「ロイヤル・プリンセス・スタイル」主宰 竹田理絵さん
今月ご紹介するのは、東京都文京区で竹田理絵さんが主宰する、サロンスタイルのスクール「ロイヤル・プリンセス・スタイル」。こちらでは、紅茶、おもてなし、マナーを軸に、日々の暮らしが心豊かになるような知識が幅広くが学べます。また、初心者や訪日外国人向け茶道体験教室「茶禅」(銀座)も運営し、茶道の魅力を広める活動にも幅広く取り組んでいらっしゃいます。
今回は2019年12月に訪問した和のマナーレッスンの模様とインタビューを4回にわたりご紹介します。最終回はご活動に込めている思いやこれからの夢などをうかがったインタビュー後半です。
掲載日:2020/01/27(月)
生徒さんの喜びが自分の喜び
――お茶の指導歴は20年以上、サロンは1997年4月オープンとのことですのでもう23年継続していらっしゃいますが、続けてきて良かったな、と思うのはどのようなことでしょう。
竹田さん たくさんありますが、何より嬉しいのは生徒様の笑顔です。
サロンにいらっしゃり、「月に一度、プリンセス気分になれます」と、日常を忘れてリラックスして頂いたり、習った事を家で実践して、「家族やお友達が喜んでくれました」という言葉はとても嬉しいです。
――逆に、これまで困ったことはありましたか?
竹田さん そうですね・・・うーん、思い出せないですね、楽しい事ばかりが記憶に残り、生徒様には感謝の気持ちでいっぱいです。困ったと思うことはありませんでした。
――きっと、なにかあっても良いほうに受け取って、バネにして前進していかれたのだと思います。
実習を取り入れるなど、毎回「来てよかった」「学んでよかった」と思う工夫もたくさん。
――レッスンで心掛けているのはどのようなことでしょう。
竹田さん 居心地がよく、いかに生徒さんに喜んでいただけるかをいつも心掛けています。
小さい時から人に喜んでもらうことや人の笑顔を見ることがすごく好きで、レッスンでも生徒さんが笑顔で喜んでくださることが私の喜びであり、エネルギーの素です。
せっかく来ていただいたからには、思った以上の学びや感動をお持ち帰りいただきたいと思っています。
また、きちんと心に届く言葉で伝えること、教えることを心掛けています。
サロン主宰者に必要なこと
――長年続けていらして、サロン主宰者にとって必要だと思うことはどのようなことでしょう。
竹田さん まだまだ未熟ではありますが、生徒様の立場にたち、また来たいと思って頂けるような和やかな雰囲気とサービス精神、誠実さや人間としての魅力が大切だと思います。
――サロンに加え、銀座「茶禅」も運営していらして大変ではないですか?おうちのこととお仕事と、どのように両立させていますか?
竹田さん どれも楽しんでさせていただいているので、大変ということは全くないです。家族の協力あってこそなので、家族にはとても感謝しています、協力を得ながら、あまり抱え込んだり、考えすぎずにフレキシブルに対応しています。
元気でいることもサロン運営には大切!いつもポジティブで、レッスンは笑顔が絶えません。
――体調管理はどうしていますか?
竹田さん おかげさまで元気だけが取り柄で、いつもまわりが風邪ひいても私だけは元気です。
能天気というかあまり悩まないタイプなので、いやなことがあったとしてもすぐ忘れてしまいます(笑)。ですので夜はすぐに寝てしまいます! それが元気のもとかもしれません。
――それもサロンを主宰するにあたって大切な才能かもしれませんね!
ストレス解消やリフレッシュのためにしていることはありますか?
