今年で20周年。心豊かな暮らしにつながるレッスン

武蔵藤沢駅から車で5分ほど。閑静な住宅街の一角にある、竹内美由紀さんが主宰する「フェアリーローズ」。
玄関にはお手製のアーティフィシャルフラワーが飾られ、優しい笑顔の竹内さんが迎えてくださいました。

まずは2階のキッチン・ダイニングスペースへ。
白が貴重の中にやわらかなフューシャピンクのカーテンがマッチして、ときめく素敵な空間が広がっていました。
一瞬にして忙しい日常を忘れ、これからのレッスンがますます楽しみになります。

一瞬にして日常から非日常へ。安らいで、ほっと一息つく時間へ心がスイッチします。

平成9年からスタートした「フェアリーローズ」。
妹さんのお家を訪問した際、寝付けなかったときにアロマオイルを焚いてくれ、その後ぐっすり眠れたことをきっかけにアロマの持つ力に魅了され、資格を取得。そして教える側になり、生徒数は700名を超え、これまで300名以上のアロマコーディネーターを育成していらっしゃいました。

また、長らく学び資格も取得していた、紅茶やテーブルコーディネート、パン作り、アーティフィシャルフラワーなど、女性に人気のレッスンも設け、女性のイキイキとした生活を応援するサロンとして進化し、今年20周年を迎えます。

1回のレッスンで何度も学ぶ

当初はカルチャーセンターや、マンションの一室を借りてレッスンを展開していましたが、現在は、約3年前に完成されたご自宅サロンと外部のレッスンを中心に活動。
ワンストップで様々な分野が学べるほか、アロマはハンドトリートメントの資格も取得できるとあって、遠方から通う生徒さんも多数です。

また、自宅サロンでのレッスンでは、最後にティータイムが設けられており、そこでのおもてなしや手作りのスイーツが大好評。
「レッスンを学んで終了、ではなく、ティータイムでも新しく知ることが多くて、1回のレッスンで何度もいろいろなことを学べます！」と生徒さんが教えてくださいました。

バインダーやペンも手作り！自分好みのもの作りや丁寧な暮らし方が新鮮です。

さて、訪問したこの日は、好きなアロマオイル（精油）を使って作る「アロマボンボン」と、ティーパックを使って簡単に作れる「ハーブコーディアル」を学びます。

いらした生徒さんからソファーにお座りいただき、今日の内容のご紹介からスタートです。
材料や作り方の丁寧な説明に加え、アロマオイルについても様々な紹介がありました。

「アロマボンボンは、重曹に好きなアロマオイルを垂らして包み、アーティフィシャルフラワーをワイヤリングして飾り完成させます。クローゼットや靴箱に置いて香りを楽しんだり、湿気取りにもなります。今日は数種類のアロマオイルを用意していますので、お好みで選んでくださいね。

例えばペパーミントは、100mlの水に1滴0.05mlを落とすだけで0.05%になるわけですが、これがO-157を死滅させるという研究結果があります。スプレー容器に入れてキッチンに置けば、梅雨で湿気が多くてカビが心配なこの時期に役立ちますね。
また、レモングラスは消臭作用があり、靴箱に入れると嫌なにおいが取れておすすめです。
そのほかに・・・」

暮らしの場面場面で役立つ具体的なアロマオイルや使い方を教えてもらえるので、生徒さんは興味津々。たくさん質問が出ますが、竹内さんはひとつひとつに丁寧に答えていかれます。

豊富な知識、丁寧なアドバイスが魅力

今日の内容の説明の次は、1階のレッスンルームへ移動してアロマボンボンの制作です。
最初に2階の空間で日常から非日常に気持ちを切り替えてもらい、そして、1階へ。
「忙しい毎日を少し忘れて、心から癒される時間を楽しんでほしい」という竹内さんの思いが伝わります。

1階のレッスンルームは、一歩入るとふんわりアロマの優しい香りに包まれて、ここでもまたほっとリラックス。肩の力がほっと抜けていくかのようです。

同じ材料でも、人それぞれオリジナルなものができるのがレッスンの楽しみ。

早速作っていきます。
まず最初はアーティフィシャルのお花選びから。お花が決まったら、それに合わせた香りを選びます。迷う生徒さんには、置きたい場所や期待したい効果を聞いてアドバイス。
2種類の香りのブレンドなど、竹内さんに相談しながら皆さん思い思いにチャレンジしていかれます。

アロマのレッスンを開始してもう20年以上の竹内さん。
引き出しが豊富で、また、お悩みや暮らしにそった具体的で的確な回答が多くの生徒さんを引き付けています。

同じお花を選んだとしても香りや包み方が違い、それぞれオリジナルの作品ができあがってきました。可愛らしくラッピングして完成！
自分好みに作ったものは愛着がわきますね、、皆さんとても楽しそうです。

続いては、ハーブコーディアルの制作です。
その様子は次回お届けします。どうぞお楽しみに！

（次回へつづく）
インタビュー・テキスト＝窪田みゆき　
写真＝原田圭介

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