横井 満里代(よこい まりよ)さん 第2回
「洋菓子教室サロンドマリー」
横井 満里代
【神奈川県横浜市】
今月の「料理」のコーナーでご紹介するのは、「洋菓子教室サロンドマリー」を主宰する横井満里代(マリー)さん。 幸せな気持ちになって帰ってもらえるようなサロンを目指し、心が豊かになる時間と空間の提供に努められている横井さんのサロンにはサロネーゼさんの生徒さんも多く、また色々な志を持った生徒さん達を多く輩出しています。 サロンを開かれて25年経った今でも初心を忘れず、日々勉強を続けられている横井さんの精力的なご活動を4週にわたってご紹介いたします。
5.どんな生徒さんが多いですか?
サロンを始めたころはご近所の方が中心でしたが、現在はサロネーゼさん、あるいはプレサロネーゼさんが多いのが特徴です。
平日は少なくとも7~8割がそういう方。
土日はスペシャルなお仕事をお持ちの方々です。
もちろん主婦の方も大勢いらっしゃいます。皆さん共通していえるのは、”癒し”を求めていらっしゃる点。
お菓子を作るのはもちろんですが、ランチタイムやティータイムを特に楽しみにして下さっています。
ディプロマコースに関してはお菓子だけではなく、紅茶やパンの先生などお菓子をお仕事にされている方が中心です。
6.人気のレッスンはなんですか?
最近人気があるのは”おもてなしレッスン”です。おもてなしに関する講義の後、7~8品のお料理のレシピ説明。
そのあと、その日のデザートやお土産など簡単にできるお菓子のデモレッスン、そしてランチパーティーという構成です。
3か月に一度、3~4レッスンですが、お菓子は作らないという方はこちらを受講なさるようです。
ディプロマコースのレッスンも思いのほか生徒さんが増えてきました。
お菓子学校は出たものの、教えるには自信がないという方へは、レッスンでやったレシピはそのままお使い下さいと伝えています。
ですから20回コースのうち10回は基本中の基本メニューをレッスンします。
これでしたら初心者向けお菓子教室がすぐできるというシステムになっています。
各自のスケジュールに合わせてご受講できるので早く取りたい方は一日2レッスン受講なさっています。
簡単なランチをサービスして、教室運営などのこともお話しています。
7.レッスンで心がけていることはどんなことでしょう?
生徒さんが楽しんでいらっしゃるか、緊張していないかなど、お一人お一人へ気を配っています。
もともとグループで申し込まれた場合は良いのですが、お一人で申し込まれる方が多いので、なるべくお話が合いそうなところへご案内する工夫もしております。
メニュー決めに関してですが、お家でも簡単に再現できるもの、反対に何層かになっていてお店顔負けのものなど、簡単なものと頑張って作るものを交互に取り入れるなど、メリハリをつけております。
8.レッスンの楽しいエピソードを教えてください!
初めて同士の方々でもお話したら同窓生だった、共通の友人がいた、など話が盛り上がると嬉しくなります。
レッスン室へ入った瞬間に歓声が上がることもしばしば。
他の場所で出会った方々が再会する場面です。
もう一つ。
バレンタインの時期は若い方々のプライベートレッスンが増えます。
ここで作ってそのまま彼のもとへ直行ということも良くあります。
かなり頑張ったチョコレートをプレゼントし、会社の同僚に配って株を上げたと感謝されたこともありました。
一番嬉しかったのは、頑張ったケーキをプレゼントした後、結婚が決まったという例。
先日おめでたの報告を受けました。
幸せ作りのお手伝いをしているんだという実感がわきました。