「くふうど」主宰 井浦五百子さん
和と洋、ふたつの魅力を贅沢に味わえる空間
京都駅から近鉄電車で30分ほど。閑静な住宅街を3分ほど歩き到着した、井浦五百子さんが主宰する料理教室「くふうど」。
「くふうど」とは井浦さんが生み出した言葉。
アイデアや改善をやさしく表現してくれる「工夫」という言葉が好きで、『工夫するフード=くふうど』と名付けたそうです。
ベルチャイムを鳴らし一歩入ると・・
まずうかがったのは、伝統とモダンが素敵にマッチした広々とした和の空間。和と洋の組み合わせが新鮮な、洗練されたテーブルセッティングにときめきます!
入口には、井浦さんが厳選したオーガニック食材がずらりと並び、生徒さんがレッスン後に購入することができます。
こちらでは営業許可も取得していらして、井浦さんがブレンドしたスパイスや手作りのグラノーラも販売されていて、とても好評だそう。
空間にも、”くふう”。照明、香り、音楽も心地よく、楽しく学べる雰囲気に包まれます。
(デッキにつながる部屋の写真:撮影 池井健)
そして、レッスンが行われるキッチンに伺うと、全くイメージが異なる「洋」の空間が!
明るい光が差し込む真っ白なキッチンスペースは、タイル貼りの大きなアイランドテーブルが印象的。収納の利便性や動きやすい動線がしっかり考えられていて、使い勝手がとてもよさそうです。
さらに、もう1つのお部屋もご案内いただきました。
企業のレシピ開発やブランドプロデュースなど幅広く活躍する井浦さんですが、こちらは、撮影でもよく使うそう。リゾートホテルのような開放的な雰囲気です。
それぞれ全く違う3つのお部屋の雰囲気にすっかり魅了されました。
くふうどを共同運営するご主人様がディレクションし、息の合う建築家とともに生み出したアイデアとセンスが存分にいかされたとても居心地がよい空間、そして優しく漂うおもてなしのお香の香りに、ふわっと気持ちがほどけていくかのようです。
きっと生徒さん方も、一歩入ると一瞬にして忙しい日常を忘れて、これから始まるレッスンに気持ちのスイッチが入れ替わることでしょう。
ここでしか学べないから、通う
ほっと和めるこの心地よい空間で学べるのは、”自然、健康、美”をテーマに色彩を応用した工夫のあるお料理。
「マンスリーおもてなし料理教室」「低GI・ロースイーツ専門クラス」「季節のハーブとオリジナル料理を学ぶハーブ専門クラス」「スパイスの特性をいかした新鮮なアレンジを学ぶスパイス専門クラス」など、大きく定番レッスンと専門レッスンに分かれています。
そのほか、はじめての方も気軽に参加できるよう、季節やトレンドを取り入れた一回ごとのレッスンが数多く開催されていて、ここでしか学べない内容に惹かれ遠方から通う生徒さんも多数です。
井浦さんが培ってきた知識、重ねてきた研究、独自の美学。ここでしか学べないことが満載。
今回取材させていただたいた「心ときめくアスリート食」レッスンは、2回目の開催だそう。
「アスリートに食が重要なことは誰もがご存知ですよね。パフォーマンスを最大化するための栄養を、いつ、どのように摂るべきか、研究も進んでいますが、様々な制限がつくほど、メニューの難易度は高くなります。いつも同じメニューで飽きたり、気持ちがアガらない間食だったり・・。
“食べるべき食事”と”食べたくなる食事”とでは、微妙に異なります。普通の人と同じく、アスリートにも豊かに食事を楽しんで欲しいと思い、これまで研究を重ねてきた、心ときめくアスリート食をお伝えしたく開講しました」
と井浦さん。
「こんなレッスンを探していました!」と、アスリートがご家族にいらっしゃる方やお仕事で携わっていらっしゃる方々がお申込みになっています。
作る側が楽しいことも大切
11時の開始時間が近づき、生徒さんが続々いらっしゃいました。
エプロンをつけて、キッチンへ。これから始まるレッスンを楽しみにしていらっしゃる気持ちが伝わります。
お揃いになったら、ウェルカムドリンクに「発酵シロップ」を割ったものが提供されました。美しい赤い色は、山ぶどうの色だそう。もちろん井浦さんの手作りです。
「おいしいー!」
生徒さん達に笑顔が広がります。
「それでは始めます、どうぞよろしくお願いします。今日は、生徒さんのリクエストで実現したアスリート食の第2回目です。アスリート食の基本の考え方を通じて、基本の献立をどう作っていくのか、どうアスリートをサポートしていくのか、楽しみながら学んでいただければと思います。
作る側が楽しむと食べる側も楽しめるので、心ときめくものを作っていきましょう!
