『SUCRE’s Cooking』主宰 今井瑞穂さん
インタビュー連載 第2回
今月のサロネーゼは、宇都宮市のご自宅で料理教室『SUCRE’s Cooking』を主宰する今井瑞穂さん。老舗料理学院での勤務経験も活かした、毎日の食事をちょっとしたコツで美味しくおしゃれにするポイントを学べるレッスンは、確実に料理の腕が上がると人気です。実はお母様は30年以上続く料理教室「小林光子クッキングサロン」を主宰する大先輩。親子で食の大切さも伝え続けていらっしゃいます。今回は『SUCRE’s Cooking』のレッスンの模様とお二人のインタビューを4回にわたりご紹介します。
第2回目は『SUCRE’s Cooking』のレッスンレポート後半です。
掲載日:2012/9/10(月)
実用的なレシピとコツをわかりやすく
お出汁のいいにおいが広がる中、調理は順調に進んでいきます。
実習前にレシピの全手順を今井さんが読み、全員で共有しているので進行もスムーズ。さらに、調理台にレシピが見やすく置かれていることもスムーズさに一役買っています。
皆さん笑顔でとても楽しそうに調理されるので、何倍もおいしく仕上がりそう!
「今、鮭の味見をしたらちょうどいいので火を止めます。そして玉子を入れますね」
「おいしそう~!ひとつのお鍋でできるのがいいですね」
「そうなんです、お鍋一つで簡単にできるので洗いものも減りますよね。じゃあ油に火をつけるので、どなたか揚げ物をお願いしまーす。ちくわは冷めてもおいしいので、お弁当のおかずにもいいですよ」
「ちくわは子どもが喜びます!早速家で作ってみます」
生徒さんのほとんどが主婦の方なので、”家庭で作りやすい””家族みんなが喜ぶ””お弁当にもよい”など、毎日の食事作りに役立つ視点がレシピにはたくさん盛り込まれています。
そんな実用的なレシピとコツをわかりやすく学べるのが、『SUCRE’s Cooking』の特長であり大きな魅力です。
彩りよく、美味しく盛り付け
「では盛り付けていきましょうか」
今井さんが盛り方、添え物ののせ方も伝え、見栄え良くおいしく見えるお見本をつくり、生徒さんがそれを参考にそれぞれ役割分担をして盛り付けていかれます。
栄養も彩りも考えられたメニュー。習った料理は必ず家でまた作るという生徒さんが多数
「ではそろそろテーブルの用意をしてくださーい。ランチョンマットは、今日はグリーンのを使ってください。お箸もお願いしますね」
盛り付けも完成し、お楽しみの試食の準備です。
今日使う器はキッチンの一角に用意されており、生徒さんが手際よく並べていかれます。
全てが整うと、皆さん写真を撮り、今井さんも一緒に着席して試食の開始です。
「皆さんお疲れさまでした!では、いただきまーす!」
「いただきまーす!」
完成したらまずはカメラでパチリ。彩りも豊かでテーブルが華やぎます
「ちくわの揚げ物、おいしいですねー。ほんと、お弁当にもよさそう」
「余ったら甘辛く煮てもおいしいんですよ。お子さんもう夏休みですよね、○○さんどうしてます?」
3人のお子さんのママでもある今井さんは、生徒さんにとって主婦と育児の先輩でもあります。料理のこと、お子さんのこと、そのほか様々な話題で試食タイムも楽しい会話が繰り広げられます。
『SUCRE’s Cooking』レッスンの魅力
ご試食の合間に、皆さんにお教室の魅力をうかがってみました。
「近くのお料理教室をネットで探して知りました。初めて参加した時とても楽しかったのでずっと通っています。家庭的な雰囲気も良いですし、毎回いろいろなコツを教えてもらえます」
「先生が楽しくて気さくな方ですし、少人数制なのもよいところです。家で作りやすいお料理を学べるのも魅力です」
レッスンは、「楽しみながら料理の腕があがる!」と生徒さんが太鼓判を押します
「楽しい雰囲気がいいと思います。他の生徒さんもみなさん良い方ばかりで、月に1回通うのを楽しみにしています」
「習った料理は必ず家でも作ります。料理の腕があがったと思いますし、レパートリーが増えて主人も喜んでくれています」
と、教室のアットホームで楽しい雰囲気、今井さんの気さくなお人柄、家で作りやすい料理を学べるのが魅力のようです。
