「Salon de R」主宰 石松 利佳子 さん
今月ご紹介するのは、東京都目黒区で石松利佳子さんが主宰する「Salon de R」。
「身体の中から美しく」をコンセプトに、様々な国の料理をプラントベースにアレンジして動物性食材を使わないヴィ―ガン料理を伝えています。
これまでのヴィ―ガン料理のイメージを一新する、スタイリッシュでとびきりの美味しさとおもてなしのセンスが評判を呼び、遠方から通う生徒さんも多数です。
今回は2022年4月に訪問したレッスンの模様と、インタビューを4回にわたり紹介します。 第3回目は、石松さんが教室を開設したきっかけや活動を伺ったインタビュー前半です。
掲載日:2022/6/20(月)
ストイックになりすぎず、食の楽しみを最優先に
――素敵なレッスン、おつかれさまでした!
石松さんの提案するヴィ―ガン料理は、おしゃれでセンスがよくて。これまでのイメージが一新されました。
石松さん ありがとうございます。
ヴィ―ガン料理というと、ちょっと地味な印象を持っている方が多いですよね。
美味しさを感じるのは視覚が8割以上を占めているので、パッと見た印象はとても大切だと思っています。
華やかで、「わ、美味しそう!」と思っていただけるように、彩りや見栄えにも心配りをしています。
そして、どなたが召し上がっても美味しいと思えることと、簡単で作りやすいことも大切にしています。
――とても共感します。そして、ワインに合うお料理というのも魅力的です。
石松さん 私自身ワインが大好きで、ワインスクールの「アカデミー・デュ・ヴァン銀座教室」でクッキングクラスの担当もしていました。
教室でご紹介するお料理は美容と健康がテーマですが、ワインに合うものが多く、生徒さんに喜んでいただいています。
食を変えて病気を克服。体験いかし美容と健康をテーマに“美しいヴィ―ガン料理”を提案
――そうなのですね。生徒さんはヴィ―ガン志向の方が多いのでしょうか。
石松さん 中にはヴィ―ガン志向の方もいらっしゃいますが、お肉もお魚も召し上がる方が90%以上です。
美味しいものとワインが好きで、美容や健康にも興味がある方が多いです。
「食の楽しみは我慢したくない、やはり美味しさが最優先。美味しくて美容にも健康にもよいヴィ―ガン料理なら取り入れたい」というスタンスですね。
私も元々食が大の楽しみで、外食も大好き。外食時はお肉もお魚も、なんでもいただきます。
生徒さんにも、ストイックになりすぎず、楽しみながら取り入れていただくのが一番よいと思っています。
例えば週に1回、または月に数回ヴィ―ガン料理にするだけでも体は確実に変わってきますので・・。
――体は食べたものでできている、と言いますがその通りですよね。
石松さんがヴィ―ガン料理を取り入れ、そしてお教室を開いたのはどのようなきっかけでしょうか。
石松さん きっかけは、病気を患ったことでした。3回手術をし、3回目は熱と出血がおさまらなくて、もうこのまま死んでしまうかもしれない・・と思いました。
そこから食と健康のつながりを深く考え、食事を変えていきました。
最初にマクロビオティックを学び、実践したところ、体調がガラッとかわったのです。
当時の私は甘いものが大好きで、夜中に濃厚なアイスクリームを2個ペロリと食べるほど。すぐに甘いものがほしくなってしまって。きっと砂糖中毒だったと思います。
白砂糖をやめ、玄米食にすることで、いつも低体温だったのが、体温があがって風邪をひきにくくなり、なんと、アイスクリームが気持ち悪くなって食べられなくなったほど。自分でも本当に驚きました。
その後、薬膳やそのほか様々なことを学び、今の自分のスタイルがあります。
――そうだったのですね。
石松さん 教室をはじめたきっかけは、子どもの頃から料理が大好きで、ホームパーティーを開くと「料理を教えて」と言われることが多かったこともありますが、食事で人生が変わる!健康になれる!という自分の体験をお伝えしたい、という思いで、美容と健康をテーマに、最初は友人たちに教えることからスタートしました。
薬膳をベースに季節にあった料理を提案
――お教室のコンセプトや学べることについて教えてください。
石松さん 教室では、「身体の中から美しく」をコンセプトに、月替わりで様々な国の料理をプラントベースにアレンジし、デモンストレーション形式で前菜からデザートまで5〜6品を紹介しています。
スリランカ料理などは副菜も多いので、10品以上になることもあります。
薬膳の考えも取り入れ、その季節に影響がある臓器の話やケアのポイントも一緒にお伝えしています。
世界各国、旅で出会った素敵な料理をプラントベースにアレンジして紹介
――スリランカ料理など世界の料理が学べること、そして、季節の食養生も学べるのは嬉しいですね。メニューはどのように決めるのですか?
