「nagohana living」主宰 高原智子さん
今月のサロネーゼは、愛知県名古屋市内で整理収納アドバイザーとして活躍し、「nagohana living」を主宰する高原智子さん。 インテリアコーディネーター、キッチンスペシャリスト、1級色彩コーディネーターと様々な資格を保有し、個人・企業を対象に幅広くご活躍中です。 今回は10月にご自宅で開催された、お菓子教室「幸せな時間」を主宰する畦上洋子先生とのコラボレッスンの様子と高原さんのインタビューを4回にわたりご紹介します。 第3回目は高原さんが整理収納を学んだきっかけや講師になった軌跡などを伺ったインタビュー前半です。
掲載日:2016/11/21(月)
活動のきっかけ
――お疲れ様でした!整理収納講座と時短料理レッスンのコラボレーション、面白いですね。生徒さんにとってとてもお得な機会だと思います。コラボレーションのことはまたのちほどお聞かせください。まずは、高原さんのご活動について教えてください。
高原さん 現在は、「nagohana living(ナゴハナリビング)」を主宰して、整理収納アドバイザーを中心に、インテリアやカラーに関する講座や仕事をしています。
――インテリアコーディネーター、カラーコーディネーターをはじめ、様々な資格をお持ちなのですね。
高原さん はい、整理収納アドバイザーの資格を取得して「nagohana living」を主宰してからは6年目になりますが、元々はインテリア畑なんです。
それまで特にインテリア関係の仕事をしていたわけでは全くないのですが、興味があって、子育て中にインテリアコーディネーターや住宅系の資格をいくつか取得しました。取得後にたまたまいただいた最初のお仕事の話が、そのインテリア専門学校の講師でした。
教えてくださっていた先生にお声がけいただいて、週1コマから始まったのですが、それが楽しくて。
子育て中にインテリアコーディネーター他住宅系の資格を取得。すぐに講師の仕事の依頼が。
――いきなり初仕事が学校の講師ですか!?すごいです。
高原さん 当時は人前で話すのはあまり好きではなく、できるかな・・・と不安もあったのですが、先生に、「子育て経験があれば大丈夫!」と背中を押されて始めました。
なぜ大丈夫なのだろう、と思っていましたが、やっていくうちになるほど、と思うようになりました。
生徒さんはまだまだ若くて甘えたい年頃の子が多いですから、子育てといいますか、受け止めることが必要だったのだと思います。
そこで講師をしばらく続けましたが、だんだん少子化の影響で状況が変わっていく中で、「やっぱり実務も必要」と思うようになりました。そこで、次に実務中心のスクールに通って学び始めました。
そのときは、ハウスメーカーのインテリアコーディネーターをやり、同時進行で専門学校の講師、大学のエクステンションのインテリア関係の講座なども持っていましたので、とても忙しい日々でした。
でも忙しく仕事をしていると、家の中は乱れますよね。
インテリアコーディネーターなのに、家がぐちゃぐちゃなんて(笑)。
これではいけないと思っていたときに整理収納アドバイザーの資格を見つけ、受講しました。
整理収納には理論がある
――そうだったのですね。学んでみていかがでしたか?
高原さん 2007年に協会の副理事の整理収納アドバイザー2級認定講座を期待半分で受講したのですか、「片づけにちゃんと理論がある」という事に驚きました。
素晴らしい理論だから私もぜひ伝えたいという思いになり、今もその思いは変わりません。
――そして、「nagohana living」を立ち上げたのですね。ネーミング、素敵ですね。
高原さん ありがとうございます。名古屋の女性を花と例え、また、「和やか」をかけて考えました。
ロゴは4つの花が集まったものなのですが、花はそれぞれセミナー、整理収納、インテリア、カラーを表していて、この4色の花でお客様の暮らしをお手伝いさせていただきたいという思いを表現しています。
名古屋の女性達が輝き笑顔が増えるようにという思いを込め、デザインしてもらいました。
「nagohana living」では高原さんが中心になり、様々な得意分野を持つプロが集まり活動を展開。
――お仕事のボリュームはなにが多いですか?
