「maison de Sunao」主宰 ルフランソワ 荒井 さん
フランスを感じるメニュー
――教室のメニューはどのように決めていらっしゃいますか。
フランスの家族から器を送ってもらうこともあるそうです
荒井さん 季節の食材やフランスの食材を使い、フランスに旅行したような気分になるメニューや、お家で簡単にできるメニューを意識して決めています。
主人の家族や親戚がフランスに沢山いるので、会いに行った際に教えてもらった家庭料理をメニューに取り入れることもあります。
他には、フランスの田舎の方に行くと日本人を珍しがってくれて、レストランで料理を教えて欲しいとマダムにお願いすると厨房に入れてくれたりします。 カエルの煮込みや、庭で取れたブルーベリーのパイなど、楽しいお料理をたくさん教えてもらいました。
少しでもフランスに行ったような気分になって、生徒さんにリフレッシュしてもらえたらと思っています。
――お教室の人気のメニューを教えてください。
荒井さん 秋刀魚のタプナードソースグリル、チキンフリカッセの栗のソースなど、秋が旬の人気のメニューです。
他には定番のラム肉のカスレやキッシュ、デザートはどれもご好評いただいています。
食育活動をしていきたい
――レッスンで心がけていることなどありますか。
レッスンをきっかけに人が繋がり生活の彩を増やしていって欲しい
荒井さん こちらが伝えたいだけの自己満足なレッスンになっていないか、
生徒さんの作業のやり易さ、
スムーズなタイムスケジュール、
楽しい空気感を出すため、会話が弾むようなフランスの写真やお話を振ったりして、雰囲気をよくするよう心がけています。
レッスン後には、お越しいただいたことの御礼のご連絡の際に、各生徒様のご家族構成やお台所状況に応じて、レッスンでの料理の保存方法やアレンジ方法をお伝えしたり、
聞きそびれてしまったことはないか、レッスンの中で登場した料理や食材についてのちょっとしたレシピやご購入情報の共有なども行っております。
――最後に、これからのお教室の展望など教えてください。
荒井さん 状況が落ち着いてきたら、レッスンを定期的に安定して開催しつつ、
地域の子供たちに料理を教えたり、食育に関わる活動ができたらと思っています。
子供が産まれてから日本の食の将来にとても関心が強くなりました。
フランスは農業大国で食料自給率が高いですが、比較すると日本はとても低く、子供たちの食生活の未来をいろいろな面から危惧しています。
料理を仕事にしていく上で、そのような問題にも今後関われたらいいなと思っています。
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まだ小さいお子さんがいる中で、教室運営や活動を広げていくことは、とても難しい課題だと思います。
きっと試行錯誤されながら、日々教室運営されているのかなと感じましたが、
目の前のことだけではなく、子供達の将来のために活動していきたいお話を聞いて、とても素敵な目標だと心に響きました。
これからの荒井さんのご活躍応援しております。
素敵なレッスンをありがとうございました。
(終わり)
インタビュー・テキスト=佐藤恵美
写真=原田圭介
プロフィール
学生時代に、フランスへワイン畑の葡萄摘みのアルバイトへ行ったときに出会った料理がきっかけでフランス料理の道へ。
大阪、東京のフレンチレストランやパティスリー、カフェにて経験を積み、フランスポールボキューズリヨン校研修を経てシェフなどを経験。
2017年結婚・出産を経て2018年~フレンチ家庭料理教室maison.de.Sunao主宰。
フランス人の夫と娘とともに、毎年フランスの様々な地域を訪れ、その土地の食材で料理したり、郷土料理を教わり、料理教室のエッセンスに。
その他、ケータリングやフードイベント、出張料理、レシピ提供、オーダーメイドクッキー製作など活動中。
サロン情報
maison de Sunao
おもてなしにもなる、フランス人が実際にお家で食べているお味を、日本で作りやいようご紹介しています。
フランスのお話をしながらの、アットホームな少人数制の教室です。
ほんの少しのひと手間が、心と体を豊かに育みます。
楽しくご一緒に調理することで、手作りする喜びを知り、料理や菓子を自然に学べます。
ジャンル:
家庭料理
フレンチ
食育
パン
洋菓子
アイシングクッキー
おもてなし
サロン特長:
初心者歓迎
平日開催
土日開催
お友達同士歓迎
子連れOK
男性参加OK
少人数制(6人以下)
子供教室あり
予約制
各種イベントあり
駅近(徒歩10分以内)
お酒の提供あり
所在地:
東京都 渋谷区笹塚