「nagohana living」主宰 高原智子さん
整理収納の本当の意義
整理収納講座とお料理レッスンのコラボ講座。
最初は、教材となるノートを使って年末年始に向けての段取りを考える内容です。
整理収納、と聞くと目の前のモノを片付けること、と思いがちですが、実はもっと奥深いもの。
「整理収納は、モノだけではなく、思考、人間関係、時間、全てに通じる事であり、自分にとって本当に大切なモノ事を選んでいく作業」
と高原さん。
そんな視点で年末年始の行動を考え書き出してみると、やるべきこととやらなくてよいこと、やる順番が見えてきます。
この作業をすることで頭の中はスッキリ。忙しい時期もストレスなく計画的に乗り切れそうです。
高原さんのリードで楽しい会話もはずみます。ふとした情報にも学びが詰まっています。
「そろそろ来年の手帳を考える時期ですね。皆さん、手帳は使っていますか?」
「予定はスマホに入れています」
「私はこのアプリを使っています」
「私は手帳派です」
予定管理の方法や使いやすい手帳も人それぞれ。高原さんのリードで会話も盛り上がります。
こうした情報交換からよいアイデアが浮かんだり、視野が広がったり。早速新しい情報をメモする方もいらっしゃいました。
コラボを通じて伝えたいこと
前半の講座が終わると、続いては畦上洋子さんによる、時短をテーマにした料理レッスンです。
お二人とも”東邦ガスクッキングサポーター”でいらっしゃり、ガス火調理の魅力もお伝えされていて、今日のレッスンも機能が充実したガスコンロを活用しての展開です。
整理収納講座と料理レッスン、一見以外なコラボの理由をお尋ねすると、
「整理収納でまずどこから手を付けようかと悩まれている場合、まずおススメするのが食卓とキッチンです。
なぜかというと、整理収納の理論で、『よく使う、目立つ所で、家族がきれいや便利を実感しやすいところから』というのですが、正にそれは食に関わるところが最適だと思います。
整理収納のできた整った環境で、お子さんやご家族みんなと『幸せな時間』を過ごしていただけるよう、定期的にコラボセミナーを企画しています」
お二人が出会った頃に畦上さん手作りのお菓子をいただいたところ、畦上さんのお教室名のとおり「幸せな時間」を感じる美味しさだったそう。
快適な空間で美味しいお菓子やお料理を楽しむ喜びを知っていただきたい、せっかくなら作り方も学んでいただきたい、と言う思いでコラボを開始したそうです。
栄養士の資格もお持ちの高原さん。食の大切さを深く知っているからこそ実現した企画かもしれません。
料理にも整理収納の考え方をいかして、美味しくて安心な食事作りを効率よく。
この日畦上さんがご用意されたメニューは、「ポトフ」「チキンときのこのグリル焼き」「ピラフ」。さらにご試食ではサラダ、紅玉のケーキ、小菓子も添えられます。
早速皆さんにエプロンをつけていただき、キッチンに移動してレッスンのスタート。
まずはピラフ。スーパーフードと呼ばれるアマランサスを入れ、炊飯専用のお鍋で、ガスコンロの自動炊飯機能を使って炊いていきます。
便利な機能に生徒さんも興味津々。炊き上がりも電気炊飯器より早く、忙しい方にこそおすすめです。
ごはんを炊いている間に、次はポトフです。なるべくカラダに負担の少ない安心な食事を、と考える畦上さん。食材のうまみをいかし、市販のスープの素などを使わないオリジナルレシピです。
「ポトフに入れるソーセージは、手作りのものです。難しそうと思われるかもしれませんが、手軽に作れるんですよ。市販のものはどうしても添加物が気になりますが、手作りなら安心。お子さんと一緒に作るのも楽しいですし、ぜひ挑戦してみてください。
そしてサラダのドレッシングもご紹介しますね。人参をすりおろして作る和風のドレッシングです。こちらの、土佐の”実生の柚子を搾った果汁”を使って作ります。接ぎ木で育てた柚子ではなく、種から育った木に実ったゆずで作られていて、風味がとても良いのです。ぜひ香ってみてください」
”時短料理”は手抜きではなく、命をはぐくむ上質な食事を短時間で効率よく作る術。
手際よく、段取りよく作るポイントをふんだんに交えながら、大切にしたいこともしっかりと伝えていかれます。
3口のガス火とグリルも使い4品同時調理であっという間に完成!
