予約の取れない自宅教室
~人気レッスンの魅力をレポート~

「IMAGINER」主宰 伊藤くみさん

伊藤くみ さん

今月のサロネーゼは、東京・渋谷区恵比寿で、家庭で気軽にできるフランス料理教室「IMAGINER(イマジネ)」を運営する伊藤くみさんです。栄養士のお母さまの影響もあり、幼い頃から食に興味を持っていた伊藤さん。会社員、調理師学校、フランス料理店を経て独立し主宰したお教室は21年目。これまで受講したのべ人数は1万人を超えます。
長い間生徒さんに支持されてきたレッスンは、楽しい雰囲気の中しっかり学べると大好評。そこには常に、”生徒さん目線”で取り組む伊藤さんの様々な工夫がありました。
今回は、2019年3月に開催されたレッスンの模様と伊藤さんのインタビューを4回に渡りお届けします。最終回は、教室運営で心掛けていることやこれからの夢をうかがったインタビュー後半です。

掲載日:2019/4/22(月)

五感を使って料理を楽しむ場


――お教室名の「「IMAGINER(イマジネ)」はどのような意味でしょう。

伊藤さん IMAGIENERはフランス語の動詞で、イメージする、モノを感じる、思いめぐらすという意味です。
五感を使って料理を楽しむ場にしたい、という願いを込めて付けました。

――素敵ですね。お教室を始めてよかったのはどのようなことがありますか。

伊藤さん 参加した生徒さんが実際にすぐに作ってくださり、そのご家族やご友人、生徒さんのお役に立てたと実感できることです。
料理を通じて、誰かの幸せのお役に立ちたいと願っています。

――作った反響や感想をすぐに聞けるのも、先生と生徒さんの距離が近いからこそ。教室を運営する醍醐味でもあると思います。


伊藤先生1

これまでのレッスンメニューの一部。フレンチを中心に、和食やエスニックなど幅広く学べます。



――始めたころ、集客はどのよう工夫されましたか?

伊藤さん 最初は友人に声をかけたりしました。月に4クラス設定して、2名ずつなど、少人数からのスタートでしたが、おかげさまでそのままリピートしてくださったり、口コミやご紹介で広がり、あまり集客で苦労をしたという思いはないです。

――それは素晴らしいです!きっと、1回1回全力投球して充実したレッスンだからこそ、次に繋がってきたのだと思います。
今、集客のためにしていることはありますか?

伊藤さん コンタクトの機会を多くとるために、HP,ブログ、FB、Instagramを使って、できるだけ多くのレッスン情報を発信しています。なかでもInstagramは、毎日投稿するようにしています。
でも実際は、ご紹介が一番多く、次はHPからの問い合わせです。

生徒さんひとりひとりに気配りを


――20周年を迎えたお教室ですが、これまでどのようなことを心がけてきましたか?運営の工夫などあれば教えてください。

伊藤さん まずは、生徒様が居心地がよい時間になるようにといつも心がけてきました。
メニューがおいしいことは当たり前で、そのほかの満足感が必要だと思っています。

一人で居ずらい人はいないか、実習で均等に仕事ができているか、実習時間が長すぎないか、わからないところはないか、室温は適切か・・・など、生徒さんが快適に心地よく過ごせているかを、レッスン中、常に意識しています。

――レッスン中、全生徒さんに気を配っていらっしゃるのを感じました。

伊藤さん ありがとうございます。あとは、常に生徒さんに求められているものは何か、を考えるようにしていることでしょうか・・。
実は、始めた当初は、思いが熱すぎて最初に1時間講義をしていたのですが、はっとみたらお仕事帰りの生徒さんが寝ていて(笑)。
これではいけない!と思い、生徒さんの目線で、レッスンの進め方やメニューを考えるようになりました。


伊藤先生2

20周年記念パーティーには多数の生徒さんが参加!おおいに盛り上がりました。



伊藤さん そのほか、作業にボリュームがあってもちゃんと時間内におさめること、そして、しっかり理解していただけるように、実習制で、切り方からきちんと伝えることも心掛けてきました。

下ごしらえを全てこちらでやってしまうと、切り方がわからないですよね。
味や食感など完成に影響を与えますので切り方はとても大事です。

――確かにそうですね。家で再現するときに皮のむき方や切り方など、下ごしらえを見ていないとわからないことが多いです。
ところで、ボリュームといえば、試食がボリュームいっぱいで驚きました!

