『大阪パン倶楽部~わがママパン工房~』 小林友紀さん
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小林 友紀さん
第7回の舞台は、大阪府門真市。『わがママパン工房』と名づけられた大阪パン倶楽部の天然酵母パン教室を主宰するのは、パン職人の小林友紀さん。連載後半の今回は、教室をオープンするまでに至った道のりやきっかけ、今後の夢をお届けします。
掲載日:2009/07/06(月)
専業主婦になりたくない!パン教室開催のきっかけ
小林さんは、高校時代パン屋さんで勤務。パンの販売や簡単なトッピングから、アルバイトではなかなか任されない仕込みの作業も、飲み込みの早さから頼まれるように。次第にパンの虜になりました。結婚後も“専業主婦にはなりたくない”と思っていた小林さん。「長女が幼稚園に通いはじめ、自分の時間ができた時、ふと何か仕事がしたいと、パン教室を思いつきました。実は、朝早いのが苦手なんです。自宅であれば、朝はゆっくりできるので私にはピッタリでした」教室がスタートしてすぐ、次女が生まれ、最初は土日のみの開催でしたが、2007年3月から本格始動。2年弱で口コミから、100名もの生徒さんが集まる人気教室になりました。
わがママ工房と家事・育児のバランス
『わがママ工房』の由来は、ご友人のデザイナーが命名してくれたそう。「子供の都合で時間が合わない時も、これなら理解してもらえるでしょう」と笑顔で話す小林さん。家事・育児のことを大切にしながら、自分の好きなことを一生懸命取り組みます。お子様のお弁当にも、手づくりのパンをもたせてあげるそう。「先生に“他の園児が欲しがるから、控えてください”と言われたことがありました」手作りパンを用意してくれるなんてお子様にとって、本当に自慢のママですよね。
料理の楽しさを伝える 新しい挑戦!
夏場は、パン業界にとって売上が難しい時期。「これからの暑い時期は皆さん、なかなかパンを焼こうとは思わないのですよね」そんな時はどうすれば改善できるか、小林さんは積極的に勉強会に参加します。専門家からの意見を参考にHPを見直し、パンに対する想いをより分かりやすく構成したりと努力を怠りません。「このような経験は、同じように自宅教室を開きたい生徒さんにもお伝えします」ママになっても輝いて欲しいと願う小林さんの熱い気持ちが伺えます。また小林さんは、新しい形で料理の楽しさを伝え、料理という共同作業で絆を深めるイベントを企画中です。新しい発想を考えることも好きな小林さんは、まさにアイディアマン。自宅教室を飛び越え、更なる発展に期待です。
大阪パン倶楽部HP http://panclub.gazfootball.com/
ブログ http://ameblo.jp/panclub-yukki
文・取材・写真 宮野 友紀子
プロフィール
小林 友紀
大阪パン倶楽部 代表
1975年奈良県生まれ。
大阪女子学園短期大学(現夕陽丘学園)食物栄養学科卒業
栄養士、食育アドバイザー、薬膳アドバイザー
幼少の頃より料理が好きで高校時代、パン屋での業務をきっかけに本格的にパンの仕事に目覚める。結婚・出産を機に、女性が好きなことで活躍できる場として、現在の教室を開講。卒業生や生徒の大半が、子育て中のママであり、「ママになっても好きなことで輝いて欲しい」という思いで、仕事と家庭の両立を応援している。
初心者でも作れるパン作りの基礎だけでなく、パン教室の開業に関するレクチャーも実施。
要チェック 先生のオススメ商品
とっておきレシピ
アボカドとえびのサラダ 4人前
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材料
えび…8尾
じゃがいも…2個
アボカド…1個
レモン汁…大さじ1
イタリアンドレッシング…大さじ3
☆イタリアンドレッシングの材料☆
EVオリーブオイル…大さじ5
ワインビネガー…大さじ1.5
塩、こしょう…適量
黒オリーブ…4個(刻む)
ドライバジル…少々
にんにくのすりおろし…適量
砂糖…小さじ1
作り方
えびは殻のついたまま背中からキッチンはさみでひらいてわたを取っておく
小鍋にお湯を沸かし、えびを入れてしばらく沸騰させて火を止める
えびに火が通ったら冷まして殻をむいておく
じゃがいもは皮のついたまま茹で、真ん中まで串が通ったら皮をむいて1口大に切っておく
アボカドも皮をむいて1口大に切ってレモン汁をかけておく
ボウルにアボカド、えび、じゃがいも、プチトマトを入れてドレッシングで合えてできあがり
とっておきレシピ
天然酵母のピザ 2枚分
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材料
国産強力粉(南部小麦)…200g
塩…4g
砂糖…10g
天然酵母元種…12g
水…95cc
オリーブオイル…大さじ1
ピザのトッピング(ピーマン、たまねぎ、ソーセージなど)…適量
ピザ用チーズ…適量
ピザソース…適量
オリーブオイル…適量
作り方
強力粉、砂糖、塩をボウルに入れて混ぜる
元種、水、油の順に入れ、手でまとまるまでボウルで捏ねる
まとまったら台に出しべたつきがなくなるまで捏ねる
丸めてボウルに戻し1次発酵をする25~30度で6~12時間置き、発酵させる
2倍くらいの大きさになったら等分し30分くらい休める(ベンチタイム)
麺棒で25cm~30cmくらいに伸ばしてフォークで穴をところどころに開けてオリーブオイル、ピザソースを塗ってトッピングをしてチーズをかけて220度で8分焼く





















