予約の取れない自宅教室
~人気レッスンの魅力をレポート~

『ル・プティポワソン』主宰 長友幸容さん

長友 幸容さん

インタビュー連載 第2回

今月のサロネーゼは、東京・大田区のご自宅で「お洒落でおいしい簡単レシピ」をコンセプトに、旬で身近な食材を使った料理教室『ル・プティポワソン』を2001年から主宰する長友幸容さん。月ごとに変わる幅広いジャンルのお料理と、それに合わせたワイン、テーブルコーディネートが学べるレッスンは大好評で、長年通う生徒さんも多数。満席の続く人気のレッスンにお邪魔し、その模様とインタビューを4回に渡りご紹介します。
第2回目はレッスンレポート後半です。

掲載日:2012/7/9(月)

少人数ならではのきめ細やかなレクチャー

テンポのよいリズムでレッスンをリードしていく長友さん。
手の空く生徒さんがいないよう気を配り、段取り良く作業を依頼していくと同時に軽やかに洗い物を片付け、生徒さんの作業がしやすい環境を作っていきます。

「じゃあ今からオクラを調理していきましょう。オクラはさわってもらったらわかるけど、うぶ毛があるんです。このうぶ毛を取るには・・」

大事なところでは作業の手を止めてもらって全員で確認を。”他の作業をしていたからわからなかった”ということがなく自宅でちゃんと再現してもらえるよう、細部まで気を配ります。

大切なポイントは手を止めてもらい全員にレクチャー。家庭で再現しやすい工夫を伝授

「じゃ手の空いた人からヴェリーヌを作っていきましょう。さっき加熱した鮭の皮と骨を取り除いて身をほぐして6等分してください。そして・・」

一つ見本を作ると、わーきれい!と歓声があがります。

「最後にディルを飾り、冷蔵庫で固めましょう。仕上げにはピンクペッパーをトッピングしてお出しします」

早速お手本通りに作っていく生徒さん。見栄えの華やかなお料理は、作る過程もワクワク!皆さん楽しそうです。

 

基本の調理も、理由を添えて丁寧に伝授

「次にブッフ・ミロトンを作りましょう。まずトマトの皮をむくために湯むきをしますね。軽く切り込みをいれたトマトを湯に入れますが5秒くらいでいいですよ。どうしてこうするかと言うと・・」

基本の調理法も、「なぜそうする必要があるのか」をロジカルに説明するなど、終始きめ細やかに伝えていきます。

「レモンバターライスも炊けましたね、今日はハート型に入れて型抜きしましょう。では盛り付けをしていきますのでテーブルから食器をひいてきてください。水をくぐらせて型を濡らしてご飯をつめて、ハイ、こんな風に盛り付けていってくださーい。他の方はブッフ・ミロトンを仕上げていきましょう」

「わ~このお皿可愛い!どこのブランドですか?」お皿や小物使いも注目を集めます

ケーキが焼きあがるいいにおいが部屋に広がり、そろそろ全てのお料理ができあがってきました。
レッスン開始から料理の出来上がりまではおおよそ2時間。生徒さんの進み具合を見て仕上がりが揃うよう、長友さんはさりげなく皆さんをアシストしていきます。
そしていよいよ盛り付けです。こちらも長友さんのお見本を元に分担して全員で取り組みます

 

『ル・プティポワソン』の魅力

盛り付け中の生徒さんに、お教室の魅力をうかがってみました。

「友人の紹介で通い始めました。先生のお料理はおもてなしにできる華やかなお料理なのに、手軽にできるのが魅力です。違う材料で作る場合のアレンジ法なども、いつもたくさん教えてもらっています。家でもよく作り、とても好評です」

「もう2年くらい通っています。お料理とテーブルセッティングを一緒に教えてもらえるのが嬉しいです。それに、先生も他の生徒さんも皆さんいい方ばかりで、すごく楽しいです」

「初めて参加した時にとても楽しくて通い始めました。習ったお料理は家でも作って家族に喜ばれていますし、見栄えがよくて簡単なのでおもてなしのときにも助かっています」

と、お料理とコーディネートもトータルで学べることと、簡単で見栄えのよいお料理が楽しくしっかり学べることが魅力のようです。

華やかなテーブルを囲み「カンパ~イ!」。お料理とワインのマリアージュも楽しめます

「盛り付けが終わったらお好きなお席にお座りくださーい。それではワインをおつぎしますね」

試食のときは、お料理にあわせシニアソムリエにセレクトしてもらったワインをお出しし、お料理とのマリアージュもお楽しみいただいているそう。
彩りも鮮やかなお料理とワインが並ぶと、一気にテーブルが華やぎます。早速乾杯して試食のスタートです。

「すごい!おいしい~です!」

おいしい声があがり、パッと生徒さんの笑顔が広がります。
試食タイムは交流タイムでもあり、様々な話題で情報交換がされ楽しい会話が弾みます。

まさに、長友さんが目指している”お友達のお家に集まって、おいしいお料理とワインをいただきながら楽しい時間をすごす”ようなアットホームな雰囲気の中、お料理だけでなく、テーブルコーディネートやインテリアも含め、パリのエスプリを感じながら学べる素敵なレッスンでした。

