「IL LEGAME(イル・レガーメ)」主宰 岡嶋 美香さん
料理留学時から、教室開講を決めていた
――料理留学から帰国後、料理教室を始められたのですか。
毎回素敵なテーブルコーディネートも生徒さんから人気
岡嶋さん はい。 留学する以前から料理を教えて欲しいと言われることがあり、女性でも長く働ける料理教室という仕事を意識しはじめていました。
留学した時には、帰国したら料理教室をしようと決めていました。
最初はイタリア料理専門の教室をしていました。
イタリアンがまだ普及する前だったので、基本をしっかりというよりは、
イタリアにはこんな料理がありますよ!と、興味を持ってもらえるような切り口で行っていました。
――始められた頃はどのように集客されていましたか。
岡嶋さん 最初は友人に参加してもらったり、知り合いのお店にチラシを置いてもらったり、自宅以外に公民館などで一般の方向けの講座をすることもありました。
2003年頃、インターネットが普及し始めてすぐHPを作りました。 まだ料理教室でHPを持っている方が少なかったからか、検索して知ってもらう事が多く、それがきっかけで次第に生徒さんが増えていきました。
――時代に合わせた発信の仕方を取り入れていくのも、大事なことですね。
料理教室は自分のベース
――食材の組み合わせや、新しい味の出会いが魅力的な岡嶋さんのメニューですが、どのようなにアイディアを得ていますか。
岡嶋さん 普段から料理の事ばかり考えています。 食べに行ってインスピレーションを受けることもありますし、これもあれもやりたいと沢山沸いてくる時もありますが、段取りや工程、味のバランスなどで最終的には組み合わせていきます。
生徒さんから人気があるのは、簡単だけれど手が込んでいるように見える料理や、前もって作り置きできるような料理ですね。
――毎日のお料理にも、おもてなしにも使えるレシピは魅力的ですね。 最後に岡嶋さんにとって料理教室とは、どんな存在ですか。
料理教室はリアルな生徒さんの感想をもらえる大事なところ
岡嶋さん 私が出来るのは料理しかないと思っていますし、社会と繋がるツールだと思っています。
教室で出会った生徒さん同士がプライベートでも繋がってくれることも嬉しいですし、
美味しいと思ってくれた料理を誰かにつくってあげて、家族や友人との時間に彩りを与えられていると知れた時は、すごく幸せで、自分のやりがいにもなっています。
日々生徒さんから、温かさや思いやりをすごくいただいていて、私の方が学ぶことが多いくらい。 料理教室は自分の料理の仕事のベースとなるもの。 これからも続けていきたいと思っています。
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料理教室は料理を習うだけではなく、先生や生徒さん同士の出会いも楽しみの一つ。
そして習った美味しい料理が生徒さんの日々の生活に取り入れられて、幸せの連鎖ができていく。
岡嶋さんのお話を伺っていて、料理教室は改めて幸せを作る素敵なお仕事だなと感じました。 楽しいレッスンとお話をありがとうございました。
(終わり)
インタビュー・テキスト=佐藤恵美
写真=原田圭介
プロフィール
2000年 シエナ料理学院でイタリア料理を学んだ後、シナルンガのリストランテWalter Ridaelliでスタージュとして勤務。
帰国後大阪にてイタリア料理教室主宰
エル・ア・ターブル、Savvyなどに掲載
病院食やパティスリーの商品開発に携わる
2008年-2015年 タイと中国に住まいを移す
2016年 料理教室再開
各種イベントでの出張料理や外部レッスンも行う。
JSAソムリエ
調理師
食品衛生責任者
野菜ソムリエ
中華人民共和国認定 高級茶藝師
中華人民共和国認定 面点師(点心技師)
中華人民共和国認定 調理師
サロン情報
おもてなし料理教室 イル・レガーメ
普段の食卓に取り入れられるようなメニューから、少し頑張って作りたくなるお料理まで幅広くテーマごとのコーディネートとともにご紹介しています。
ジャンル:
日本料理、イタリアン、中華、エスニック、ワイン、おもてなし、テーブルコーディネート、中国茶
サロン特長:
初心者歓迎、平日開催、土日開催、お友達同士歓迎、少人数制(6人以下)、予約制、各種イベントあり、駅近(徒歩10分以内)
所在地:
神奈川県川崎市麻生区