サロンスタイルのお菓子教室『魚かな』主宰 Yukiさん
細やかな指導が受けられる少人数制の実習
「ここまでで何かわからないことやご質問はないでしょうか?大丈夫ですか?
では手を洗っていただいて、2人1組で早速作っていきましょう!」
丁寧なレシピ説明のあとは早速実習のスタートです。
「魚かな」では、4人の生徒さんが2人1組になり同時に作っていき、作った作品はお持ち帰りできるスタイルです。
お教室のキャパシティとしてはあと数名は入れそうな気がしますが・・
「いえ、私一人できっちりお教えできて、この作業台のスペースで快適にレッスンを受けていただくには4人が上限なんです」
とYukiさん。
生徒さんのご満足と、1回1回のレッスンを大切にされている思いが伝わります。
一人一台ずつ、同時進行で作っていきます。少人数制なので気軽に質問できるのも魅力
最初にまずは、タルト台になるパートブリゼ作りからです。
今回は、何度かタルト生地を作ったことのある生徒さんたちなので、Yukiさんのほうで事前に仕込んであるそう。
早速、Yukiさんのアドバイスで均等の厚みになるように丸く伸ばしていく皆さん。
丁寧に確認して、OKが出た人は型に敷きこんでいきます。
仕上がりのきれいさや食感を考え、型に入れるのも注意深く行います。
一人ひとりの進捗を確認し、しっかり目を合わせてきめ細やかに説明していくYukiさん。
レシピを見ただけではわからないコツや、覚えておいてほしい生地の感触など、一緒に作業しながらわかりやすく伝えていかれます。
ふと見ると、使ったボウルや道具はささっと洗われ、作業台はいつもすっきり。生徒さんが気持ちよく作業できるよう配慮されています。
家庭で失敗なく作るコツもたっぷり!
「では次に苺のレアチーズを作ります。
板ゼラチンですが、皆さんの分は早く固まるように、あとお持ち帰りしやすいように少し多めの量を使いますね。お家で食べるときちょっと固いと感じるかもしれませんが、その分切りやすいと思います。お家で作るときはレシピ通りで大丈夫ですよ」
シチュエーションにあわせて変更できるポイントや、プレゼント用に作るときに応用できるコツなども伝えていきます。
「はい、そうしましたら次に、ここに生クリームを少しずつ入れていきます。ふやかした板ゼラチンに少量の生地を入れて湯煎で溶かします。そして戻したら、漉していきます。家庭のお菓子でしたら漉さなくても良いのですが、どうしてもつぶつぶが残ってしまうことが多いので、なめらかな食感のためには漉したほうが良いですね。
漉すと、しっかり混ぜていたのか、混ぜたつもりだったのかがわかります(笑)。
ではセルクルに流し込み、冷やして固めましょう」
ここでも、家庭で作るときのポイントをたくさん伝えていかれます。少人数制なので先生との距離が近く、質問しやすいのも魅力。わからないことは気軽に聞けますので、お菓子作りの楽しみが広がり、自信がついていきます。
プロの技を応用した、家庭で作りやすいコツをたっぷり教えてもらえます
今日はママ友同士のご参加とあって、いろいろな話題の会話をしながら楽しい雰囲気で進んでいきます。
さて、皆さんの作品が完成し、冷やしている間にお待ちかねの試食タイムです。
作ったものはお持ち帰りいただくので、試食でいただくのはYukiさんがあらかじめ作ったものです。
そのほか数種類のケーキも盛り付けられ、ランチの代わりになるくらいボリュームたっぷり!
