川中靖子（かわなかやすこ）さん　第４回

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川中靖子（かわなかやすこ）さん　第４回

川中靖子（かわなかやすこ）さん　第４回

yasuko style

川中靖子（かわなかやすこ）
【横浜市青葉区】
整理収納

今月の「整理収納」のコーナーでご紹介するのは、「yasuko style」代表の川中靖子さん。
建築業界で10年以上働いていた川中さん、ご出産を機に「格好よく住むことより、目の前のモノと向き合うことの大切さ」に気がつきます。現在は3人のお子さんの子育てをしながら、「お母さんが一人で頑張らない」「片付けはゴールじゃない」をモットーに、ワクワク楽しめるアイデアを企画して活動されています。
心を整えて家族みんなが幸せになる川中さんの家作りを4週にわたってご紹介いたします。

12.ご興味のある方、いつかお教室を開きたい方、お仕事にしたい方へアドバイスをお願いします

家に関わる仕事は、その方の人生に関わる仕事だと思います。難しいけれど、楽しい！！つい、片付けをゴールにしてしまいがちですが、その方の望みや家族関係、どんな人生を送りたいのか、そんな領域まで踏み込んで、お客さまと一緒に未来を見ることができたらおもしろいと思いませんか？
私は二級建築士などの建築系の資格を持っていた経験から、「家に足を踏み入れる」ということは慣れていました。独立した時も、正直家に入るという仕事のハードルは高くありませんでした。しかし、10年続けている今でも「どうすれば目の前のお客さまが、理想通りにすっきりと片付いて素敵な家になるのか」を瞬時に明確に答えることができません。そのくらい見た目やカタチだけで悩みを解決することは難しいからです。
また、家の中を見せるだけでも恥ずかしいのに、収納の中身まで見せてもらえるということは、自分とお客さまの人間関係ができていないといけないとうまくいかないと思っています。
信頼して頼んでくださる思いに誠意を持って対応することと、一緒に見る未来がワクワクと輝いて見えることを共有できれば、資格や経験さえ必要なくなると思います。最後は人だと思うので、自分自身が努力し続けて魅力的でありたい、と思っています。

13.これからの夢を教えてください

「私の家がパワースポットです」と答えられる人を日本中、世界中に増やすことです。

“「家」という外から守られた場所で、大事な家族に癒されたい”
という一見普通に見える幸せも、今の世の中だからこそ、余計に手に入れることは難しいと思います。

・外で頑張っているから家の中ではゆっくりしたい
・仕事に家事、子育てや介護で、家に居る時間さえも忙しい
・いつも散らかっていてイライラする
・自分ばっかり頑張っている気がする

家に居ても、ゆっくりするどころか、何かに追われて忙しい毎日を送っている人がほとんどです（虐待やDVも他人から見えない家の中で起こること…）。

でも、家がパワースポットになれば、どうなるでしょうか？

「今」ある状況で満足ができる、安全で安心な場になれば、それは、幸せへの近道になるはず。

そのためにも、家を整えるための片付けや間取りの使い方だけではなく、心を整えてくれることも習慣化することをおすすめしています。家の中でいつでも運動ができるようになる仕組みや、お金を生む家をコンセプトにするなど、いつまでも元気で楽しくいられるような工夫も、家作りの中に取り入れるとおもしろい、と思っています。

14.先生にとってキッチンとは？

毎日料理をしたり、おやつを探したりと楽しい場所であると同時に、家族の健康を支える場所であり、大事なことを伝える場所など、私にとって沢山の意味を持っている場所です。
私には子どもが三人いるのですがキッチンに立っている時「手伝いたい」と言われたら、できるだけその子ができるレベルのことはお願いするように心がけています。
また、私は料理を効率よく作りたいタイプなので場所や動線、モノの点数に気を付けています。今後リフォームや家を建てる時には、家族の誰もが動きやすい、キッチン中心の空間を作りたいです！