予約の取れない自宅教室
~人気レッスンの魅力をレポート~

「HAPPYPAN」主宰 宮下由美子さん

宮下由美子さん

今月ご紹介するのは、長崎市で宮下由美子さんが主宰するパン教室「HAPPYPAN」。佐世保や沖縄などでもレッスンを行うほか、”すぐそばの誰かを笑顔にする”をコンセプトに、パン作りだけでなく、勉強会や人生の先輩から家庭料理や生き方を学ぶ会も開催。ご縁を大切に、様々な活動を広げていらっしゃいます。
今回は2019年10月に訪問したレッスンの模様とインタビューを4回にわたりご紹介します。最終回は、教室運営に込めている思いや二冊目の著書のこと、これからの夢や展望について伺ったインタビュー後半です。

掲載日:2019/12/23(月)

「先生」は禁止!?

――2004年にレッスンをスタートされ、もう16年目ですね。いつもレッスンで心掛けていることはありますか?

宮下さん 貴重な休日や有休を使ってきてくださる方も多くいらっしゃいます。皆さん大切な時間とお金をうちに投資してくださっているのですから、価格以上の「何か」をお持ち帰りいただけるようにしたいと心掛けています。

レシピを知りたい、おしゃべりしたい、リラックスしたい、そう言った、わかりやすく言葉にできること以外も、お一人お一人のニーズを想像し、これかな、と思うものを返していく、の繰り返しです。それを、レッスン、レシピなどのクオリティも落とさずに続けていくことが大切だと思っています。

あと、うちの教室では、「先生」と呼ぶことを禁止!にしています。

写真は出張教室の一場面。カフェの小さなテーブルを借りて開催したパン教室。

――そうなのですか!?

宮下さん 教室を始めて10年くらいは「先生」と呼ばれて「はーい」と返事をしていましたが、ふと、このままじゃだめだな・・と思ったんです。先生こそ一番勉強をして向上をしていかなければならないのに、先生と呼ばれることで成長が止まっていると感じるようになりました。

それからは「先生って呼ばないでください!」と話して、皆さんには、「宮下さん」「由美子さん」と呼んでもらうようにしています。

宮下さん流、子育てと仕事の両立

――教室外でも様々な活動を広げていらっしゃり、ご多忙かと思います。プライベートでは7歳のお子さんを持つママですが、お仕事との両立はどう工夫していますか?

宮下さん うちは娘一人ですが、あまり手のかからない子で、楽させてもらっているなと感謝しています。
仕事はエンドレスであるので、娘と一緒にいる時間を最優先してスケジュールを組みます。いま「親子お茶教室」に秋から通いはじめたところです。また、また、ピアノの送迎など車で一緒にいる時間は、かえって家でバタバタしている時間よりも話をしているかもしれません。パンやお菓子も、時々一緒に作ります。

夕食のことを我が家ではパーティーと言います(笑)。 たいした食事ではないのですが、その方が楽しいですよね!「○○ちゃん、今夜のパーティー何たべようか?」といつも話しています。

あと、1日1回は必ずぎゅーっと抱きしめています。

「今」の自分にとっての優先順位を決めて、子育てと仕事をしなやかに両立。

――一緒の時間をとても大切にしていらしゃるのですね。夕食を「パーティー」と呼ぶのは素敵なアイデアです!

宮下さん ありがとうございます(笑)。ゆっくり作れない日もありますが、できるときに炊き立てご飯を冷凍しておいたり、作り置きを用意しておいたり。出汁は必ず昆布といりこでとり、それで汁物を作ります。

日本の出汁で取る汁物は「しあわせだな~」と思うホルモンがでる食材だそうですね。長崎の80代の料理研究家の方の研修に毎月通っていて、その脇山順子先生という方に最近教えていただき、改めて、感動しました。

――食事は大切ですよね。あたたかい光景が目に浮かびます。

宮下さん 出張などはどうしていますか?とよく聞かれるのですが、日帰りできる時は日帰りするようにし、宿泊のときは母にバイト代を支払って泊まりでお世話になっています。娘はまだ寂しい日もあるみたいで、そのあたりの葛藤がいつもありますが、出張は数か月に1回なので、それ以外の時間で補足できたらと思っています。
学校の行事もなるべく多く参加するようにしています。

