/
Facebookページ:http://www.facebook.com/RikosKitchen

レッスン情報:

はじめにメーリングリストにご登録いただき、その方々に教室のご案内を送付しています。ご登録ご希望の方は、next10@carol.ocn.ne.jpまで、メールをご送付ください。 その際、お名前、ご連絡先(お電話番号とご住所)、メーリングリストの送付先アドレスをお知らせください。メール♪お待ちしています。

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レシピ

失敗しない さばの味噌炊き
「失敗しない さばの味噌炊き」

材料
材料 作りやすい分量 1尾分 4切れ
※20センチの鍋で。

・鯖 2枚おろし 1尾分
・小麦粉 大1弱
・油 適量
・酒 カップ1/2 100cc
・みりん 大2
・砂糖 大4 黒砂糖やきび糖(白い砂糖の場合、少しひかえるとよい)
・みそ 大4~5(好みの味噌で、ここでは麦みそ。米味噌の方が一般的に少し塩分強めにしあがります)
・しょうが 40グラム ふたかけ(麺棒などでたたく)
・鷹の爪 半本、種は抜く
作り方

  1. 鯖はそれぞれ2つに切ってさっと流水で血を流し、キッチンペーパーで拭く。4切れにする。これに薄く薄く小麦粉をはたき、中火で焼く。火を通すのではなく無駄な脂を落として、臭みを抜くため。ペーパーで油をふいて、炊く鍋に並べる。

    ※湯引きで臭み抜きを行う場合:ザルなどにならべて、身のほうから、全体にそっーと熱湯をかけて湯引きする。(皮にかけると皮がはがれてしまう。)
  2. 1に酒と砂糖、みりん、たたいたしょうがを加えて、中火にかける。オーブンペーパーなどで覆うように落としブタをし、そのまま沸くまで火にかける。5,6分して沸いたら、弱火にし、みそ、鷹の爪を加えて、さらに7,8分炊く。火をとめてそのまま冷まし、食べる前に再び火を入れるとよい。
    ※青魚は冷たい煮汁から、白身魚は熱い煮汁から、それぞれ煮ます。落としブタは、オーブンペーパーなどの紙蓋が、優しくて機能も果たすのでおすすめです。

書籍

ほんとうは簡単! かけこみおだし塾

『ほんとうは簡単! かけこみおだし塾』

だしを初めてとる人、だしに自信がない人、だしのとり方を見直したい方のための、おだしの入門書です。本書では、昆布を水につけるだけの「昆布水」、「一番だし」、「めんつゆ」などだしを使った「自家製の合わせ調味料」の作り方とそれらを使ったメニューを多数紹介します。

著者 山脇りこ
出版社 講談社
価格 税込1,365円

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うちのごはんヒットパレード―予約が取れない料理教室「リコズキッチン」の人気レシピ125

『うちのごはんヒットパレード―予約が取れない料理教室「リコズキッチン」の人気レシピ125 』

家庭料理といえば、何を思い出しますか? から揚げ、ハンバーグ、煮つけ…。答えは人それぞれ。 日本の食卓には、和食から、洋食、中華料理、エスニック料理まで、 さまざまなメニューが並びます。 しかし、一通りの作り方を知っていてもどこかうまくできない、 どうしても献立が単調になりがち、ということも多いはず。 そこで、旅館の娘として育ち、人気の料理教室を主宰する著者が、 繰り返し作ってきた「うちの味」を厳選して披露します。 おうちで食べたくなる、そして、おもてなしにも活用できるレシピが満載です。

著者 山脇りこ
出版社 ソフトバンククリエイティブ
価格 税込1,365円

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