私にとってのキッチンの役割とは?!
皆さま、お元気ですか?
料理研究家&食トータルデザイナーの小野孝予です。
またまたちょっと、ご無沙汰してしまいました^^;
今回は私にとってのキッチンの役割について、
お話ししたいと思います。
長文になりますが、お時間のある時に是非ゆっくり
お読み頂きたいです。
さていきなりですが、皆さまは自分が一生のうちに何度食事をするか?
また食に関わる時間が自分の人生のどれだけの比重を占めるか?
考えたことはありますか。
一生のうちの食事回数は、仮に人生80年として考えると…。
赤ちゃんの時も入れちゃっていますが、1日3回として単純に
計算してみると、1日3回×365日×80年=87,600回
になります。
食事に掛ける1日の時間は、朝、昼、晩合わせて仮に1時間半とすると…。
80年の人生のうち、6年分が食事時間です。
また28歳~80歳まで主婦としてお料理、後片付けを毎日行なった場合、
その時間は約3年10か月となります。
合計で約10年間は何かしら食事の為に使っている時間で、人生の1/8に
相当すると言うことになります。
人生の1/3は睡眠しているそうなので、起きている時間の中で考えると、
感覚的にはもっと比重は大きいですよね。
ならばならば、その時間をなるべく楽しみましょうよ!と思う訳です。
ニコニコ笑って楽しむか、それともストレスになって暗く過ごすかで、
幸せな人生かそうではない人生かと、意外にも単純に違ってしまうのでは
ないでしょうか。
確かに毎日毎日、食事の支度や後片付けは本当に大変です。
フランスには「Art de Vivre (アール ド ヴィーヴル)」と言う
生活信条の考え方があります。
直訳は暮らしの芸術になりますが、日々の生活をアートにするのです。
しんどいならば、楽しいと感じる工夫をするのです。
自分のひらめきで料理を作ってみたり、盛り付けを可愛くしてみたり、
食卓に季節の花を飾ってみたり、お気に入りの食器とテーブルウエアで
さりげなくコーディネートしたり、壁に絵を飾ったり、食事の時に
大好きな音楽を掛けたり。
労力やお金もほとんど使わなくても、ちょっとのことで気分が
上がるものですよ!
最近はファッションや洋服にはそれほど関心がなくなり、
家が仕事場で毎日外出する訳でもないので、家の中で
私自身の人生を楽しむメソッドを見付けています。
ですから私にとってキッチンは、粋な暮らしが出来て、
心豊かに幸せな人生を与えてくれる役割を担っている
ところです。
小野孝予