早速盛り付けてご試食タイムです。
快適な料理は整理収納から
彩りよく盛り付けられたお皿が並ぶと思わず歓声が。
そして「おいしい!」とたくさんの声があがります。
キッチンの中も調理が便利なように整理収納されていて、実習を通じてその使いやすさも体感。
時短料理は快適な収納と連動していることを感じます。
ここで、皆さんに高原さんの講座の魅力や、整理収納を学びたいと思ったきっかけを伺ってみました。
使いやすく整えられたキッチンであっという間に完成する料理体験。視野も広がります。
「友人が整理収納アドバイザー1級の資格を持っており、フリーペーパーに出ているのをたまたま見つけてこの資格に興味を持ちました。友人に相談したところ、高原先生の講座をすすめてもらい受講しました。先生の説明はとてもわかりやすいです。先生から学べて良かったです」
「以前、アパレルの商品管理、服の仕分けの仕事をしていました。その時に整理収納に興味を持ち受講を考えました。いろいろな講師の方がいらっしゃいますが、高原先生はパーソナルコーディネーターの資格もお持ちとのことで、私もその分野に興味があったので受講を決めました。先生はサバサバしてらして講義もとてもわかりやすいです。これから私もこの分野で仕事を始めるべく、頑張ります」
「元々片づけは好きでしたが、時間もあり、興味があったので整理収納講座を受講してみました。
これまでは自分流でやってきましたが、理論があるんだ、とわかり納得しました。
自分のやり方も間違いではなかったとわかったこともよい学びでした」
「古い団地をリノベーションするにあたり、整理収納のことを考えました。資格があることがわかり受けてみましたが、目からうろこでしたね。物の持ち方が変わりました!勉強してよかったと思います」
と、きっかけは様々ですが、学んでよかった!と意見が重なります。
今後は自宅での講座も増やしていきたいという高原さん。整理収納の基本から応用まで学べ、こうしたジャンルを超えたコラボで様々な体験もできる素敵なご活動、これからの展開も楽しみです。
「わかりやすい!」と評判の高原さんの講座、整理収納を通じて人生に必要なことがたくさん学べそうで、ぜひおすすめです。
次回は、高原さんが整理収納を学んだきっかけや講師になった軌跡などを伺ったインタビューをお届けします。どうぞお楽しみに!
インタビュー・テキスト=窪田みゆき
写真=水野由佳
プロフィール
高原智子さん
nagohana living 代表
子育て中に受けたキッチンスペシャリストの資格講座をきっかけに、住まいの勉強を始めインテリアコーディネーターの資格を取得。
中古で買った自宅のキッチンリフォームが快適な毎日へと繋がったため、さらに興味を持ち、住まいの仕事を始める。インテリア・カラー講師の仕事をする中、整理収納が家庭と仕事の両立に大きなポイントとなる事に気づき、整理収納アドバイザー2級講座を受講。
その後、主婦として、二人の子の母として、整理収納がもたらす様々なメリットを、家庭と仕事の両立に悩む方に伝えるべく、整理収納の講座を主体に活動中。
【保有資格】
・整理収納アドバイザー1級
・整理収納アドバイザー認定講師
・マスターライフオーガナイザー
・インテリアコーディネーター
・キッチンスペシャリスト
・一級色彩コーディネーター
・A級カラー環境デザイナー
・パーソナルコーディネーターインストラクター
・パーソナルカラーコーディネーター
・栄養士
・近藤典子暮らしアカデミー 暮らしの基礎コース修了
■nagohana living website
http://nagohana.com/
■blog「ちゃちゃっとお片づけ」
http://ameblo.jp/nagohana/
”ちゃちゃっと”とは、すぐにとか、簡単にといった意味で、名古屋育ちの私が小さい頃からよく耳にした言葉です。
サロン情報
nagohana livingなごはなリビング
「家事の時間を短縮して、子供と話す時間、自分の時間を大切に。」
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皆さんが、モノに煩わされる事なく、生き生きと毎日を過ごしていただけるように・・
解決のお手伝いをさせてさせていただく趣旨で活動をしております。
ジャンル:
整理収納
サロン特長:
初心者歓迎、お友達同士歓迎、予約制
所在地:
愛知県
ホームページ、ブログ:
http://nagohana.com/