奥田 涼子(おくだ りょうこ)さん 第3回
発酵こころ美人協会
奥田 涼子(おくだ りょうこ)
【福岡県福岡市】
料理
今月の「料理」のコーナーでご紹介するのは、「発酵こころ美人協会」を主宰する奥田涼子さん。
東日本大震災をきっかけに発酵食品の魅力に目覚めた奥田さんは、料理教室の講師を続ける中で発酵の仕組みに人生を豊かにする可能性を感じます。現在では対面レッスンだけでなく、発酵料理や発酵食品作りのオンライン講座や、こころと人生を発酵して発幸して発光させる「発酵こころ美人部オンラインサロン」を運営されています。
発酵・発幸・発光という3つの「はっこう」で心身ともに美人を目指す奥田さんの活動をご紹介します。
8.教室を開いたきっかけを教えてください
2011年東日本大震災の際、私はまだ東京に住んでおらず、地震や津波の映像を福岡からテレビで見ていました。
震災後、山形の祖母とおじから、「山形にはいま何も物がない。物資を送って欲しい」という連絡がありました。
そして、被災者の方々が食事の栄養面が偏ったことで体調を崩しているのをテレビ越しに見ていました。そんな中、思っていたことがあります。
それは、
「レトルトや缶詰の食品ではなく、長期保存が可能で、しかも加熱せずに食べられるものはなんだろう?」
そう考えたとき、私の中に浮かんだのがほかでもない、“発酵食品”だったのです。
発酵食品は
「そのまま食べられる」
「栄養価が高く」
「保存がきく」
この3点を兼ね備えていることに感激!
さらにさらに、発酵食品に関わっている「菌」。
この「菌」こそが、日本や世界を救う!と直感的に感じました。
その後、「発酵」の素晴らしさに目覚め東京移住を決意します。
発酵食品教室で発酵学の講師として伝えているうちに、
「あれ?発酵するのは”食品”だけではないぞ?」
「そもそも、私たちの人生こそ”発酵そのもの”だ!」
「発酵」の仕組みそのものに「人生を幸せに生きるヒント」がたくさん隠されていることに気づきました。
「自然」「自然体」「調和」「共存」
「全部マル」「育む」「自分が喜ぶことがまわりを幸せにする」
このことを通して生きることを提案する「発幸力」で人生を豊かに楽しむ輪をさらに広げたいと、講座やセッションをさせていただいております。
9.教室を開いて良かったと思うことはなんでしょう?
もし起業していなかったら出会えなかった、先生と生徒という関係を超えた、人生を通しての「仲間」「心友」に出会えたこと。
10.教室運営の工夫があれば教えてください
月替わりのレッスンで生徒様に毎月の楽しみを提供しています。また、来てくださった方に仲良くなっていただきたいので、レッスン中は「ニックネーム」でお互いを呼び合います。最初は1人で不安だった方も、レッスンに参加されると仲良くなられます。
11.レッスンでもよく使う愛用品を教えてください(道具や食材など)
炊飯器も、ヨーグルトメーカーも使わず、ほったらかしでできる
「エコ甘酒」の作り方をお伝えしているのですが(発酵食博士オンライン講座にて)、クリーンカンティーンのこちらの保温・保冷ボトルがとても優秀で、エコ甘酒作りに愛用させていただいています。
雑誌掲載いただいたオリジナルの「フルーツ水キムチ」。
砂糖を使わず、りんご酢が味の決め手です。
また、120のストック調味料&味付けの黄金比「発酵料理マスターオンライン講座」の1番人気でもある、「麹たまねぎドレッシング」にもこちらのりんご酢を使うと本当に美味しく出来上がります。
米酢に比べて甘味があるためその分砂糖を減らすことができます。
無類の食器好きで、家がどんどん食器だらけになっております(笑)
料理は目で味わうものでもあるので、盛り付ける器によって、見た目にも美味しさが変わるもの。
素晴らしい器に盛り付けると、気分も上がります。