私の思い出の味

皆さま、おはようございます。

料理研究家&食トータルデザイナーの小野孝予です。

一気に2記事書きました^^

 

今回は私の思い出の味について、お話ししたいと思います。

私の母はそれほどお料理が得意ではないように思うのですが、

時々作ってくれた母の故郷 秋田の鍋「だまこ餅」が大好きで、

私の思い出の味です。

 

秋田名物の鍋と言えば、皆さまがご存知なのは、「きりたんぽ鍋」でしょう!

実際のところ「きりたんぽ鍋」も「だまこ餅」もほとんど同じなのですが、

棒の周りに白飯を付けて炭火で焼いて作る ’きりたんぽ’ を家庭用に簡単に白飯を

小さいお団子状にしたものが ’だまこ餅’ になります。

 

母の話によると、今でこそスーパーでもきりたんぽが買えますが、

昔は売っていなかったので各家庭で作っていたそうです。

しかしきりたんぽを作るのは少し大変な作業なので、秋田の家庭では

もっと手軽に作れるだまこ餅をきりたんぽの代わりに鍋に入れたそうです。

 

鶏の出汁に鶏肉、舞茸、ごぼう、せりの味が溶け込んで、

そのお出汁を吸っただまこ餅が美味しくて美味しくて、

このブログを書きながら思い出すと生唾が出てきてしまいます。

 

そして寒い時期は体もポカポカに温まりますし、鍋を囲んで家族で夕食を食べるのは、

何だかやはり幸せ感じますよね。

 

因みに我が家は父がグルメで、お料理も好きでした。

私は父の血を継いだようです!

 

新年のお節も、父が作っていたというちょっと変わった家庭でした。

父の作る「数の子の醤油漬け」が特に絶品で、私が結婚して随分経ってから

一度作り方を聞いたのですが、適当に味を見ながら感覚で作るんだ!とのことで、

ちゃんと教わることが出来ませんでした。

お節の「数の子」、私も料理スクールで習ったり、様々なレシピを参考にして

作りますが、父の「数の子」の方が、圧倒的に美味しいのです。

父の味を思い出しながら何度かトライしても、私の舌の記憶で覚えている味には

なかなかたどり着かないです。

お酒とみりんをビックリするほど使うところまではわかっていますが、

未だに解明できない私の課題です。

 

小野孝予

 

CENTROキッチンについてもっと詳しく知りたい方はこちらをご覧下さい → 


料理教室クオリアHP

Instagram

 Instagram はこちらからです