「Chizuおもてなしサロン」 下山千津子さん
お料理は“健康美食”をメインに
――レッスン、とても楽しそうでした!みなさん仲がよさそうで。
黙々とやる、というよりは、いつもみんなで話合いながらレッスンを進めていく感じです。生徒さんもご新規の方もいらっしゃれば、もう13年も通い続けてくださる方もいて。皆さん、お教室を楽しみに来てくださっているみたいです。
皆さん先生に会う日を心待ちにしている様子
――先生のお教室では“健康美食”がテーマと伺いました。
はい、そうなんです。私のお教室は健康と美容に気遣ったお料理を中心としています。
季節の素材を生かした、ご自宅でもお手軽に作れるレシピをレッスンしています。私自身が発酵食スペシャリスト・薬膳マイスターなど、健康に気遣った資格を取得済でもあります。これらの知識を活かして、2018年のミス・ユニバースジャパンファイナリストオフィシャルトレーナーでは和文化・プロトコールの他、健康美食の講座を担当させて頂きました。
――“健康美食”をテーマにするきっかけはありましたか?
料理研究家って、本当によく食べるんです(笑)。私自身も料理も好きだけれど、食べることも大好きで。それが祟ってしまって、実は最近お医者様に少し健康に気遣うようにと言われてしまったんです。同時期に、生徒さんからも「最近太ったんです。」「ヘルシーなレシピを教えて欲しいです。」というようなお声があがって、それなら……と「健康」と「美」をメインとした料理にしていこう、と決心しました。
女性の永遠のテーマでもありますから以前から意識はしていましたが、より一層力を入れていこう、という感じですね。
「健康美食」がお教室のテーマ
――ご自身と生徒さんのためにはじめられたんですね。たとえばどんなことを意識されていますか?
私のお教室のコンセプトは「食べ方が変わると、心が変わる! ~Positive Eat~」。
誰もが憧れる自分になれる美人力を開花するために、内側から美しく健康になれるよう、お肉とお野菜のバランスや調味料を考えたりしています。とはいえ、難しすぎると作ることも億劫なので、なるべくシンプルなお料理になるようレシピを考えてみたり。
「食」って活力の源です。実際食を見直すことで、私の心がポジティブマインドに変わっていきました。体の中から美しく健康になることで前向きな心が整い、人生のパフォーマンスを向上させることに繋がる……そんな食の素晴らしさを皆様にお伝えしていけたらと思っています。
心を前向きにしてくれる“食”を
“地産地消・地方創生”への貢献
――下山先生は、お教室以外にもさまざまご活躍されていると伺っています。
はい、長くお教室をやってきた中で得た、食に関わる学びと経験を活かして、今は社会貢献もしていきたいと考えていて。その一環として、地方創生に力を入れています。お教室という枠を飛び越えることで、自身の成長にも繋がるかなと。
最初は、農林水産省認定の6次産業化プランナーにエントリーして活動を始めました。
6次産業化プランナーでの私の役割は、商品開発などの専門的な知見を持って、生産者さんの相談窓口として、新商品開発のサポートや販路拡大のアドバイスをすることです。またフードロス削減に繋がるB級品の活用なども携わりました。
G7広島サミットで採用された苺の生産者様、ジュースに加工する人参生産者様など、様々な農家さんのサポーターをしましたね。
その活動の幅が広がり、県の支援事業に関わる食のエキスパートとして、仕出し弁当、お惣菜とおにぎり屋、佃煮屋等のリニューアル化にも従事しました。また、広島市の企業様主催のプロジェクト「広島の美味しいものをブラッシュアップ」地産地消を応援するメンバーとしても貢献してきました。
これまでに、広島産牡蠣、穴子、レモン、はちみつ、ジビエ、鶏肉等の新商品開発や既存商品のブラッシュアップをサポートさせて頂きましたね。
地域のために出来ることを
――国の取り組みに参加されていたんですね。
はい、その後、6次産業化プランナーがなくなり、広島市食農コーディネーターのお話が舞い込んできました。そこではまず、2年間、直接広島市の農家さんから様々なお話を伺うんです。後継者不足もそうですし、フードロスの問題なんかもありあます。
例えば、広島市の若手農家さんがまず取り掛かる人気の野菜は小松菜とお聞きしました。小松菜は育てやすく、年に2,3回出荷できるそうで、すぐに収入になりやすいというところが理由です。しかし、ゆえに作り過ぎてしまって畑の肥やしになってしまっている、という現状があるんですよね。そういうお話を伺って、私たち食農コーディネーターが小松菜活用の新レシピを考えてみたり、たくさんの消費者の方と一緒に小松菜を使ったレシピを作るイベントを催したり、ということをサポートしていくんです。
また、地産地消応援を目的とした個別の取り組みとして、厄介者の竹を加工した塩蔵メンマの特産化を目指したレシピ開発のお役目を頂き、万能ストックで時短レシピに役立つ「メンマそぼろ」を考案しました。
レシピ開発時は、忙しいライフスタイルに役立つ、簡単にできる美味しい食事作りを考えるようにしています。料理教室で生徒さん達が共通して悩んでいることなどからインスピレーションを得て、レシピ開発に役立てさせて頂いています。
新レシピの開発などを担当
――サポーターって、農家さんのお声を聞いて、困りごとを解消していくようなイメージですか?