「先生はいつも、多いかしら?とおっしゃるのですが、本当に美味しいのでみんなぺろっと平らげてしまうんですよ。盛り付けや器もとても参考になります」
と生徒さん。紅茶の資格もお持ちで、いつもおいしい紅茶も一緒にお出ししているそう。
美味しいお菓子とともに、先生やほかの生徒さんと情報交換できるこの試食タイムが何より楽しみ!という生徒さんがたくさんいらっしゃるそうです。
試食タイムのお楽しみ
「そうそう、先日中華街のパウンドケーキのお店に行ってきたのですが・・・」
新たな創造力を高めたり、生徒さんに楽しんでいただける情報収集のため、時間があると積極的に出かけたり学びごとをしているというYukiさん。先生のおすすめ情報とあって、皆さん興味津々で会話が広がり、盛り上がります。
そしてこのあとは、冷やし固めたレアチーズをタルト台にのせて、苺・ナパージュ・ピスタチオで飾り、お持ち帰りいただけるよう箱につめて終了になります。
カフェのようなおしゃれな盛り付けもいつも人気。様々な情報交換ができるのも楽しみです
ここで、皆さんにお教室の魅力をうかがってみました。
「先生がケーキ店をされていた頃、知人からそのケーキをいただいて食べたところあまりに美味しくて、場所を聞いて買いに行くようになりました。そのときお菓子教室をされていることを知り、申し込んだのがきっかけでもう数年通っています。お菓子が美味しいのはもちろん、先生のお人柄や、レッスン以外にもいろいろな情報が得れるのも魅力です。月に1回通うのがとても楽しみです」
「ママ友の紹介で通い始めました。先生のレシピはすごくわかやすいですし、失敗なくできます。材料も使いきりができるように考えられていて助かります。甘さも控えめなので家族にも安心して食べてもらえますし、この美味しさを自宅で作れるようになると、市販のお菓子はあまり買わなくなりました」
「先生のレッスンはとても丁寧で、質問しやすい雰囲気も良いと思います。お菓子は美味しくてきれいで、「こんなプロのようなお菓子ができるの!?」と最初は思いますが、ちゃんとできるからすごいですよね~。情報も豊富で、自分の知らない世界に出会えるのも楽しいです」
と、楽しい雰囲気のなか、わかりやすくてしっかり身につくレッスンと家庭で美味しくできるレシピ、先生のお人柄が大きな魅力のよう。また、様々な新しい情報交換ができるのも楽しみのひとつになっているようです。
現在は原則として生徒さんからの紹介制となっていますが、ホームページやブログからのお問い合わせも受付中とのこと。
楽しくて美味しくて、お菓子作りの楽しみが広がる、素敵なレッスンでした。
次週は、Yukiさんがお教室を開いたきっかけや軌跡などをうかがったインタビュー前半をお届けします。どうぞお楽しみに!
Q&A人気サロネーゼに7つの質問
Q.1 サロン/教室名の由来は?
A. 学生の頃から魚のモチーフが好きで、魚のグッズばかり集めていました。教室を開くにあたり、一度聞いたら忘れられないような珍しい名前にしたいと思い、魚かなと名付けました。
Q.2 サロン/教室の特徴、コンセプトは?
A. サロンスタイルのお菓子教室。素材にこだわり、シンプルで美味しい家庭のお菓子を提案しております。
Q.3 どんな生徒さんが多いですか?
A. 向上心があり、明るくて親しみやすい方が多いです。
Q.4 レッスン情報(開催頻度やクラス内容、料金、定員など)
A. 週に5~6回、4人までの少人数制です。通常のお菓子レッスンの他にサロン開業講座や季節限定のキッズレッスンも。
Q.5 レッスン中、心がけていることは?
A. 美味しいお菓子を教えるのはもちろんのこと、ゆっくり息抜きできるような空間作り。そして生徒さんの顔をよくみています。つまらなそうにしていないか、質問などがないかどうかなど気にして声をかけるようにしています。
Q.6 人気の高いメニューは?
A. 一番人気のチーズケーキ、そしてクリスマスの特別レッスン。
Q.7 初めて通ってみたい方へ、申込方法や持参するものは?
A. 基本的には生徒さんからの紹介制となっておりますが、ブログやHPをご覧になって興味を持って下さった方はお気軽にお問合せください。
インタビュー・テキスト=窪田みゆき
写真=原田圭介
プロフィール
Yuki さん
サロンスタイルのお菓子教室「魚かな」主宰
家庭菓子研究家・美スイーツ研究家
エコール辻製菓卒業後、パティスリー勤務を経て1998年より菓子教室を主宰。
2004年~日本一小さなケーキのお店「きまぐれケーキ魚かな」をオープン。
オープン後1時間で完売する幻の店となるが
現在は閉店し、教室に専念。
雑誌、メディアへのレシピ提供、レシピ本、出張教室など活動の場を広げている。
サロン情報
サロンスタイルのお菓子教室「魚かな」
家庭のお菓子にこだわった、どなたにも作りやすくシンプルなレシピが好評です。
簡単に作れてプレゼントにもピッタリなお菓子。
「魚かな」ではお菓子作りを学ぶ、ではなく、楽しむ!ことを大事にしています。
4人までの少人数制ですので初めての方でも緊張せず、楽しく過ごして頂けるよう心がけています。
普段の暮らしをお菓子作りでランクアップしませんか?
家にあるものでテーブルセッティング、ラッピングできるようなアイデアもご紹介♪
みなさまの毎日がもっと楽しく、心豊かに過ごせるよう、お手伝いができたら嬉しいです。
ジャンル:
家庭料理、洋菓子、おもてなし、紅茶、テーブルコーディネート、スイーツデコレーション
サロン特長:
初心者歓迎、平日開催、土日開催、お友達同士歓迎、少人数制(6人以下)、子供教室あり、予約制、各種イベントあり、駅近(徒歩10分以内)
所在地:
埼玉県富士見市
ホームページ、ブログ:
http://www.sakanakana.net/