宮本 美保(みやもと みほ)さん 第2回
「宮本整理収納コンサルティング」
宮本 美保
【和歌山県和歌山市】
今月の「整理収納」のコーナーでご紹介するのは、「宮本整理収納コンサルティング」を主宰する宮本美保さん。 前職をお辞めになったことがきっかけで始めた整理収納が、関西初の『整理収納アドバイザー1級認定講師』の資格取得へ。 その背景には、整理収納に関係なく、新しい資格の取得や、様々な講演会への参加等、常に自分磨きを欠かさない宮本さんの日々の努力がありました。 企業様からも絶大な信頼を得ている宮本さんの生き生きとしたご活動内容を4週にわたってご紹介します。
5.どんな生徒・参加者が多いですか?
東京では、男女の比率が、5対5。 東京以外では1対9になり、企業様で、9対1になります。
トータルで、5対5の割合で、かなり珍しい比率になると思います。
大人対象のセミナーに、小学生が参加、外国人の方で、日本語が不自由な方も参加されます。
整理収納を学びたい気持ちは、他の受講生と同じですので、お断りする事なく、ご参加頂いて、笑顔でお帰り頂いています。
地元和歌山では、冬になれば、机の上にみかんが並び、お茶うけの漬物も並び、カルチャーさんから、教室内飲食は禁止ですと、注意もされます。
和歌山ならではの、受講生が多いのですが、今日は、どんな受講生が参加下さるか、毎回楽しみにしています。
6.どんな講座が人気ですか?
『整理』『整頓』『収納』『掃除』の違いからはじまる、基礎的なセミナーが人気です。
また、前職の経験を活かした、『収納から考える、家作り』のセミナーは、家を建てる、リフォーム前のお客様の、満足度No.1のセミナーです。
前職が、住宅・不動産販売の営業を15年やっておりましたので、その経験を元に、設計の前から、家作りのお手伝いをさせて貰っています。
男性向けのセミナーを開催していますので、職場の机、ビジネス鞄、書類の整理等、男性目線のセミナーは、男性に好評を得ています。
男性、企業様の場合は、整理収納の仕事をさせて頂き、その後、ビジネスのコンサルのお仕事のご依頼も多く、最近では、整理収納以外のセミナーも数多く開催しています。
7.講座やお仕事で心がけていることはどんなことでしょう?
『相手の望んでいる事を察する』です。
整理収納のプロですから、知識も経験もお客様より、たくさんあります。
しかし、プロの100%をいつも、お客様にご提供するわけではありません。
10や20を求めていると察すれば、その程度の整理収納になります。
プロの技をひけらかすのが、仕事ではありません。
ですから、私のビフォー・アフターの写真を見て、これでいいの? こんな程度でいいの?と、聞かれる方がいます。
お客様が、何を望んでいらっしゃるかを、早い段階で、察知出来る様に、いつも、心を研ぎ澄ましています。
お客様のご要望を、100%お応えするのは、当たりまえで、少し期待以上の事が出来ないか、常に考えています。
数字で言えば、101%です。
8.講座やお仕事の楽しいエピソードを教えてください!
整理収納作業では、一度ガレージの依頼があり、お伺いすると、『先生の分も用意しておいたから』と笑顔で、畑で作業しているおばあちゃんの様な作業着を一式渡されました。
お客様の申し出をお断りするのは心苦しく、着させて頂いたのですが、もう完全に農家のおばちゃんスタイルでした。
おかげで下の服は汚れず、日焼けもせず、快適でしたが、その姿の話になると、今でもお客様に笑われ、私の中でも今となれば楽しい思い出となっています。
服装で言うと、セミナーや講演会では、衣装と呼ばれる、少し目立つ服装でヘアーやメイクもお願いするので、完全に別人となり、皆さんを驚かせることを毎回楽しみにしています。
『しゃべらんかったら、もっと美人やのに』のおちも付いて、毎回楽しく仕事しています。