巻 真美(まき まみ)さん 第2回
「はじめての飾り巻き寿司教室」
巻 真美
【群馬県高崎市】
今月の「料理」のコーナーでご紹介するのは、「はじめての飾り巻き寿司教室」を主宰されている巻 真美さん。
飾り巻き寿司を通じて国際交流と地域活性化に取り組まれている巻さん。
その活動は既に広くメディアでも取り上げられておりますが、その背景には海外在住の際に教わった現地の習いごとのお返しに日本の伝統文化を伝えたい、また多くを教わった同業の先輩方に恩返しがしたいという思いから日々勉強と努力を続けられている巻さんの真摯な姿がありました。
皆さんも飾り巻き寿司を通して、日本の四季や地元も食材を楽しんでみませんか?
4.どんな生徒さんが多いですか?
お子様やお孫様や身近な方に作ってあげたいという女性が多いです。
見た目が華やかで印象的な飾り巻き寿司は、ご家庭の食卓にもお弁当にも、おもてなしにもご活用されているようです。
また、国際交流に役立てたいと、渡航前に習ったり、国内でホストファミリーとして留学生にご馳走されたりする方も多いです。
平日クラスは、専業主婦の方と平日定休のお仕事の方、週末クラスは、学生の方やお勤めの方、親子グループ様もいらっしゃいます。
5.人気のレッスンはなんですか?
群馬県のお教室なので、ゆるキャラの「ぐんまちゃん巻き寿司」(県許諾番号25-010365)はキャンセル待ちになることもあり、これまでにたくさんの地元の方や親子の皆様に楽しんでいただきました。
今年のゆるキャラグランプリでは「ぐんまちゃん」が優勝したので、ますます皆様にお伝えしていきたいレッスンです。
また、季節柄ならではの、お正月、節分、雛祭り、お花見、端午の節句、お月見の時期は、目的を持って参加される方も多いです。
ハロウィンやクリスマス、バレンタインなどの洋風柄も人気ですね。
6.レッスンで心がけていることはどんなことでしょう?
日本の文化をとり入れることと、エンターテイメント(entertainment:人々を楽しませる娯楽、気分転換、気晴らし、遊び、息抜き)です。
現代では、凝った和食のお惣菜もあるし、着物は晴れの日ぐらいだし、季節行事も忙しくて、と思いますが、教室でちょっとした着物の柄や行事の様子や和風のテーブルコーディネート小物等を見て、今年もこの季節ね~と感じていただくことを心がけています。
カルチャー講座では2柄の実習ですが、現代柄だけに偏らないように、なるべく古典柄もご用意します。
そして、イベント等では、お子様にお寿司屋さんの和帽子をお配りして大将気分で巻いていただいたり、お正月にはおみくじ箸を引いていただいたり、何かしらのサプライズをご提供しています。
初対面の参加者様同士が、お互い初めての巻き寿司を作るという時間を共有して、楽しい体験になるといいなと思っています。
7.レッスンの楽しいエピソードを教えてください!
本職のお寿司屋さんの大将が受講されて、講師としてはかなり緊張したり(汗)、講座にTV撮影が入って生徒様も私も放送を楽しみにしたり、などでしょうか。
あとは、出張講座先の無人駅で着物で大荷物をかかえて階段を昇降してるうちに、呼んでおいたタクシーが去って行ってしまったとか(涙)、学校の教室で3台同時炊飯したら電源が落ちて大慌てとか、そんな失敗も今では笑い話です。