予約の取れない自宅教室
~人気レッスンの魅力をレポート~

「IMAGINER」主宰 伊藤くみさん

伊藤くみ さん

今月のサロネーゼは、東京・渋谷区恵比寿で、家庭で気軽にできるフランス料理教室「IMAGINER(イマジネ)」を運営する伊藤くみさんです。栄養士のお母さまの影響もあり、幼い頃から食に興味を持っていた伊藤さん。会社員、調理師学校、フランス料理店を経て独立し主宰したお教室は21年目。これまで受講したのべ人数は1万人を超えます。
長い間生徒さんに支持されてきたレッスンは、楽しい雰囲気の中しっかり学べると大好評。そこには常に、”生徒さん目線”で取り組む伊藤さんの様々な工夫がありました。
今回は、2019年3月に開催されたレッスンの模様と伊藤さんのインタビューを4回に渡りお届けします。第3回目はお教室情報と開始のきっかけなどをうかがったインタビュー前半です。

掲載日:2019/4/15(月)

フランス家庭料理に詰まっている、料理の基礎


――3分に1回は大爆笑が起きるほど、終始楽しい雰囲気のレッスンでしたね!お疲れ様です。
最初に、お教室の開催情報について教えてください。

伊藤さん ありがとうございます!
現在、2つのクラスがあります。1つは、今日取材していただいた「毎日のおウチ料理クラス」です。
こちらは、フレンチテイストを盛り込みながら、家庭で手に入りやすい材料で、華やかだけどシンプルに作れるおもてなし料理を紹介しています。
手軽なフランス家庭料理のほか、和食、エスニック、お弁当など月替わりでメニューが変わります。月に6~7回開催しています。

もう1つは、「フランス家庭料理クラス」です。
こちらは、フランスの代表的な地方料理をテーマに、その土地の背景や特産品などもお伝えし、調理法、調味料なども取り混ぜて、アミューズ、前菜、メイン、デザートのコース仕立てのメニューを学んでいただきます。月3回の開催で、ディプロマの授与もあります。

どちらのクラスも定員は8名で、完全実習型で実際に作れるようになることが目標です。


伊藤くみ先生1

楽しい雰囲気の中、講義と実習を通じて料理の基礎と応用力、盛り付けセンスも学べます。



――ベースはフランス家庭料理なのですね。

伊藤さん はい、フランス家庭料理にはたくさんの料理の基礎が詰まっていて、様々な手法が確立されています。ですので、それらの手法を使えばどの国であっても、その国の食材を使って美味しい料理を生み出すことができます。
レッスンでは毎回、いくつかの手法を取り入れて、日本の家庭で日本の食材で美味しくできるメニューやレシピを工夫してお伝えしています。

フランス料理と聞くと、難しくてハードルが高い印象に思われかもしれませんが、私達の食卓になじんでいる、”日常の洋食”の延長だと思っていただければ。

実はフランスは、世界有数の農業国です。フランスの家庭で食べられているのは、素朴で滋味深く、簡単で保存性があるお料理。根本はとてもシンプルなんです。

生活を楽しむ文化も一緒に


――レッスンでは、レシピだけではなく様々な情報もお伝えしていらっしゃいましたね。素敵な盛り付けの提案があるのも嬉しいと思います。

伊藤さん フランスには生活を楽しむ文化があります。特別なことではなく、日常をアートのように彩るライフスタイル。このエスプリで、身近な材料で実際に作りやすい料理とセッティングを提案しています。

また、単に作り方をお伝えするだけではなく、生徒さんが各ご家庭で、学んだ手法を活用して、オリジナルのお料理を作れるようになっていただきたいと思っています。

――基礎がわかれば様々なアレンジができて、各家庭の味が生まれていきますね。それこそが料理を学ぶ楽しみだと思います!
盛り付けも、美味しく見せるだけでなく、作った人も食べる人も嬉しくなる大切な要素ですよね。


 

伊藤くみ先生2

新しい出会いや情報交換も、レッスンに参加する楽しみのひとつ。



――お教室にはどんな生徒さんが多いですか?

伊藤さん おウチ料理クラスには、家族思いで、きちんと料理を作ってあげたいと思う主婦の方が多いですね。
フランス家庭料理クラスは、フランス文化、ヨーロッパ文化に明るく、社交的で幅広い年代の方が多いです。

どちらも共通しているのは、食べることが好きで感度が高く、新しいことにも柔軟でフットワークの軽い方。素敵な方ばかりです!

――これまでで、どんなお料理が人気でしたか?

