「HIROKO’S KITCHEN」主宰 酒匂 ひろ子さん
自分の料理を喜んでもらった思い出
――「料理の楽しさを伝えたい」という思いでお教室をスタートされましたが、お料理することが楽しかったエピソードなど教えてもらえますか。
将来お教室をやるためにキッチンやリビングなどデザインされたそうです
酒匂さん 会社員の時、料理教室で肉じゃがを習いました。
ある日実家で家族が外出している間に復習として一人で作ってみました。
家族に食べてもらったら「すごく美味しい!」と喜んでくれたのが強く心に残っています。
自分の作ったお料理を食べてくれる人がいて、喜んでもらえることがこんなに嬉しいなんて。 もっと上手になりたい、お料理が楽しいと思った瞬間でした。
――心温まる、素敵なエピソードですね。
オンラインレッスンやSNSの活用
――酒匂先生はオンラインレッスンを積極に開催し、SNSのフォロワーも多く、うまくお教室運営に活用されているなと感じます。
アイシングクッキーのレッスンの模様と今流行のバスクチーズケーキのレッスン
酒匂さん これまでにInstagramを主に発信していましたが、最近Twitterも始めました。 Instagramとは反応してくれる方が違ったりするので、試行錯誤しながら取り組んでいます。
オンラインレッスンは、去年緊急事態宣言中、お菓子を中心にインスタライブを約3か月ほど毎週開催しておりました。レシピだけでは伝え切れないお菓子作りのポイントや見極めなどが伝わり、大変好評でした。
遠方の方で教室にまだ参加したことがなかった方が参加してくれたり、ライブをみて私の事を知ってもらったのをきっかけに、実際に教室に通っていただいたり、オンラインレッスンに参加してくれるようにもなりました。 フォロワーも何千人単位で増えました。
現在レッスン希望者はInstagramをみて申し込みしてくれる方が、圧倒的に多いです。
SNSの活用や集客の方法については、常に色々考えています。
――SNSは、苦手意識を持ったり、新しいことを始めることに腰が重くなってしまうこともありますが、その時代に合わせていく必要がありますよね。
酒匂さん その通りだと思います。
本当はもっときれいに撮れればとか、色々思うのですが、私自身は機材に詳しいわけでもないですし、難しいこともあります。
完璧を求めすぎず、私が出来ることをうまくお伝えするとか、自分の技術を上げるとか、中身を充実させることが大切だなと感じました。 機材にこだわりすぎるよりは、内容の充実に力をいれるようにしています。
――考えすぎず、やってみることが大事ですね。
最後に酒匂さんにとってお料理教室はどんな存在ですか。
酒匂さん 食べる事は一生ついていくことなので、料理が苦じゃないように、楽しさを伝えていくのが使命だと思いますし、私にとって生きがいだと思っています。 趣味ではなく、料理を仕事にすることの責任をもって、これからも伝えていきたいと思っています。
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新しいレッスンのやり方をいち早く取り入れながらも、
酒匂さんは生徒さん一人一人と丁寧に向き合っていきたいと話されていました。
レッスンが終わると、その日のメニュー写真と一緒に、お一人ずつお礼のメールをされているそうです。
変化していくものと、変わらず続けていくこと。この緩急も人気のお教室に大事な要素なのだと感じました。
素敵なレッスンをありがとうございました。
(終わり)
インタビュー・テキスト=佐藤恵美
写真=原田圭介
プロフィール
外資系企業勤務後、エコール・辻東京フランス・イタリアマスターカレッジ卒業。
食品衛生責任者資格取得し、オリジナルアイシングクッキー、バースデーケーキの制作販売も行う。
自宅にて少人数制、Happyになる料理とお菓子のおもてなし教室HIROKO’S KITCHENを主宰。
イベント出展、雑誌や企業へのフードスタイリング、レシピ提案なども行っている。
料理家、フードコーディネーター。
サロン情報
HIROKO’S KITCHEN
HIROKO’S KITCHENは「習ったその日にすぐ作りたくなる!」がテーマ。リピーター様も多い理由の一つ。6人までの少人数制のためじっくり見て体験できる。手に入りやすい安全で身近な食材を使い、極力無添加の調味料を使ってシンプルで手軽に楽しく美味しい料理作りとステキなテーブルスタイリングをご提案。
ジャンル:
家庭料理、イタリアン、フレンチ、スペイン、健康食、洋菓子、おもてなし、テーブルコーディネート、アイシングクッキー
サロン特長:
初心者歓迎、平日開催、土日開催、お友達同士歓迎、予約制、駐車場あり、駅近(徒歩10分以内)
所在地:
東京都町田市能ケ谷