予約の取れない自宅教室
~人気レッスンの魅力をレポート~

「料理教室Petit Citron」主宰 Citron ヨーコさん

Citoronヨーコさん

インタビュー連載 第1回

今月のサロネーゼは、横浜市・たまプラーザのご自宅で『料理教室Petit Citron』を主宰するCitron ヨーコ さん。様々な経験を重ね培った技術と主婦ならではの観点が融合したレッスンは、”おいしくて・楽しくて・わかりやすくて・リーズナブル”と大好評。「身近な食材でレストランのようなお料理が家庭で作れる」と口コミが広がり、オープン3年目ですが早くも予約が取れないほどの人気です。今回は『料理教室Petit Citron』のレッスンの模様とインタビューを4回にわたりご紹介します。
第1回目はお教室の紹介とレッスンレポート前半です。

掲載日:2012/10/1(月)

予約待ち多数の『料理教室Petit Citron』へ

渋谷駅から東急田園都市線・急行で約20分の「たまプラーザ」。交通至便なうえ、緑多く静かな住宅街、洗練されたショッピングモール、ハイレベルなレストランが点在するなど魅力がいっぱいで、各社の「住みたい街ランキング」で頻繁に上位に入る人気の街です。

そんなたまプラーザの一角にある『料理教室Petit Citron』を訪れると、爽やかな笑顔の Citronヨーコさんが迎えてくださいました。

明るく開放的なレッスンスペース。広々とした調理台は6名がゆったり作業できます

レッスンスペースは、二面の窓からいっぱいの光が入る明るく開放的な、広々とした空間。定員の6名がゆったり調理や試食ができる大きなアイランドやテーブルが、十分な余裕を持って設置されています。テーブルには、この日のレシピに合わせ、フランスで購入したというレリーフが美しい白いお皿と、紫をアクセントにした素敵なテーブルセッティングがなされていました。

お教室で学べるのは、「おうちごはん」と「おもてなし料理」の2コース。和食、フレンチ、イタリアン、中華・・とジャンルは多彩です。基本的に1か月1コースが開催され、いずれも1回完結型のレッスン。月に約20クラス実施されますが、予約開始当日に満席になることが多く、キャンセル待ちの方もたくさんいらっしゃるそう。まさに予約の取れない人気教室です。

今回は、そんな人気のレッスンにお邪魔し、その模様と魅力をご紹介します。

 

リピートされるレシピの工夫

伺ったこの日のレッスンは「おもてなし料理」コース。「コンテチーズのガレット」「グリーンサラダ セルヴェル ド カニュを添えて」「カスレ 肉と豆の煮込み」「カボチャとコンテチーズのパンプキンパイ」の4品を学びます。

開始時間の11時が近づき、生徒さんが集まっていらっしゃいました。エプロンをつけ、白い大きなアイランドの周りに着席されると、ウェルカムティーをお飲みいただきながらレシピ説明のスタートです。

ちなみにこの日のウェルカムティーは、香りのよいマスカットフレーバーのアイスティ。訪問した9月中旬はまだ厳しい残暑で、爽やかな味と香りに生徒さんもほっとリラックスされたようです。

レシピは”シトロン”柄のファイルでご用意。1品1品丁寧な説明からスタートです

「こんにちは!今日もよろしくお願いします。暑い中お越しくださってありがとうございます。 今日は、フランスの郷土料理をテーマにおもてなし料理を作ります。私が昨年フランスの南西部に行った時に現地で美味しかったものや感激したものも取り入れました。では、最初にコンテチーズのガレットのご紹介です」

明るくテンポのよい説明はとてもわかりやすく、材料と作り方について1品1品丁寧に伝えていかれます。
ふと見ると、レシピの材料欄には、4人分と6人分が併記されています。

「ご自宅で作って頂きやすいように、基本は4人分で書いています。ですが、レッスンでは6人分作りますので、生徒さんが混乱してしまうことがあるんです。ですから6人分の材料も記載して、レッスンのときはそちらで作ってもらうようにしています」

なるほど、4人分の分量をパッと6人分に換算するのは難しいことが多いので、嬉しいサービスです。こんな細やかな配慮も、また通いたくなる魅力の一つなのかもしれません。

レシピ以外の情報もたっぷりと

「カスレは食べたことがある方、いらっしゃいますか? フランス南西部の郷土料理で、肉と豆を土鍋に入れオーブンで煮込んだものです。鴨や羊の肉を使ったり、ブタの皮やガチョウの脂を使うこともあって、肉の脂の香りが特徴的です。

