「薬膳悠々」 熊谷優子さん
学び、体感して知識と理解を深めていく
この日は熊谷先生によるお料理教室が開催されました。
この日のレッスンテーマは「いろんな麴で醤油麴を楽しもう!」です。
レッスンメニューは、
・醤油麹のタレで!冷やし中華
・枝豆とトウモロコシの洋風茶碗蒸し
・醤油麹のみたらし豆腐団子
です。
醤油麹のタレで!冷やし中華
枝豆とトウモロコシの洋風茶碗蒸し
醤油麹のみたらし豆腐団子
レッスンは最初に座学からスタート。
まずはみなさんにウェルカムドリンクとして薬膳茶を用意します。
季節の不調・生徒さんの不調に合わせた薬膳茶を用意し、薬膳の働きも一緒に紹介します。
この日はフェンネル。
身体を温め、気の巡りを良くする働きがあり、消化促進にもうってつけです。
そんなフェンネルも配合したオリジナルのウェルカムドリンクを飲んだ生徒さんからは「美味しい」の言葉がこぼれます。
薬膳料理に入る前に、実際にウェルカムドリンクで美味しさを実感しつつ、熊谷先生の「五行」の説明も。薬膳における五行とは、自然界の万物を「木・火・土・金・水」の性質に分け、それぞれの要素が季節・味・色・身体などと結びつき、相互に影響し合うという考え方です。
本格的な座学に入る前に、先生からの丁寧な説明があることで、これから始まるレッスンへの期待も高まります。
薬膳茶のウェルカムドリンク
場が和んだら、いよいよ本格的に座学が始まります。まずは発酵食品「麹」について。
この日のピックアップは醤油麹でしたが、
・米や豆、麦などの「麹」の違い
・それぞれの試食
・醤油の選び方
・醤油麹を作る際のポイント
など、1つ1つ丁寧に紐解いていきます。
実際に4種類の醤油麹を食べ比べてみると、「これ好きかも」「これはちょっとしょっぱいかも」など、自分の好みが分かるのも楽しいですよね。
「実体験を大切にしているんです」とおっしゃる熊谷先生のお教室への取り組み方がそのまま体現されています。
麹の食べ比べ
その麴について興味がそそられたワクワクのまま、「薬膳とは?」「発酵食品とは?」など、本質について理解を深めていきます。
先生が事前に用意した資料にそって、薬膳とは何なのか、どういう考え方なのか、何か特別な食材は必要なのか、発酵とは…など、生徒さんに1つ1つ丁寧に説明。
生徒さんも、資料にメモをとったり質問があったりと、真剣にお話を聞いています。
薬膳について、発酵について、しっかり説明が終われば、いよいよ実技です。
まずは「醤油麹」を仕込む作業から。
今日は米麹を使用した醤油麹にするので、米麹に醤油を入れ、しっかり混ぜておきます。これで仕込みは完成。
こちらを皆さんお家に持ち帰って、発酵させていきます。約1週間程度で醤油麹の完成です。
レッスンが終わってからも、出来上がりまでの楽しみが続きますね!
醤油麹を仕込んだら、1週間後のお楽しみ
調理のレッスンは、実際に醤油麹を使ったレシピで。
熊谷先生のデモンストレーションが始まります。
「冷やし中華に使用しますが、鶏肉を扱う際はカンピロバクターが怖いので、今日はちょっと手袋をしていきますね。」
と生徒さんへの配慮も欠かしません。
「今日の茶碗蒸しは枝豆とトウモロコシにしています。これからの時期にぴったりだなと思って。栄養的にも、枝豆は夏バテ予防にもなりますし、トウモロコシは水分代謝をよくするので湿気の多い時期に良いんです。」
手際よく調理と説明を進める熊谷先生
「味付けは醤油麹だけでおこないますね。」
麹の良い所は、それだけで味がしっかり決まるところ。調理が簡単になるのも嬉しいポイントです。
「今日の団子は豆腐も入れて作ります。こうすると、たんぱく質も摂れるんですよ。」
と、栄養面でのフォローもさすが。
「そしたら、この白玉を1つ1つ丸めていってください。」
とここで生徒さんも参戦。
白玉団子を丸めたり、湯がいたり、冷やし中華の具材を切っていったり…それぞれが分担して皆さんで作業をすることで、より効率よく調理が進んで行き、あっという間にラストスパート。
全員で仕上げていきます
生徒さん同士で声掛けしあったり、時には雑談したりと、お教室の雰囲気も終始和やかムードです。
皆さんで盛り付けて、カトラリーを並べ…今日のお料理の完成です♪
本日のメニューの完成!