――お母さんの仕事や頑張る後姿を見ることは、素敵な教育だと思います。

2冊目の本に込めた思いとこれからの扉

――2冊目の本も出版されたのですね。

宮下さん はい、今月、12月に完成です。1冊目のときとは違って今回は自費出版です。
少し前に、もう一度静かに自分のお客様が喜ぶことはなんだろう、と自問自答する機会がありました。その時に、たいした内容ではなく恐縮ですが、「宮下さんのblogが好きです」と言われることが多く、「ああ、皆さん、おススメ情報や自分のためになる情報も好きだけど、少し自分を”座らせる”というか、少し自分の内面と対話するコンテンツ、媒体、できたら、写真なども多くあるものを求めていらっしゃるのかもしれない」、そんなふうに思い、2回目の本は私のブログみたいな世界を作ろうと決めました。
そして、それを「いいね」と言ってくださる数少ない方々の心友みたいな本になるように、また、、私自身が棺桶に入る時に「ああ、あの時間はよかった」「ああ、あれが誰かのお気に入りの1冊になれたかな」、そう思えるような製作時間にしようと思いました。
ただまっすぐ、「入魂」という指令を自分に課しました。

本で伝えたいことは、一言にまとめると、「がんばりすぎないでしあわせに暮らそう!」ということです。

――いろいろな思いが詰まった本なのですね。読んだ方のご感想も楽しみですね。

2冊目の著書「がんばりすぎない象」。ユニークなタイトルの理由は、この中に。

――これまで長年教室を続けてきて、大切だと思うことはどんなことでしょう。

宮下さん 想像力だと思います。生徒さんやお客様がどんなことで喜んでくださるか、どんなことを求めていらっしゃるか、想像する力が大切だと感じています。

――最後にこれからの夢を教えてください。

宮下さん 今、沖縄や福岡、東京など各地でレッスンをさせていただいていますが、そこに参加してくださる皆さんがつながってくださるような場をオンライン、オフラインで作っていきたいです。
また、HAPPYPANの講師を5名程誕生させ、沖縄、福岡、東京クラスも新しいスタッフが誕生できるようにしたいですね。

2020年は自宅を少し改造して、シュトーレン、ごはんパン、スコーン、ライ麦パンなど、まずは片手ぐらいの種類から商品化していき、販売する事業もスタートしたいと思っています。ずっと「教室」が大好きで、「教室」「一人で授業」にこだわってきましたが、新しい扉が開きました。「販売」&「チームで仕事」、これがきっと私の40代前半の扉だと思います。私はあくまでも脇役、営業担当にまわり、仲間と共になくてはならない存在の場を丁寧に作っていきたいです。

―――着実に実現させ、きっと全て叶いそうですね!PANから生まれる繋がりの広がり、これからもとても楽しみです。今日はありがとうございました!

宮下さん こちらこそありがとうございました!

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周りの人を応援する立場になりたいという思いは、これまで周りの人に応援してきてもらったことへの感謝の思いが深いからなのだとう、とお話を聞いていて感じました。「パン作りは人と人をつなぐ一つのツール」。そう思うと、無限の可能性がありそうです。ワクワクするお話を聞くだけでワクワクが伝わり元気になる、そんな素敵な取材でした。

(おわり)

インタビュー・テキスト=窪田みゆき
写真=松村琢磨

プロフィール

少人数制のパン教室を開催しております。

パン作りがはじめての方でも
お一人でも気軽に参加できます。
アットホームな雰囲気の中、
身近にある材料でお好きなパンを焼きます。

長崎市、佐世保市、沖縄那覇市で開催。
親子パン教室、自宅でプチパーティーも実施。
2004年秋より開講

サロン情報

HAPPYPAN

がんばるあなたを応援する パン教室です。

教室には「非日常」「出逢い」「ぬくもり」があります。

お会いできます事を
楽しみにお待ちしております。
どなたでもご参加可能です。
お気軽にお問い合わせください。

ジャンル:

パン

サロン特長:

初心者歓迎、平日開催、夜間開催、土日開催、お友達同士歓迎、男性参加OK、少人数制(6人以下)、体験教室あり、子供教室あり、予約制、駐車場あり、各種イベントあり

所在地:

長崎県

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