「西丸料理教室」主宰 西丸 かおり さん
信頼できるスタッフと共に運営
――帰国されてから日本でもお教室をスタートされて、もう一度アメリカに駐在された時は、フードコーディネーターとして飲食店の企画などもされていたのですね。
信頼されているスタッフのサポートでレッスンに集中できるとのこと
西丸さん 日本に戻ってからレッスンを数多くやっていて、インプットの時間をとれず、少し枯渇した気持ちになっていました。
NYに行ってからは教室とは離れ、仕事をしながら新しい学びや経験を増やし、帰国する時には、また料理教室を再開するやる気に満ちて戻りました。
――現在は2か月毎にメニューを変えてレッスンされていますが、どのようにメニューは決めていますか。
西丸さん まず主役となるメインの食材や調理法を決め、バランスをとりながらメニューを組みます。
ここでは信頼しているスタッフと相談しながら考えています。
アシスタントもしてもらい、客観的な目線でアイディアをだしてくれる、大事なビジネスパートナーです。
時には流行りの食材をとり入れたり、新しい調理法も積極的にご紹介しています。
だいたい半年先位までメニューは決まっていますが、生徒さんからのリクエストにはなるべく早く応えるようにしています。
――以前レッスンでやったレシピも、新しい生徒さんはまた教えて欲しい!という希望がありそうですよね。
西丸さん そうですね。 ただ同じ料理でも時間が掛かるレシピの工程は簡略化したり、便利な道具を使ってより作りやすくしたりと、時代と共にレシピを変えてお伝えしています。
自分自身を表現する場所
――今後のお教室の展望など伺えますか。
人気のメニューには煮込み料理やクラシックなフレンチメニューも並びます
西丸さん 自分が勉強してきた「フランス料理」からブレることなく、多くの生徒さんやご家族にとって何度も作ってもらえるお家の定番となるようなレシピを、マイペースに紹介し続けたいと思っていますし、特別企画で才能ある方々とのコラボレーションも愉しみたいです。
フレンチは敷居が高いというイメージを払拭して、気軽に、毎日の食事をより美味しくするようなレシピや技術を覚えていって頂きたいです。
――最後に、西丸さんにとってお教室はどんな存在ですか。
西丸さん 天職です。
私の人生そのものであり、自分自身を表現するかけがえない場所だと思っています。
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生徒さんの中には、ご結婚前から通い始め、いまでは家族が「西丸レシピで育ちました」と話される方もいらっしゃるとのこと。
世代を超えて、これからもたくさんの生徒さんのご家庭で、愛されるレシピが増えていくことと思います。 ご活躍応援しております。
素敵なレッスンをありがとうございました。
(終わり)
インタビュー・テキスト=佐藤恵美
写真=原田圭介
プロフィール
仏文科卒。仏留学中に1年半ほどお世話になったお宅で仏家庭料理、お菓子、ワインが大好きになる。
卒業後広告代理店勤務。勤務中から料理 ワインの勉強を始める。
退社後 ル・コルドンブルー東京校にて料理、菓子を本格的に学ぶ。
その後夫について渡米。NYピーターカンプス パーゾンズにて各国料理を学ぶ。
途中渡仏。パリルノートル本店 リッツエスコフィエ ル・コルドンブルーパリ校にて学ぶ。
サロン情報
西丸料理教室
毎月1回 フランス家庭料理を基本に、日本の旬の素材を活かした、実用的でシンプルなレシピの料理とデザートをご紹介します。1時間半ほどで前菜2品メインデザートの4品をデモンストレーションを含みながら実習、その後食前酒ワインと共に試食します。テーブルセッティング、調理器具、ワインなどについても広くご紹介します。また、季節ごと特別企画(アフタヌーンティー・インド料理・イタリア料理等)もあります。
ジャンル:
フレンチ、洋菓子、ワイン、テーブルコーディネート
所在地:
東京都世田谷区