今回は、日本の家庭で作りやすいように豚肉から香りを出したレシピにアレンジしました。
ソーセージを使用しますが、煮込んでも味が抜けない、大きめで味がしっかりしたものが合います。今日はたまプラのお店で2種類買ってきましたので、ぜひ食べ比べてみてください」

材料や代替できるもの紹介、作り方のコツやポイント、アレンジ法などのほか、料理のおいたちや現地での食され方なども細やかに伝えていかれます。料理だけでなく、その料理が持つ背景まで知れ、お料理がいっきに身近になり作る楽しみが倍増!
レシピ以外の知識も増えるのは嬉しいことです。

料理が持つ背景までご紹介。レシピ以外の知識もたくさん学べ、作る楽しみが増えます

今日は切り物がすごく少ないんです。嬉しい人と寂しい人がいらっしゃるかもしれませんね(笑)。ハーブを何種類か切って頂くのですが、ハーブは、繊維を切るようにこうして切っていってくださいね。それでははじめましょう!」

イスを脇に寄せ、早速実習のスタートです。
レッスンは全員で分担して作るスタイルで、人数分のまな板と包丁が用意されています。

「では分担して始めてくださーい。たぶんお一人手があいてくると思いますので、チーズをすりおろしていただけますか?順番でいろいろなパートをやってみてくださいね」

お一人ずつの作業量に大きな差が出ないように、Citronヨーコさんがさりげなく調整しながら実習が進んでいきます。

リラックスした楽しい雰囲気の中つづくレッスンの模様は、引き続き次回お届けします。どうぞお楽しみに!

サロネーゼから皆さまへ

田園都市線たまプラーザの小さな自宅マンションです。6名の少人数制ですのでおひとりで参加してもみなさん仲良く楽しんでいらっしゃいます。
・花嫁修業中のOLさん ・もうすぐママになる妊婦さん ・幼稚園のママ同志でプラーベートレッスン ・大学生のお嬢さんと親子で参加 ・自宅サロンを目指すお料理上手の方 ・日々のレパートリーを増やしたい方 など・・・、
さまざまな世代の女性が通っています。おいしいお料理をご一緒にいかがですか?

Q&A人気サロネーゼに7つの質問

Q.1 サロン/教室名の由来は?
A. 「Petit Citron」はフランス語で小さいレモンを意味します。料理にレモンをひと絞り。フレッシュな香が料理にアクセントを与えてくれます。皆さんの生活にさわやかな潤いをという思いで。

Q.2 レッスン中、心がけていることは?
A. 1回に6名の生徒様と少人数ですが、その中で少しでもお一人お一人とコミュニケーションをとるように心がけています。

Q.3 今も勉強していることはありますか?
A. 世界の料理を知りたくて、大の苦手なのですが語学を学んでいます。また、日本料理から日本文化に興味が深まり、着付けに通っています。次はお茶を始める予定です。

Q.4 一番の人気メニューは?
A. 普段の家庭料理で使い回しのできるもの。肉みそやかえしなどは皆さん作り置き保管して活用されています。

Q.5 サロン/教室を主宰してよかったことは?
A. 生徒さんが料理の上達を感じたり、ご家族につくって喜んでもらったと聞いたり。毎月のレッスンで生徒さんの顔を見るとそれだけで幸せな気分になります。

Q.6 教室で愛用しているキッチングッズは?
A. 貝印さんのアンバサダーを努めています。貝印のマルチブレンダーのブレンディアは使いやすくておススメです。

Q.7 初めて通ってみたい方へ、申込方法や持参するものは?
A. 日常を綴ったブログをご覧いただいてご自分の通いたい教室だと思っていただけたらHPよりお申し込みください。持ち物はエプロン・ハンドタオル・ペン・カメラ。自宅サロンでは珍しい、夜のレッスンもやっています。

 

インタビュー・テキスト=窪田みゆき
写真=原田圭介

プロフィール

Citoronヨーコさん
『料理教室Petit Citron』主宰

料理研究家。飲食店の夫との結婚を機に食の世界へ。
本場での経験にこだわり、レストランに勤め、料理教室で勤務し、休みの日には料理教室に通い続ける日々を続けるなかで多くの学びを得る。
2009年春。横浜市たまプラーザに料理教室Petit Citronを開設。家庭料理と身近な素材を使用したおもてなし料理のレッスンは主婦ならではの視線とレストランの経験を生かした内容が好評。
現在は毎月の20レッスンに加え、企業の商品開発・レシピ提案・外部講師と幅広く活躍。
積極的に畑や食品加工会社を訪問したり、国内外の旅に出かけ、その風土ならではの料理を研究し続けている。将来は梅干し名人のおばあちゃんを目指しています。