伊藤さん 時々生徒さんに言われます(笑)。自分が参加する立場だったら・・と考えると、少ないと寂しくて。生徒さんにしっかり味を知っていただきたい、品数も満足していただきたいと思うと、ついボリュームが多くなってしまいます。

”トータルの満足感”が大事


――長年のお教室運営を通して、この仕事に必要なことはどのようなことでしょう。
これからお教室を開きたい方にアドバイスするとしたら?

伊藤さん 「必要なのは、サービス業としての配慮と、常に新しいことを取り入れた魅力あるレッスンづくりだと思います。

料理教室は、単に料理を教えることだ、と思わないほうよいと思います。実際に、料理の知識だけを求めている生徒さんは少ないと感じています。

料理はもちろんのこと、盛り付けも空間も含めて、生徒さんが教室にいる時間に感じる、”トータルの満足感”が大事だと思います。

――深く共感します。


伊藤先生3

料理だけでない学びがあるから、通い続けたい教室であり続けます。



――最後に、25周年、30周年に向けて、これからの夢を教えてください。

伊藤さん これからも生徒さんにとって通い続けたい、と思っていただける教室を続けていきたいです。そのためにも、生徒さんの要望を取り入れたり、喜んでいただけるレッスンを作っていきます。

直近では、フランス家庭料理クラスでは、もっと深く学びたい方向けにディプロマ授与コースを新設してより専門性を高めました。そしておウチ料理クラスでは、トレンド性をもたせて間口を広げ、いろいろな方が気軽に利用できるスタイルとして、2極化を図ろうとしています。

料理の面白いところは、ライフスタイルや年齢に合わせて変化していくところ。トレンドの影響もありますし、好みも変わったりします。
生徒さんのご要望を理解し、いつも好奇心を忘れず新しいことを発信できるように、様々なことを吸収していきたいと思っています。

――生徒さんと一緒に進化していく教室、これからも楽しみです。今日は貴重な機会をありがとうございました!

伊藤さん こちらこそありがとうございました!

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今も変わらずずっと”食への好奇心”がいっぱい!という伊藤さん。その好奇心が、前進のパワーにもなっているようです。
これからも、変わらない部分と新しく取り入れる部分が素敵なバランスで共存し、生徒さんにとって通い続けたい場所であり続けることと思います。

(おわり)
インタビュー・テキスト=窪田みゆき
写真=原田圭介

プロフィール

伊藤くみさん
栄養士の母に育てられ、幼い頃より「食」に興味を持つ。
会社員の時に、旅行をきっかけに料理に傾倒し、改めて服部栄養専門学校にて学ぶ。
1996年同校料理作品展で最優秀賞受賞。
レストラン勤務を経て、1998年より恵比寿で料理教室IMAGINER(イマジネ)を主宰。
「フランス家庭料理クラス」をレッスンで展開する。出産、育児中もレッスンを続け、「おウチごはんクラス」増設。佃クラス、戸越クラス増設。
現在、月10~12回のクラスを開講。
教室主宰20年目で、受講者はのべ10,000名を超えました。

[資格]
日本ソムリエ協会認定ソムリエ・調理師・フードコーディネーター・食育インストラクター・味噌ソムリエ

サロン情報

IMAGINER

食卓から生まれる幸福感をわけあいたくて、料理教室を続けています。
豊かな食卓は、ココロのゆとりと元気の素。
「フランスの家庭料理」と「毎日のおウチ料理」のクラスを運営中。どちらも、素朴なフランスの家庭料理を、美味しさににこだわってご紹介します。
おウチ料理コースは、手軽なメニュー中心で、季節に1回、和食やエスニック料理を織り込んでいます。
どちらも、料理の基礎から、食文化、調理のコツを講習し、実習スタイルですすめます。6~8名程度で、温かみのあるレッスンを心がけています。現在20代~60代の方がご参加されています。
初心者やお一人参加の方も多く、和気あいあい、楽しんでいただいています。

ジャンル:

家庭料理、日本料理、フレンチ、エスニック、和菓子、洋菓子、チーズ、おもてなし、紅茶

サロン特長:

初心者歓迎、平日開催、夜間開催、土日開催、お友達同士歓迎、子連れOK、男性参加OK、体験教室あり、予約制、お酒の提供あり

所在地:

東京・渋谷区恵比寿

ホームページ、ブログ:

http://itokumi-imaginer.com/

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