では最初に10分ほど、アスリート食のポイントをお伝えしますね。お手元の資料をご覧ください」
アスリート食のポイントをわかりやすく説明。食材や調味料のこだわりと選ぶ理由もしっかりと。
まず、は基礎知識。アスリートが”戦う身体を創るために考えておくべき食事”について、栄養素や食べ方など、わかりやすく伝えられます。
続いては、今日学ぶ料理の紹介です。
今日は、生徒さんからリクエストがあった「コチュジャン」を作り、それを使った「ベジ・肉みそ」、「かぼちゃと肉みその中華風」、そして、それらとバランスの良い「チャーシューそうめん」「じゃこと大根、ブロッコリーのサラダ」、最後に補食として「グラノーラサンド」を教えていただきます。
使う食材ひとつひとつ、そして組み合わせ方にもきちんと理由があり、アスリートでなくとも取り入れたいことばかり。
また、味噌や砂糖など調味料も吟味された機能性と安全性が高いものを使い、その理由が学べるのもとても勉強になります。
お料理の紹介が終わったら、早速デモンストレーションの開始です。
その模様は次回ご紹介します。どうぞお楽しみに!
とてもわかりやすくて楽しいレッスンの様子は次の回でご紹介します。
どうぞお楽しみに!
(次回へつづく)
インタビュー・テキスト=窪田みゆき
写真=伊藤裕司
サロネーゼから皆さまへ
先人の智恵を学びつつ、
しきたりや形式的な常識にしばられない面白さと、
新しさ、美しさ、そして
自分のものにできる
そんな工夫溢れる食の世界を追求しています。
http://www.rukii.co.jp/kufood
生徒さんの声
Aさん
●通い始めて3年ほどです。体によい食材を使い、簡単でアレンジがしやすいお料理が学べるのが魅力です。その日習った食材や他では売っていないようなオーガニックの食材を購入できるのも嬉しいです。先生が素敵で楽しくて、ついまた参加したくなります。
Bさん
●友人の紹介で通うようになりました。しっかり学べてお教室の雰囲気も楽しいです。子どもたちのために作りたいと思うお料理ばかりなので、家で作って家族に喜ばれています。
Cさん
●ロースイーツのコースに通っています。そのほかにも、発酵食など興味のあるクラスがたくさんあって、先生からたくさん学びたいです。健康はもちろんですが、見た目にも美しいお料理が学べるのが素敵だと思います。
プロフィール
井浦五百子さん
京都在住(石川県出身)
自然・健康・美しさをテーマに家庭料理を見直した「くふうど」を提唱。色彩を応用した工夫料理をデザインしています。
食デザイン・料理研究家
オーガニックコンシェルジュ
ブランドプロデューサー
現代書道家
米国CNAS認定カラーアナリスト
合同会社ルキイ代表
サロン情報
くふうど
京都在住。”自然、健康、美”で家庭料理を見直した「くふうど」を提唱。色彩を応用した工夫料理を軸としております。
下記「kufood (くふうど)」のホームページからもご覧頂けます。
→http://www.rukii.co.jp/kufood/
ジャンル:
家庭料理、薬膳、インド、エスニック、ベジタリアン、健康食、洋菓子、おもてなし、カラーコーディネート
サロン特長:
平日開催、土日開催、予約制、駐車場あり、駅近(徒歩10分以内)
所在地:
京都府城陽市枇杷庄鹿背田103-21
ホームページ、ブログ:
http://www.rukii.co.jp/kufood