「HIROKO’S KITCHEN」主宰 酒匂 ひろ子さん
会社員を辞めて調理の専門学校へ
――春を感じる楽しいレッスンありがとうございました。 お教室を始めきっかけを伺えますか。
毎回レッスンに合わせたテーブルコーディネートも人気
酒匂さん 幼い頃から母が料理上手で、何を食べても美味しかった思い出があります。
漠然と自分も上手に作れるようになりたいという思いがあり、食に強く興味を持っていました。
社会人になってからは料理やパンなど、食に関する習い事をいくつか始めました。
徐々に趣味だけで終わらせたくないと思い始め、フードコーディネーターの資格試験や学校にも通いました。 学んだことで、食にも色々な職種や分野があると知り、料理の楽しさを教えられる料理教室をやりたいと思うようになりました。
教室をやるために知識や技術をさらに磨きたいと思い、思い切って会社員を辞めて、調理の専門学校に通い始めました。
――すごく勇気ある行動ですね。
酒匂さん 就職して10年を目途に決意しました。
学校では若い方に混ざりながら、毎日通っていました。すごく楽しかったです。
週末には以前の会社の後輩に参加してもらって、覚えた知識や技術を少し簡単にして、料理教室をすることもありました。
出産を機に活動はお休みしていましたが、子供が幼稚園に入った頃から、幼稚園に行っている間の時間にママ友を呼んで料理教室を始めるようになりました。
それから口コミや、お友達を呼んでもらったりして、徐々に生徒さんが増えていきました。
雑誌で見かけたアイシングクッキーに一目ぼれ
――2008年からお教室を始め、今年で13年目という事ですが、現在は料理とお菓子のコースなど4コースされていますよね。
年6回のオイルマフィンレッスンの模様とアイシングクッキー
酒匂さん 単発でお料理のレッスンは行っていましたが、「カジュアルなおもてなし料理」のコースは去年から始めました。 それまではオイルマフィンとデリや、お菓子とちょっとしたお料理のようなお菓子をメインにしたレッスンが多かったです。
――可愛いアイシングクッキーや、ケーキの受注販売もされていますよね。
酒匂さん 始めたきっかけは、雑誌で見かけたアイシングクッキーがすごく可愛いくて感激し、見様見真似で作ってみたところうまくいかず、すぐにネットで教室を探して習いに行きました。
作った作品をSNSなどで発信していたら、友達から教えてもらいたいと言われるようになり、レッスンを始めました。 その後菓子製造業の許可を取り、教えるだけでなくオーダーも受けるようになりました。
レッスンはお菓子だけに絞ろうかなと思った時期もありましたが、
お料理も楽しみにしてくれる生徒さんもいらっしゃるので、いまはどちらも開催しています。
取材を重ねていて、人気の先生は行動力がとても高い方が多いと感じます。
酒匂さんもやはり「コレ!」と思ったものはすぐ学び、周りの人に伝えたり、広く情報発信するなど、抜群の行動力をお持ちです。
さらにどんどんと技術を磨いていかれる姿は、素晴らしいなと感じました。
次回はいま注目のオンラインレッスンのことなどを聞いた、インタビュー後半をお届けします。
(次回へつづく)
インタビュー・テキスト=佐藤恵美
写真=原田圭介
プロフィール
外資系企業勤務後、エコール・辻東京フランス・イタリアマスターカレッジ卒業。
食品衛生責任者資格取得し、オリジナルアイシングクッキー、バースデーケーキの制作販売も行う。
自宅にて少人数制、Happyになる料理とお菓子のおもてなし教室HIROKO’S KITCHENを主宰。
イベント出展、雑誌や企業へのフードスタイリング、レシピ提案なども行っている。
料理家、フードコーディネーター。
サロン情報
HIROKO’S KITCHEN
HIROKO’S KITCHENは「習ったその日にすぐ作りたくなる!」がテーマ。リピーター様も多い理由の一つ。6人までの少人数制のためじっくり見て体験できる。手に入りやすい安全で身近な食材を使い、極力無添加の調味料を使ってシンプルで手軽に楽しく美味しい料理作りとステキなテーブルスタイリングをご提案。
ジャンル:
家庭料理、イタリアン、フレンチ、スペイン、健康食、洋菓子、おもてなし、テーブルコーディネート、アイシングクッキー
サロン特長:
初心者歓迎、平日開催、土日開催、お友達同士歓迎、予約制、駐車場あり、駅近(徒歩10分以内)
所在地:
東京都町田市能ケ谷