石松さん 基本的には、薬膳をベースにその季節に取り入れたい食材を決め、何料理にするかを考えています。
コロナ前はよく海外旅行に行っていたので、旅先で出会った料理からメニューを考えることが多くありました。
例えば、ペルーやトルコに行った翌月はそれぞれペルー料理、トルコ料理にするなど・・。
外食ではお肉もお魚もいただきますので、それをプラントベースでアレンジするには?と考えるのがとても楽しいです。
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ご自身の病気をきっかけに食と健康について考え、学び、実践し、体が変わり、実体験を通して食の大切さを深く知ったという石松さん。
しなやかに楽しく提案していくご活動は多くの方の共感をともなってますます広がっています。
次回最終回は、お教室運営の工夫やこれからの夢などを伺ったインタビュー後半です。
どうぞお楽しみに。
インタビュー:窪田みゆき
撮影:原田圭介
プロフィール
美容料理家
クシマクロビオティックス・コンシェルジュ、薬膳フードデザイナー、スーパーフードマイスター、豆腐マイスター、豆腐&ビューティーライフアドバイザー、アロマテラピーインストラクター、花・芸術文化協会テーブルコーディネートディプロマ取得
「身体の中から美しく」をコンセプトに、マクロビオティック×薬膳×スーパーフードを融合させたプラントベースの料理教室「Salon de R」を主宰。
料理教室だけでなく、豆腐マイスター認定講座や薬膳の理論クラスも開催。
その他、短大やワインスクールでの講師、WEB・雑誌にてコラム執筆やレシピ紹介、企業へのレシピ提供や商品開発なども手掛ける。
サロン情報
Salon de R
マクロビオティック料理教室「Salon de R」を主宰。
豆腐マイスター認定講座、薬膳の理論クラスも開催。
その他、短大での講師、WEB・雑誌にてコラム執筆やレシピ紹介、企業へのレシピ提供や商品開発なども手掛ける。
雑誌「ELLE gourmet(エルグルメ)」 公認料理家
エルオンラインにてレシピを掲載しております。
https://www.elle.com/jp/author/300444/fc-rikako-ishimatsu/
雑誌 Veggy Vol.75
”ファイトケミカル”にて表紙と巻頭レシピ14ページ担当。
雑誌 Veggy Vol.58
“腸活レシピ”にて表紙と巻頭レシピ16ページ担当。
ジャンル:
料理・食育・食材 :
家庭料理
日本料理
イタリアン
フレンチ
中華
スペイン
インド
エスニック
ベジタリアン
マクロビオティック
健康食
薬膳
パン・スイーツ :
飲み物 :
おもてなし・作法・美容 :
おもてなし
フラワー :
フラワーコーディネート
整理収納・お手入れ・防災 :
インテリア・アロマ・カラー :
アロマテラピー
クラフト・デコレーション :
その他 :
サロン特長:
初心者歓迎
平日開催
夜間開催
土日開催
お友達同士歓迎
少人数制(6人以下)
予約制
各種イベントあり
駅近(徒歩10分以内)
お酒の提供あり
オンライン開催あり
プライベートレッスン(貸切)応相談
お一人様歓迎
所在地:
東京都 目黒区上目黒1-26-1