――とても華やかなクリスマスレッスンありがとうございました。
中尾さんはいつぐらいからお料理に興味を持たれるようになりましたか。

自分の料理で人を喜ばせてあげられることが喜びだと話す中尾さん

中尾さん　好奇心旺盛な子供でした。レストランの美味しいプリンが食べたくなると、親には頼まず小学生雑誌に掲載されていたレシピを見ながら一人でチャレンジしました。今や、美味しいプリンはどこでも買えますが、当時はなかったので。でも、卵の性質や蒸し方を理解していなかったので何度も失敗しました。
また、両親による情操教育の一環で、年に１回ほど白いテーブルクロスの上に沢山のカトラリーとグラスが並ぶレストランに連れていってもらったことも食への好奇心を刺激される体験でした。このカトラリーはどんな風に使うのだろう？次に運ばれてくる料理はなんだろう？など、このような体験を通じて、子どもの頃から自然に料理に興味を持つようになったと思います。

――その後 40代で専業主婦から健康食品の会社を経営されることになるのですね。

中尾さん　女性が対象の商品だったので、女性が興味を持つパッケージデザインを提案し、広告塔として自らメディアに露出しました。祖父と父が人々の健康を助ける仕事をしていたことから、私もたくさんの方々の役に立ちたいという思いがありました。
分野は違いますが、そうしたことも今の教室運営に役立っていると思います。

――その後 女性が集うサロンを始められた時に、サロン主催のワイン会でお料理を披露されたんですね。

過去の料理教室の料理写真
絵画のような美しいお料理の数々。家庭でレストランのようなおもてなしができると喜ばれています。

中尾さん　そうです。　それまで家庭料理しか作ったことがなかったのですが、ソムリエが用意するワインに合わせた料理を用意しなければならず、３冊だけおもてなしの料理本を買って、一生懸命作りました。

今 見返すとひどい料理です。褒めてくださったのは社交辞令だったのでしょうが、皆さんから美味しいと言われたのがとっても嬉しくて。

その後 友人に、「お料理上手だから料理教室やってみたら？」と言われました。
彼女は、アメリカンフットボールのプロ選手としてアメリカで活躍していた友人。努力をし続けてきた彼女に「できない」と言えず、様々ないい訳を手放して49歳から料理教室をスタートすることにしました。
他の方に勧められていたら「無理！」と断っていたかもしれませんね。

=======================================================

普通の人ではきっと不安だったり、躊躇してしまうような決断も、
軽やかに一歩踏み出して、確実にチャンスを生かしていく中尾さん。

お料理はもちろん、その生き方も憧れるような女性で、
もっとお話を聞きたくなるようなお人柄に、とても惹きつけられました。

次回はインタビュー後半をお届けします。

（次回へつづく）
インタビュー・テキスト＝佐藤恵美
写真＝原田圭介

Class A’s kitchen

おもてなし料理レッスン「シーズナルレッスン」、日々のお夕飯に生かせるレッスン「What’s for dinner?お夕飯なぁに？」の２パターンのレッスンを展開。
DEAN ＆ DELUCA厨房、都内有名リストランテ厨房で得た情報や技を、主婦の視点で日常のキッチンで再現できるよう工夫されたレシピ作成を心がけております。
また、薬膳講座で学んだ薬食同源をテーマにしたレッスンもあり。
調理のコツ、流れをスムーズに習得できるよう、実習ありの少人数制レッスンです。

ジャンル：

料理・食育・食材 :

家庭料理
イタリアン
健康食

おもてなし・作法・美容 :

おもてなし

サロン特長：

初心者歓迎
平日開催
土日開催
お友達同士歓迎
少人数制(６人以下)
予約制
駅近(徒歩１０分以内)
お酒の提供あり

所在地：

東京都 渋谷区

ホームページ

ブログ