里舘友子(さとだて ともこ)さん 第2回
「暮らし美人化計画ハウスキーピングSan」
里舘友子
【福岡県福岡市】
今月の「整理収納」のコーナーでご紹介するのは、「暮らし美人化計画ハウスキーピングSan」代表の里舘友子さん。
整理収納と聞くと「捨てる」という作業が思い浮かびますが、里舘さんはなかなか捨てられないものを「生かす」という提案をすることで依頼者のやる気を引き出しているようです。
またその提案や講座内容は具体的で実践的だと大変好評をいただいております。
自分や周囲の変化によって見えてきた新たな世界、そして夢に向かって日々研鑽を続けられている里舘さんの気になるご活動内容を4週にわたってご紹介いたします。
4.どんな生徒・参加者が多いですか?
テーマによって参加されるかたの傾向は大きく異なります。
たとえば、
・これから家を建てたい人や引っ越し予定の方
・お子様に片付け方を教えたいママや夏休み中の子供さん
・結婚を控えたカップル
・生前整理をしたい方など
整理収納のスキルは非常に幅広い方々に必要とされていることが特徴です。
目的に合わせてご参加いただいています。
5.どんな講座が人気ですか?
「片付けなさいと言う前に」というテーマの講座は、幼稚園・小学校・中学校の保護者向けのプログラムですが、これまでにおよそ50校にて開催させていただきました。皆さんの関心がとても高く、毎回多くのママ達にご参加をいただいています。
また、ホームファイリング講座は女性だけでなく男性の参加も多く、家庭の中の書類整理にお困りの方が多いことを裏付けています。
様々な企業様のイベントの収納セミナーでは、クローゼットの衣類整理やアイロンがけ、住まいのお手入れ講座など、具体的で実践的だと好評をいただいています。
6.講座やお仕事で心がけていることはどんなことでしょう?
整理収納サービスでは、本来絶対に他人に見られることのないプライベートな空間に踏み込む仕事ですので、まず「この人なら安心だ」と心から信頼していただくことが最も大切だと考えています。
笑顔や身だしなみ、言葉使いなどの第一印象はもちろん、「さすがプロね」と言っていただけるよう、スタッフとともに常に幅広い研究を心がけています。
7.講座やお仕事の楽しいエピソードを教えてください!
整理収納サービスや個人レッスンでは「捨てたいけど捨てられないモノ」にしばしば遭遇します。
そんな時は「捨てなくていいですよ!」と申し上げます。すると最初はとてもびっくりされますが、捨てずに生かすための具体的な提案をさせていただくと、お客様のお顔は一気に笑顔になって、お互いとても楽しくなります。
たとえば、
大量の空き箱や紙袋は収納用品に加工して仕切りに使ったり
大振りのイヤリングをカーテンやテーブルクロスのウエイトにしたり
思い出の小物や作品はタイムカプセルのように収納にしたり・・・
あるお宅では、ベルベットのカーテンを6枚のクッションカバーに作り替えていただきました。
そのカーテンはとても厚く大きくて、収納スペースを圧迫していましたが、形を変えたことで、収納の必要がなくなり、モノも空間もそして人も生かすことができました。
「捨てなくていいですよ」はやる気を引き出す魔法の言葉です!