『Marble-Cooking』主宰 藤本 佳子さん
「Marble-Cooking」のレッスン情報
――お疲れ様でした!とても充実した楽しいレッスンでしたね。
まずは、レッスンで学べることや開催情報を教えてください。
藤本さん はい、毎月テーマを決め、それに沿ったおもてなし料理とテーブルコーディネートをお伝えしています。
お料理はなるべく旬のもの、体によい食材を使い、テーブルの演出には必ず季節感を取り入れ、メニューカードやネームカードもご用意してご紹介しています。
クラスは基本的に1クラスですが、別枠で「男の料理教室」や「ママさんのサロン教室」、また、ご要望に応じてグループでの貸切レッスンもあります。
お昼と夜、土日の開催もあり、全てのレッスンを合わせるとだいたい月に40回ほど開催しています。
料金は1回ごとのお支払いで5000円前後で、入会金はありません。
定員は最大で6名、少人数制でアットホームな教室です。
参加しているうちに、「作ってみたい!」とワクワクするレッスンを展開
――学べるお料理も幅広いのですね。
藤本さん 今月はイタリアンがテーマでしたが、来月はイタリアンとフレンチの中間の創作メニューの予定です。和食やエスニックなど、月替わりで様々なレシピをご紹介しています。
「簡単・美味しい・見栄えがする」ことと、「失敗なく作れる」ことがコンセプトです。
―― ご出身の和歌山でもレッスンを開催されているとか。
藤本さん 和歌山では数少ないですが、月に数回やっています。
実はあちらに畑を持っているんです。月に10日間くらいは帰って畑仕事をしています。
みかんや梅も育てているんですよ。
―― それはすごいですね!
「おもてなしの楽しさを伝えたい」
――手作りのメニューカードや生徒さんのお名前を書いたネームカードの演出も素敵でした。
藤本さん ありがとうございます。どちらも毎月変えているのですが、中には気に入ってずっとファイリングしている生徒さんもいらっしゃるので、実は毎回新しいアイデアを考えるのが大変です(笑)
でも生徒さんが喜んでくださるのが嬉しくて、毎回頑張っています。
「おもてなしは、お金をかけなくても、身近なものを使いちょっとしたアイデアで楽しめます」
――お料理やテーブルコーディネートに加えて、すぐに真似できそうな手作りのアイデアも教えてもらえるのは嬉しいですね。
藤本さん そう言っていただけると嬉しいです。「おもてなし」というと、難しそう、めんどくさそう、お金がかかりそう、と思われがちですが、ご家庭にあるものを利用してちょっとしたアイデアでできることをお伝えするようにしています。
お金をかけなくても、身近なものでおもてなしは楽しめるんだ、ということが伝われば、と思っています。
――どんな生徒さんが多いですか?
藤本さん 10代から80代まで幅広い年代の方がおられます。一番多いのは30代のOLさん、40代の主婦の方です。
――ところで、可愛らしい教室名ですが、その由来は?
藤本さん ありがとうございます!響きと英文字のスペルがいいものを調べて決めました。
お教室開設のきっかけ
――お教室を開始して今年でもう13年目とか。はじめたきっかけを教えてください。
藤本さん 元々食べることが大好きで、料理はいろいろ習っていました。
実は以前、パソコンのシステム、デザイン、コンテンツ制作関係の会社を経営していました。
でもこの世界は日進月歩で、言語もプログラムもどんどん変わるし、スピードが速くていくら勉強しても追いつかなくて、だんだん「もう無理かも知れへんな」と思うようになってきたんです。
そんな頃、よく友達や仕事関係の人達を招いてホームパーティーをして、お料理を出していました。不思議なんですけど、一緒にテーブルを囲んで食事をともにすると、人と人の距離感がぐっと近づきますよね。それも楽しくて、よく開いていたんです。
そうしたら「料理を教えて」と言われることが増えてきて、「じゃぁはじめてみようか」と、まずは友達に教えたのがはじまりでした。
友達が友達を呼んでくれ、だんだん習いたいといってくれる方が増えてきて、会社を整理して私一人でできるくらいの仕事量にし、本格的に料理教室をはじめました。
パソコン関係の会社経営者から料理教室主宰者へ。全ての経験が食を通じて世界を広げます
――そうだったのですね! 教え方がきちんと整理されていてとてもわかりやすいですし、お教室のホームページでルール説明がしっかりとなされていたので、ビジネスセンスをお持ちの方だな、と感じていました。きっとお教室運営のいろいろな面に経営者視点が活かされているのでしょうね。
藤本さん いえいえ、そんなことはないのですが・・ 実は以前、大手調理師専門学校でビジネスクラスを担当し2,3年教えていたこともあるので、そうした経験も役立っているのかもしれません。
――全ての経験が役立ちますね。
藤本さん 食べることって普遍ですし、食に関する仕事は年をとっても経験がいかせれますよね。
いまもパソコン関係の仕事は続けていますが、自分でリズムをコントロールできるので本当にありがたいです。
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会社経営や講師など、多彩な経験を経てきた藤本さん。
人間の根本である「食」に関わるこの仕事でも、それらで培ってきたことが多いに役立っているといいます。
生徒さんの満足度の高いレッスンは、こうした体験や知識が土台になっているのかもしれません。
次回はお教室運営に込めている思いやこれからの夢などを伺ったインタビュー後半をお届けします。
どうぞお楽しみに!
インタビュー・テキスト=窪田みゆき
写真=伊藤裕司
プロフィール
藤本 佳子 さん
『Marble-Cooking』主宰
大阪の自宅マンションで、おもてなし料理とテーブルコーディネートのレッスンを開催しています。
簡単で、おいしく、見栄えのするお料理、失敗がなく、作りたい!と思えるお料理をデモンストレーション中心のレッスンでご紹介しています。毎月のテーマごとのテーブルコーディネートも楽しんでいただき、テーブルのアイディアをご提案しています。
サロン情報
「Marble-Cooking」
「簡単、おいしい、見栄えがする」そして、「失敗しない」をコンセプトにおもてなし料理とテーブルコーディネートのレッスンを開催してます。
1回ごとのお申込みですので、気軽に受講いただけます。
ジャンル:
家庭料理、日本料理、イタリアン、フレンチ、中華、韓国、おもてなし
サロン特長:
初心者歓迎、平日開催、夜間開催、土日開催、お友達同士歓迎、少人数制(6人以下)、予約制、駅近(徒歩10分以内)
所在地:
大阪府大阪市北区天神橋
ホームページ、ブログ:
http://www.marble-cooking.com/
レッスン情報:
毎月ごとに、テーマに沿ったお料理とテーブルコーディネートを学べます。デモンストレーション中心。女性限定、少人数制の自宅レッスンです。
とっておきレシピ
簡単秋色デザート さつまいものムース
材料
材料 4人分
・さつまいも 100g 正味量
・砂糖 大さじ2
・牛乳 200cc
・ラム酒 小さじ1/2
・ゼラチン 3g
・水 15cc
作り方
- ゼラチンは水でふやかしておく。
- さつまいもは、洗って水気をふかずアルミホイルに包み、グリルの弱火で焼く。20~30分、途中で竹串を刺してすっと通れば皮をむき、100g計量して、牛乳と砂糖、ラム酒と共にミキサーにかける。
- ふやかしたゼラチンを湯煎にかけてとかす。2の一部を加え、溶きのばしてから、2に戻し、再度ミキサーにかける。
- パットに流し入れ、冷蔵庫で冷やし固める。
- 取り分けて器に盛る。