サロン情報

料理教室Petit Citron
料理教室プチシトロンはたまプラーザの自宅マンションの小さな料理教室です。
こんな料理教室あったらいいなを実現できるみなさんの身近なサロンを目指しています。

身近な素材を使ったおもてなし料理。
手間暇かけたおうちごはん。
ワインとワインのおつまみ。

コースは3つ。
1回完結レッスンですので毎回お好きな時間・お好きなメニューを組み合わせてお申込みいただけます。
忙しい女性の声に耳を傾けたらこんなスタイルになりました。

ジャンル:
家庭料理、イタリアン、フレンチ、おもてなし

サロン特長:
初心者歓迎、平日開催、夜間開催、土日開催、お友達同士歓迎、少人数制(6人以下)、体験教室あり、予約制、各種イベントあり、駅近(徒歩10分以内)、お酒の提供あり 

所在地:
神奈川県横浜市青葉区美しが丘

ホームページ、ブログ:
http://www.petit-citron.com/
http://citronkami.exblog.jp/

レッスン情報:
◆おうちごはん
帰ったらすぐに作りたくなるお料理をご提案。ひと手間かけたお料理は食べる人の心を温かくしてくれます。いつもの野菜が、いつものお肉がこんなお料理に!こんなにおいしく!そんな喜びをお伝えできたらと思っています。初心者~レパートリーを増やしたい主婦の方まで幅広くお通いいただいています。

◆おもてなし料理
こちらのコースもできるだけ身近な素材を使ってレストランのようなお料理に仕上げていきます。身近な素材でレストランのようなお料理ができたら嬉しいですよね。
プチシトロンではできる限り身近な素材をおいしくお料理する気持ちと技術と工夫をお伝えしています。

◆ワイン会
2か月縫に一度、ソムリエをお招きしてのワイン会を開催しています。料理教室ならではのワイン会ですので、デモンストレーションでおつまみ3品を20分でお伝えしています。ワインのラインナップは毎回テーマを決めて。ご家庭でのお料理にあうよう、そして気軽にワインを楽しめるような会目指しています。

 

  1. とっておきレシピ

    グリーンサラダ セルヴェル ド カニュを添えて
    グリーンサラダ セルヴェル ド カニュを添えて
    材料

    (4人分)
    ・ベビーリーフ 1PC
    ・グリンピースさやなし 80g
    ・チキンブイヨン 200cc
    ・塩、オリーブオイル 適量

    【セルヴェル ド カニュ】
    ・クリームチーズ 80g
    ・エシャロット 15g
    ・レモン汁  小さじ1
    ・オリーブオイル 大さじ1
    ・セルフィーユ 2枝
    ・シブレット 適宜

    作り方
    1. チキンブイヨンを沸騰させ、グリンピースをゆで、冷ましておく。
    2. セルヴェル ド カニュを作る。
      エシャロットはみじん切りにして水にさらし、水を切っておく。セルフィーユは飾り用に少し残し、みじん切りにする。ボールにクリームチーズ・レモン汁・オリーブオイルを入れ、よく混ぜる。エシャロット・セルフィーユを加えて軽く混ぜ、塩・こしょうで味を調える。
    3. 鍋ベビーリーフは塩・オリーブオイルを適量合わせる。皿にグリンピースをのせ、その上にベビーリーフをのせ、セルヴェル ド カニュを添える。
    4.  
    5.  
  • サロネーゼ会員募集中
  • サロネーゼ会員の書籍紹介
  • 自宅教室開講までのノウハウ
  • キッチンリフォームを特別価格でご提案
  • バーミックス特別レシピ
  • CENTRO
  • cam2011_miyakonojo
  • cam1806foodart
  • cam1912americanpork
  • cam2009alcenero_rp
  • cam2010nippun
  • cam2011alcenero_rp
  • cam2106almonds
  • cam2103alcenero_rp
  • cam2107alcenero_rp
  • cam2111americanbeef
  • cam2109alcenero_rp
  • cam2204alcenero