今回使用した冷やし中華の麺はビーフン。
特製の醤油麹が良く絡み、具材と相まって食べ応え抜群の1品に。
「醤油麹はどう使っていいか分からない、とよく言われるんですが、普段お使いの醤油と置き換えで使って頂いて大丈夫です。」
美味しいお料理と、皆さんの楽し気な笑い声、そして先生から得られる知識。
学びが沢山の満足度の高いレッスンでした。
和やかで心地よいお教室でした
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講義だけでなく、実際に生徒さんに試食・体感してもらうという先生のお教室スタイルは、生徒さん1人1人にしっかり身に着けてほしいという先生の優しい思いにあふれていました。次回はインタビュー前半です。
ディレクション:株式会社COOK ART
インタビュー:太田 えり
撮影:上山 隆憲
人気教室の先生へ質問!
①レッスン情報(開催頻度やクラス内容、料金、定員など)
A. ・毎月2回(日曜日の午前、水曜日の夜)
・各回4,500円(税込)、3回分まとめてお申込みいただくと12,000円
・定員6~8名の少人数でアットホームな教室です
②どのような料理が学べますか?
A. 初心者OK!手軽にできる発酵食品を作ります。ご自宅で料理に活用したり、季節の手仕事を楽しめたりできるようになります。
その発酵食品を使って、季節の薬膳料理を作ります。
季節ごとに起りやすい不調や、各人の体調に応じて、どんなものを食するのがよいかを学べます。
③1回のレッスンで学ぶメニュー数は?
A. 発酵食品を仕込んでお持ち帰り(素材のお土産の場合もあります)いただくほか、メニュー3~4品を作ります。
④初めて通ってみたい方へ、申込方法や持参するものは?
A.HP(https://www.yakuzen-yuyu.com/)のお申込フォームからお願いします。
エプロン、タオル、筆記用具をお持ちください。
⑤オンライン(リモート)レッスンは開催していますか?
A. 薬膳での体質チェックとアドバイス&体質に合ったmy薬膳茶のお届けをオンラインでやっています。料理教室のオンラインは不定期にやっており、今後充実させていく予定です。
⑥ご自身にとってキッチンはどんな場所ですか?
A. 一番自分らしくいられる場所です。季節の手仕事をるんるん気分でやったり、落ち込んだり悩んだりしたときには、ひたすら野菜の千切り・みじん切りをして気分転換したり、自分と向き合う時間を過ごすのがキッチンです。
⑦キッチンの使い勝手で工夫している点は?
A. お気に入りの道具を少しずつそろえて、自分らしくカスタマイズしていくことです。
中でも、薬膳茶のポット、豆乳メーカーが気に入っていて、大活躍中です。
プロフィール
手抜き・時短・節約大好き! のんびり薬膳料理研究家の熊谷優子です。
マイペースに薬膳を続けていたら、生まれつきの胃腸虚弱を克服! 平熱がアップし、冷え性も改善。
風邪を引かなくなり、気力・体力が充実して、毎日が明るく、楽しいと思えることが増えました。
この経験から、スーパーで買える身近な食材で、「おなかとカラダとココロ」が楽しく幸せになる食事づくりをお伝えします。
薬膳・発酵などの料理教室のほか、季節や体調に合わせた薬膳茶のご提案をしていきます。
国際中医薬膳管理師、伝統発酵醸師Ⓡ、薬膳茶エバンジェリスト、野菜ソムリエプロ、
gleam-nac野菜ブーケsenkaアカデミー認定校 福岡/久留米校「悠々」
ベジタブル プロダクト コーディネーター、ベジフルフラワーアーティスト・プライマリー
サロン情報
活動内容
薬院の教室を中心に、薬膳・発酵料理教室の開催のほか、体質バランスチェックからの食のアドバイス、薬膳茶ハーブティーブレンド体験、野菜・果物で作るブーケのワークショップなどのイベントを実施
九州芸文館(福岡県筑後市)にて薬膳料理教室を担当
久留米市主催の環境イベントにて「もったいないクッキング」、JAなど各種団体からのご依頼による料理教室講師
ジャンル:
料理・食育・食材 :
家庭料理
健康食
薬膳
食育
パン・スイーツ :
飲み物 :
おもてなし・作法・美容 :
フラワー :
整理収納・お手入れ・防災 :
インテリア・アロマ・カラー :
クラフト・デコレーション :
その他 :
その他
サロン特長:
初心者歓迎
平日開催
夜間開催
土日開催
お友達同士歓迎
男性参加OK
少人数制(6人以下)
予約制
各種イベントあり
駅近(徒歩10分以内)
お一人様歓迎
所在地:
福岡県 福岡市中央区薬院2-3-5-602エコール薬院