高原さん やはり整理収納アドバザーとして講演や実際におうちに伺って行うお片づけ、その次に今も続けているインテリアスクールの講師です。
――ご自宅に伺ってのサービスはいろいろとエピソードがありそうですね。どんなお声が多いですか?
高原さん 家の中の整理収納が出来ると暮らし全体が変わり心地よくなりますから、生活が良くなった、家族の仲が良くなった、夫婦の仲が良くなった、と言うお声をよく聞きます。
とてもやりがいのある仕事です。
基準はあくまでも自分自身
――高原さんにとって整理収納を知ることはどのような意義があるでしょう。また、講座を通じて生徒さんに伝えたいことは何ですか?
高原さん 整理収納が苦手だった私にとって、整理収納を知ることは、私自身の生き方そのものに影響を与えるくらい奥深く、大切な事だと思います。
先ほどお話しましたとおり、2007年に整理収納に理論に出会い、私もそれを伝えたいと思い活動をしてきましたが、この10年でモノを取り巻く状況は大きく変わったと思います。断捨離ブーム、震災、そしてミニマリストの登場・・・、こんなに変わるとは。
「この10年でモノを取り巻く環境は大きく変わりました。根底にあったのは人の心の変化」
その変化の根底には、人の心があったように思います。モノを持っていても心が豊かになるとは限らないという思いが時代を大きく変えたのだと思います。
整理収納は、モノだけではなく、思考、人間関係、時間、全てに通じる事であり、自分にとって本当に大切なモノ事を選んでいく作業だと思います。
基準は流行や、周りの人ではなく、あくまでも自分自身。
まずは自分が何をしている時が楽しいのか、何をやりたくないのかがわからないと、それらの行動に付随するモノの要・不要も見えてこないと思います。
私自身もずっと抱えている課題であり、皆さんにも「じっくり時間をかけて自分と向き合う」ということの重要性をお伝えしたいと思っています。
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幅広い知識をベースにオンリーワンの活動をしている高原さん。その根底には、自身の経験も踏まえ、忙しい女性達が心地よく暮らせるよう、また、名古屋を中心に女性達が仕事で輝くようお手伝いをしたいという思いが熱く、強く、あるようです。その思いこそが、生徒さんや周りを引き付けていると感じました。
次回は、高原さんが活動のなかで心がけていることやこれからの夢を伺ったインタビュー後半をお届けします。どうぞお楽しみに!
インタビュー・テキスト=窪田みゆき
写真=水野由佳
プロフィール
高原智子さん
nagohana living 代表
子育て中に受けたキッチンスペシャリストの資格講座をきっかけに、住まいの勉強を始めインテリアコーディネーターの資格を取得。
中古で買った自宅のキッチンリフォームが快適な毎日へと繋がったため、さらに興味を持ち、住まいの仕事を始める。インテリア・カラー講師の仕事をする中、整理収納が家庭と仕事の両立に大きなポイントとなる事に気づき、整理収納アドバイザー2級講座を受講。
その後、主婦として、二人の子の母として、整理収納がもたらす様々なメリットを、家庭と仕事の両立に悩む方に伝えるべく、整理収納の講座を主体に活動中。
【保有資格】
・整理収納アドバイザー1級
・整理収納アドバイザー認定講師
・マスターライフオーガナイザー
・インテリアコーディネーター
・キッチンスペシャリスト
・一級色彩コーディネーター
・A級カラー環境デザイナー
・パーソナルコーディネーターインストラクター
・パーソナルカラーコーディネーター
・栄養士
・近藤典子暮らしアカデミー 暮らしの基礎コース修了
■nagohana living website
http://nagohana.com/
■blog「ちゃちゃっとお片づけ」
http://ameblo.jp/nagohana/
”ちゃちゃっと”とは、すぐにとか、簡単にといった意味で、名古屋育ちの私が小さい頃からよく耳にした言葉です。
サロン情報
nagohana livingなごはなリビング
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ジャンル:
整理収納
サロン特長:
初心者歓迎、お友達同士歓迎、予約制
所在地:
愛知県
ホームページ、ブログ:
http://nagohana.com/