次回は、お料理教室をはじめたきっかけなどを伺ったインタビュー前半をお届けします。どうぞお楽しみに。

生徒さんの声

Aさん
お料理と一緒にテーブルセッティングも学べるのが魅了です。お料理は簡単なのに華やかでおもてなしにぴったり。先生も魅力的でとても楽しい教室です
Bさん
先生が気さくで楽しいですし、ここで出会う他の生徒さんもみなさん良い方ばかりで毎月楽しみに通っています。通い始めてからお料理がますます楽しくなりました
Cさん
おしゃれで手軽にできる先生のレシピはどれもおいしくて、家族にも喜んでもらっています。お料理だけでなくテーブルのコーディネートもインテリアもとても素敵で、先生のセンスがとても好きです

インタビュー・テキスト=窪田みゆき
写真=原田圭介

プロフィール

長友 幸容さん
『ル・プティポワソン』主宰

フードクリエイター 大阪生まれ、かに座のO型。
料理上手な母の影響で、小学生の頃からお菓子や料理に興味を持つ。
2001年より自宅で「お洒落でおいしい簡単レシピ」をコンセプトにした料理教室『ル・プティポワソン』を開催。
料理教室の他、アートフラワー教室「ラシェット・ア・フルール」やワインセミナー「ボン・マリアージュ」、企業向けのレシピ考案なども手がける。
自他共に認めるお酒好きのため、お酒にあったレシピが大得意♪
家族は夫と箱入り黒猫のピギー&ちびっ子黒猫のノア。

資格:スパイスクッキングアドバイザー、ベジフルビューティーセルフアドバイザー

サロン情報

ル・プティポワソン
「お洒落でおいしい簡単レシピ」をコンセプトに、身近な食材を使った家庭料理のオリジナルレシピを自宅キッチンにてご紹介しています。春・夏・秋・冬それぞれの季節でおいしい素材を取り入れ、和食からフレンチまでジャンルは月毎にテーマを決めてチェンジ。
お友達のお家に集まって美味しいお料理とワインをいただきながら、楽しい時間を過ごす、そんなアットホームな雰囲気のお教室です。

ジャンル:
家庭料理、日本料理、イタリアン、フレンチ、中華、エスニック、ワイン、おもてなし、紅茶、テーブルコーディネート、ナプキンワーク

サロン特長:
初心者歓迎、平日開催、夜間開催、土日開催、お友達同士歓迎、男性参加OK、少人数制(6人以下)、体験教室あり、予約制、各種イベントあり、駅近(徒歩10分以内)、お酒の提供あり 

所在地:
東京都大田区南馬込

ホームページ、ブログ:
http://www.le-petit-poisson.jp/index.html

レッスン情報:
月毎に変る様々なジャンルの家庭料理に季節のテーブルコーディネートとワインを合わせたレッスンは、6名までの少人数制です。また、生徒さんからのリクエストでスタートしたアートフラワーアレンジメント教室『ラシェット・ア・フルール』は不定期で開催。その他に、月に一度ワインセミナー『ボン・マリアージュ』も開催しています。

★レッスンは毎月1回です。1クラス/6名の少人数制。自宅のキッチンで行っています。

● お昼のレッスン
水・木・土・日曜日
スタート : pm12:00~

● 夜のレッスン
火・水・木・金・土曜日
スタート : pm19:00~(土曜日の夜はpm18:00~)

レッスン時間は試食まで入れて、だいたい3時間前後となります。
レッスンはデモンストレーション形式ではなく実習形式。
レシピの説明後、全てのお料理を皆さんで作っていただきます。
メニューに合わせたシニアソムリエセレクトのワインと、お料理のマリアージュもお楽しみいただけます♪

 

  1. とっておきレシピ

    サーモンと夏野菜のジュレサラダ ヴェリーヌ仕立て
    材料

    (4人分)
    ・生鮭 1切れ(約100g前後)
    ・塩、こしょう 各少々 ・白ワイン 大さじ1
    ・ディル1本 ・オクラ2本
    ・とうもろし(缶詰) 60g(正味)
    ・チキンブロス(市販) 250cc
    ・粉ゼラチン 6g  ・塩 小さじ1/8

    <A>レモンとディルのアイオリソース
    マヨネーズ 大さじ3、プレーンヨーグルト・サワークリーム 各大さじ1、レモン汁 小さじ2、ダシしょうゆ 小さじ1、ガーリックパウダー 2ふり、粗挽き黒こしょう 4ふり、ディル(刻む) 1本分、飾り用のディル、ピンクペッパー 各適量

    作り方
    1. 生鮭は塩、こしょうして白ワインとちぎったディルをまぶし、電子レンジで加熱する。(600Wで約2分~2分30)
      冷めたら皮と骨を取り除き、身を粗くほぐす。
    2. オクラは塩をまぶしてもみ、うぶ毛を取って水洗いする。熱湯で2分ほど茹でて水に取り、ヘタを落として薄い小口切りにする。とうもろこしの缶詰は、汁気を切っておく。
    3. ゼラチンは、水大さじ3に振り入れてふやかし、電子レンジ(600W)で30秒加熱して溶かす。ボウルにチキンブロスと溶かしたゼラチン、塩を入れて混ぜ合わせ、そこから大さじ8杯分を取り分けておく。
    4. 残りのゼリー液にとうもろこしとオクラを加えて混ぜ、ボウルの底を氷水に当ててとろみがつくまで冷やし、グラスに分けて入れ冷蔵庫で冷やしておく。
    5. <A>の材料をボウルに入れてよく混ぜ合わせ、ソースを作る。
    6. ゼリーを流し入れたグラスの上にソースを分けて入れ、→鮭のほぐし身→取り分けておいたゼリー液の順番に重ねて入れて飾り用のちぎったディルを散らし、冷蔵庫で冷やし固める。
    7. 仕上げにピンクペッパーをバランス良くトッピングする。
    8.  
    9.  
    10.  
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