竹田さん ストレスはあまりたまりませんが、新しいお店に出かけて新しいことを吸収したり、美味しいものを食べたりすることが勉強にもなり、リフレッシュにもなっています。
今は何でもインターネットで検索できますが、やはり自分の目と足で直接情報を得ることが大切。常にアンテナを高く広げていたいです。
また、空を見上げて、月や星を眺めたり、季節の花を観たりと自然と戯れる時間はとても好きな時間です。
お茶から生まれる笑顔の輪
――最後に、これからの夢や展望を教えてください。
竹田さん 今は茶道の仕事の比重が多いときもありますが、原点でもあるこのサロンは、これからもずっと続けて生徒さんと直接触れ合う機会を大切にしていきたいです。
昨今、お茶というとペットボトルでしか飲まないという方が増えていますが、一杯のお茶を丁寧に淹れる時間は、まさに気持ちのリセットにもリフレッシュにもなります。そうした時間が心の豊かさや心の余裕を生むと思うのです。
ロイヤルプリンセススタイルでしか学べない、私だからこそお話しできるお茶のレッスンをしていきたいと思っています。
そして、お茶から生まれる笑顔の輪を広げていきたいです。
レッスン後は和やかなティータイム。あたたかいお茶を囲んで、コミュニケーションが深まります。
――一杯のお茶には大きな力がありそうですね。
竹田さん 丁寧にお茶を淹れて一緒に飲むことでコミュニケーションも生まれます。
国籍や言葉の違いも関係なく、和でも洋でも、お茶の持つ魅力をこれからも発信していきたいです。
また、レッスンは、テーブルセッティングとおもてなしマナー講座を新設致します。
和食、洋食のテーブルマナーから、お招きを受けた時、お招きする時のマナー、紅茶やお抹茶、和室のマナーなど、ちょっと知っておきたいマナー講座となります。
茶道家でもあり、紅茶のティーインストラクターでもある私だからこそのオリジナルのお茶を楽しむ講座も開きたいと思っております。
――竹田さんならではのご活動がますます広がりそうですね!今日はありがとうございました。
竹田さん こちらこそありがとうございました。
=============
丁寧に淹れた一杯のお茶が与えてくれる安らぎや幸福感。それは洋や和の垣根を超えて、世界をつなぐものかもしれません。お茶の持つ魅力を再確認し、まだまだ知らない可能性がたくさんあると感じました。竹田さんの伝統と革新を融合した取り組みの広がりが、これからも楽しみです。
(おわり)
インタビュー・テキスト=窪田みゆき
写真=原田圭介
プロフィール
ロイヤル・プリンセス・スタイル代表。
花・芸術文化協会 テーブルコーディネート認定教室
花・芸術文化協会 プリザーブドフラワー 認定教室
日本紅茶協会認定ティーインストラクター
T・E・Aティーエキスパート協会認定講師
ジャパンテーブルアーチスト協会認定講師
裏千家茶道教授
池坊華道教授
青山学院大学卒業後、花・芸術文化協会、日本紅茶協会、ジャパンテーブルアート、
マナーハウス、ティーエキスパート協会にて、
マナー、フラワーアレンジメント、テーブルセッティング、紅茶を学ぶ。
その後、イギリス、ウィーン、スリランカにてマナー、ティー、テーブルセッティングを学び、デイプロマ取得。
「1997年度のテーブルウェアフェスティバルにおいて入賞」
「1998年度のテーブルウェアフェスティバルにおいて入選」
「20004年度のテーブルウェアフェスティバルにおいて入選」
「1997年度の優しい食卓において入選」
1997年度より食空間コーディネーターとして、季節の紅茶とテーブルセッティング、
お花のおもてなしサロン『ロイヤルプリンセススタイル』を開設。
現在に至る…
サロン情報
ロイヤル・プリンセス・スタイル
ロイヤル・プリンセス・スタイルは”素敵なレディになりましょう!”
“お家で手軽に素敵なおもてなしをしましょう!”というコンセプトのマナー&おもてなし教室です。
季節にあったテーブルセッティングや簡単に出来ておいしいおもてなし料理やスイーツ、
紅茶とフラワーアレンジメント。
素敵なレディになる為のマナーやアンチエイジング、和のお作法や茶道のレッスンをしております。
サロネーゼを目指す方の為のテーブルや紅茶の資格取得のクラスもございます。
たくさんの笑顔の輪が広がるようなレッスンを心がけております。
ジャンル:
家庭料理、洋菓子、おもてなし、紅茶、テーブルコーディネート、ナプキンワーク、フラワーコーディネート
サロン特長:
初心者歓迎、平日開催、夜間開催、土日開催、お友達同士歓迎、少人数制(6人以下)、体験教室あり、予約制、各種イベントあり、駅近(徒歩10分以内)
所在地:
東京都文京区