はい、おっしゃる通りです。
そして実は、この11月からまた市とは別のところで、「農家さん、生産者さんの取り組みをサポートしていこう!」という声が上がって、そういう取り組みを行う施設が出来るんです。そちらの講師としてお声かけ頂いたので、私も参加させて頂くことになりました。
――わあ、すごい!何をされる予定なんですか?
今進行しているプロジェクトとしては、広島産ジビエ肉を広める取り組みです。広島の鹿肉や猪肉を皆さんに召し上がって頂くためにはどうしたらいいか?というところで、私の方でレシピ開発を担当させて頂きました。こちらを実際に商品化していこうということで、今絶賛進行中です。
――水面下で11月に向けてどんどん動いているんですね。
そうですね。実際今も、地鶏のサポートをしてほしいとお話を頂いていたりして。広島の食材をどのように広めていくか、これからも模索し貢献し続けられたらいいなと思っています。
お教室も、お教室以外も、全力の下山先生
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お教室だけでなく、地産地消・地方創生までも視野に入れ、広島全体を盛り上げようという下山先生のエネルギー、そして食への愛をすごく感じられるインタビューでした。次回はいよいよインタビュー最終回です。
ディレクション:株式会社COOK ART
インタビュー:太田 えり
撮影: 冨田 真佐子
プロフィール
健康美料理研究家。マナー講師。食空間コーディネーター。フードコーディネーター。発酵食スペシャリスト。食品表示検定中級。食農コーディネーター。ミスユニバースジャパン2018ファイナリストオフィシャルトレーナー(健康美食・マナー・日本文化担当)
サロン情報
活動内容
健康美おもてなし料理、季節の食卓を彩るテーブルコーディネート、フラワーアレンジ、貴女が輝き相手も幸せになるマナーをトータルで学べるカリキュラムをプロデュースしています。
自分磨きマナー実践講座をグルメ店にて毎月開催しています。
地産地消に貢献、食の開発・企画・プロモーション事業。
調理師製菓専門学校講師。おもてなし研修講師業。
ジャンル:
料理・食育・食材 :
家庭料理
日本料理
イタリアン
フレンチ
中華
韓国
エスニック
健康食
デコ巻き寿司・飾り巻き寿司
ハーブ
チーズ
パン・スイーツ :
洋菓子
飲み物 :
日本酒
ワイン
茶道
紅茶
コーヒー
中国茶
スムージー
おもてなし・作法・美容 :
おもてなし
テーブルコーディネート
ナプキンワーク
華道
マナー
美容
フラワー :
フラワーコーディネート
アーティフィシャルフラワー
整理収納・お手入れ・防災 :
インテリア・アロマ・カラー :
カラーコーディネート
クラフト・デコレーション :
その他 :
サロン特長:
初心者歓迎
平日開催
土日開催
お友達同士歓迎
男性参加OK
少人数制(6人以下)
予約制
各種イベントあり
レンタルあり
駅近(徒歩10分以内)
お酒の提供あり
オンライン開催あり
資格取得講座あり
プライベートレッスン(貸切)応相談
お一人様歓迎
所在地:
広島県 広島市中区白島中町