伊藤さん ちょうど20周年パーティーもありアンケートを取ったところ、1位 カスレ、2位ケーク・サレ、3位ルーロー飯でした。

――なかなか面白いラインナップですね!幅広く学べるのがわかります。

明確になった、「発信していきたいこと」


――昨年20周年を迎えたとのこと、お教室を始めたきっかけを教えてください。

伊藤さん 母が栄養士で、当時ではちょっと珍しかった料理をよく作ってくれていました。例えば、餃子の皮で作るサモサやビーフストロガノフなど・・まだ知っている人が少ない時代でした。
そんな影響もあって、小さい頃から食に興味がありました。

学校を卒業したあとは一般企業に勤めたのですが、その会社のメンバーが食べることが大好きで、よくいろいろなレストランに行きました。そんななか、改めて食の楽しみを感じ、これからは食の世界でやっていきたいと思うようになりました。

その思いがだんだん大きくなっていき、会社員をやめて、調理師専門学校に通うことに。そして、フレンチレストランに入社しました。
憧れのレストランではありましたが、激務で、なかなか自分の時間も取れないほどで・・。その時に自分のやりたいことは、外食産業ではなく、家の食事を広めることだ!と気が付きました。

発信していきたいのは、「家で食べるごはんの美味しさと、その食卓時間の豊かさ」だと思い、個人向けの料理教室を開こうと決意しました。


伊藤くみ先生3

「ちょっとした工夫で広がる食卓の幸福感を、たくさんの人に伝えたいと思います」


――素敵な言葉ですね。食卓時間が豊かであれば、人生も豊かになりそうです。

伊藤さん その通りだと思います。
まだ教室を開こうと思う前に、主人とフランスを旅行して、素朴な家庭料理や食卓を愉しむ様子に触れ、”食が中心の暮らし”は素敵だなと思ったことがありました。
家族や友人と囲む食卓が豊かだと、心のゆとりや元気の素になると思うのです。
そんな様々な経験が、教室を始めようという気持ちにつながっていきました。

おかげさまでそれからもう20年。
支えてくれた生徒さんと家族に心から感謝しています。

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日々の食事が美味しくて、一緒に囲む食卓に笑顔があれば、心の豊かさにつながるというお話に深く共感しました。お料理は人生を豊かにする大切なものですね。

最終回の次回は、教室運営で心掛けていることやこれからの夢をうかがったインタビュー後半です。どうぞお楽しみに!

(次回へつづく)

インタビュー・テキスト=窪田みゆき
写真=原田圭介

プロフィール

伊藤くみさん
栄養士の母に育てられ、幼い頃より「食」に興味を持つ。
会社員の時に、旅行をきっかけに料理に傾倒し、改めて服部栄養専門学校にて学ぶ。
1996年同校料理作品展で最優秀賞受賞。
レストラン勤務を経て、1998年より恵比寿で料理教室IMAGINER(イマジネ)を主宰。
「フランス家庭料理クラス」をレッスンで展開する。出産、育児中もレッスンを続け、「おウチごはんクラス」増設。佃クラス、戸越クラス増設。
現在、月10~12回のクラスを開講。
教室主宰20年目で、受講者はのべ10,000名を超えました。

[資格]
日本ソムリエ協会認定ソムリエ・調理師・フードコーディネーター・食育インストラクター・味噌ソムリエ

サロン情報

IMAGINER

食卓から生まれる幸福感をわけあいたくて、料理教室を続けています。
豊かな食卓は、ココロのゆとりと元気の素。
「フランスの家庭料理」と「毎日のおウチ料理」のクラスを運営中。どちらも、素朴なフランスの家庭料理を、美味しさににこだわってご紹介します。
おウチ料理コースは、手軽なメニュー中心で、季節に1回、和食やエスニック料理を織り込んでいます。
どちらも、料理の基礎から、食文化、調理のコツを講習し、実習スタイルですすめます。6~8名程度で、温かみのあるレッスンを心がけています。現在20代~60代の方がご参加されています。
初心者やお一人参加の方も多く、和気あいあい、楽しんでいただいています。

ジャンル:

家庭料理、日本料理、フレンチ、エスニック、和菓子、洋菓子、チーズ、おもてなし、紅茶

サロン特長:

初心者歓迎、平日開催、夜間開催、土日開催、お友達同士歓迎、子連れOK、男性参加OK、体験教室あり、予約制、お酒の提供あり

所在地:

東京・渋谷区恵比寿

ホームページ、ブログ:

http://itokumi-imaginer.com/

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