“気軽にお越しいただいて、ご家族にも喜んでもらえる料理を伝えたい”という思いを持って教室を運営しているという今井さん。その気持ちはきちんと生徒さんに伝わっているようです。
楽しい試食タイムのあとはお片付け後、終了です。
いつも13時には終了しているとのことで、お子さんが幼稚園や小学校に通っている間にもラクラク通える時間設定です。また、小さなお子さんや赤ちゃん連れでもOKというのもうれしいところ。
皆さんが太鼓判を押すレッスンは、毎日の食事を美味しくおしゃれにするコツを学べ、料理仲間とアットホームで楽しいひとときを共有できる、充実の時間でした。
生徒さんの声
Aさん
近くのお料理教室をネットで探して知りました。初めて参加した時とても楽しかったのでずっと通っています。家庭的な雰囲気も良いですし、毎回いろいろなコツを教えてもらえます
Bさん
楽しい雰囲気がいいと思います。他の生徒さんもみなさん良い方ばかりで、月に1回通うのを楽しみにしています
Cさん
習った料理は必ず家でも作ります。料理の腕があがったと思いますし、レパートリーが増えて主人も喜んでくれています
インタビュー・テキスト=窪田みゆき
写真=原田圭介
プロフィール
今井瑞穂さん
『SUCRE’s Cooking』主宰
大学の家政学科卒業後、東京都市谷の江上料理学院で日本、西洋、中国料理、お菓子を習得。スタッフとして、江上先生のもとで食に関する様々な仕事に携わる。後に母の主宰する小林光子クッキングサロンで助手を務める。
結婚後、宮城でお菓子教室を2年開催。5年ほど前から実家のサロンを手伝いながら松原の自宅で月1回参加の料理教室を4クラス、末長建設株式会社 j-classで月2回ほどクッキング講師を担当する。
サロン情報
SUCRE’s Cooking
*美味しくて楽しい時間を過ごしていただくこと
*わかりやすい、応用のきく、子供にも優しいレシピ
ジャンル:
家庭料理、日本料理、イタリアン、フレンチ、中華、韓国、スペイン、インド、エスニック、パン、和菓子、洋菓子
サロン特長:
初心者歓迎、平日開催、お友達同士歓迎、子連れOK、少人数制(6人以下)、体験教室あり
所在地:
栃木県宇都宮市
ホームページ、ブログ:
http://ameblo.jp/sucre-cook/
レッスン情報:
日本、西洋、中国料理を月替わりローテーションでレッスンを開催。月1回参加型の料理教室です。
体験レッスンを随時受け付けています、レッスン日の3日前までにお申し込み下さい(お一人様一回迄、参加費¥2000)
★ 月1回レギュラークラス(1クラス 4~5名です)
入会金¥5000
月謝 ¥4000
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とっておきレシピ
鮭そぼろご飯
材料
(4人分)
・鮭缶 1ヶ(220gぐらい)
・玉ねぎ 100g
・生姜 少々
・人参(茹でる)
・干ししいたけ 4枚
・玉子 2ヶ
・塩 小さじ1/2 ・砂糖 大さじ1.3
・しょうゆ 大さじ1.5 ・オイル 大さじ2
・紅生姜(千切り)、白飯、グリーンピース作り方
- 鮭缶は開けて水気を取り、皮と骨をとってほぐしておく
- 玉ねぎ、生姜はあらみじんに切る。干ししいたけは水に戻して軸をとってしぼり、あらみじん切りにする。
人参は、皮をむいて丸のまま茹でてあらみじん切りにする。 - 鍋にオイルを入れ、野菜類をよく炒める。鮭缶も入れて炒め、調味料を加えて味をつける(少し濃いめ)。
- 玉子をよくといておき、火からおろした鍋に入れてよく混ぜ合わす。
もう一度鍋を火にかけてパラパラになるまで煎りつける(少し水分が残るくらい)。 - 白いご飯を丼ぶりまたは大き目の茶碗に入れて平らにする。
鮭そぼろを平らにかけて紅生姜の千切りを真ん中におく。 - グリーンピースを色よく塩(分量外)で茹で、散らす。
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※グリーンピースの代わりに、きぬさやを色よく茹でて千切りにしたものでもよい。