「MammySweetsArt」を主宰 田邉美佐紀さん
夢ふくらむアトリエでのレッスン
現在レッスンは、田邉さんのご自宅近くにあるアトリエで行われています。
元々は自宅教室でしたが、お子さんの受験などご家庭の事情でご自宅とは別の場所を借りたそうです。
生徒さんは年齢も職業も様々ですが、共通の趣味があるのですぐに仲良くなれます
レッスンが行われるアトリエからは企業から依頼された数々の作品も生み出されています。
作品の一部は教室にも飾られています。
そのあまりに精巧なつくりにはただただ驚かされるばかり。
眺めているだけもワクワクします!
作った作品を生徒さんはどうされているのでしょうか。
シュガークラフトだとご自宅に飾ってコレクションにされる方が多いようです。
アイシングクッキーやフラワーゼリーだと食べることがメインなので、人に贈ったり、おもたせにして驚いてもらいたいという方もいらっしゃるそうです。
どこにも売っていない、見た目も美しい心のこもった作品をもらったら…。
贈られた方の喜ぶ顔が目に浮かびます。
今回のレッスンにご参加の生徒さんは全部で4名。
通い始めて1年目の方から10年近くなる方まで様々です。
会社員の方、アイシングクッキーや他ジャンルの教室運営をされている方、パティシエの方までいらっしゃいました。
大きな作業テーブルを田邉さんと生徒さんが囲みます。
生徒さんにとっては、先生が同じ目線にいるので分からないこともすぐにその場で質問できることが良いそうです。
時に集中、時におしゃべりもしながらそれぞれ作業を進めます。
生徒さんが長年通う理由
長年教室に通われていらっしゃるある生徒さんは、今田美奈子さんの展覧会でシュガークラフトに出会い、興味を持ったそう。
お嬢さんが二人いらっしゃり、いずれ結婚式でウェディングケーキなど色々なものを作ってあげたいなと思い、シュガークラフトを学ぶことを決めます。
そこでネットで検索してみたところ、田邉さんの作品が一番気に入り、こちらの教室に通い始めました。
分かりやすい指導のもと、初心者の方でも素敵な作品を完成させることができます
長年通うことができた理由の一つは、自分のペースで通えること。
この方は他ジャンルの教室やワークショップを行っており、ご自身の活動やご家庭のこともある中で、曜日や日にちが限定されていないことで通いやすかったそうです。
そして何より先生の作品が好きだということ。
メディアにも多数出演されている田邉さんですが、教室の活動もおろそかにしません。
惜しみなく自分の持っている技術やノウハウを生徒さんに伝えます。
田邉さんに対する絶対的な安心感は、生徒さんの心を掴んで離しません。
このようにシュガークラフト界では名前の知れた田邉さんですが、教室の雰囲気はとてもアットホーム。
夢のある作品を作る場なので、緊張感のある空間の中で制作にあたるよりも楽しむことを第一に考えられているそうです。
レッスンでは課題の他に、自分の作りたいものを制作することもできます。
田邉さんは生徒さんが持ち込んだアイデアを形にするお手伝いもされています。
今回の生徒さんの中には、こちらの教室でご自身のウェディングケーキを作られたという方も!
今度は結婚が決まった妹さんのウェディングケーキを作ることが楽しみだと語ってくださいました。
田邉さんはシュガークラフトを通して、夢を叶えるお手伝いもされています。
お母さんは教室の先生
今回のレッスンには、田邉さんの次女の真優さんがアシスタントとして入っていらっしゃいました。
長年自宅で教室運営をされてきたお母さんを娘としてどのように見てきたのか、お話をうかがいました。
田邉さんの手作りのものに囲まれて育ったお嬢さんのこれからが楽しみです
――子供時代からシュガークラフトが身近にあったのですよね。
真優さん そうですね。小学校の夏休みの自由研究でシュガークラフトを制作したりしました。
――こんな作品を持っていったら、学校でもびっくりされたでしょう!
幼い頃から自宅に色々な方が来てレッスンをしているのも見てきて、どんな風に思っていましたか?
真優さん 自分もやりたいなと思っていました。
――そう思ってくれたのなら、お母さんとしても嬉しいですね。
真優さん 元々粘土を使った工作や細かい作業が好きだったので、シュガークラフトのペーストを一緒にこねたりしていました。
――以前は子供向けのレッスンも行っていたとか。
真優さん はい。友人も来て、一緒に作ったりしていました。
――レッスンにはアシスタントとして入られているのですか?
真優さん 今は裏方がメインで教室の準備を手伝っています。
――SNS関係のお手伝いをされたり?
真優さん いえ、それは母が全て自分でやっています。
――生徒さんにとっては先生ですが、どんなお母さんですか?
真優さん 自分では不器用と言っていますが、手作りが好きで、お稽古バッグを作ってくれたり、小さい頃は洋服も作ってくれました。
――お誕生日や行事の時は何か作ってくれましたか?
真優さん いつもケーキを作ってくれました。
――教室の先生というお母さんのお仕事を、ご家族はどのように見ていましたか?
真優さん みんなで応援していました。
私が幼稚園の時は、母がレッスンの間はおばあちゃんが面倒を見てくれたりしていました。
――ご家族皆さんの協力があって続いてきた教室なのですね!
こちらの教室のこれからについてはどんな風に考えていますか?
真優さん 色々な方にシュガークラフトを知っていただき、喜んでいただけたら嬉しいです。
皆さんはこのアットホームな感じが気に入って通ってくださっているようなので、無理に拡大したりすることなく今のままの雰囲気を大切に続いてほしいと思っています。
これだけ続いてきた教室が母の代でなくなってしまうのはもったいないので、いつか私も何かできたらいいなと思っています。
次回は教室のコンセプトから、教室開設当初のお話をうかがったインタビューの前半をご紹介します。
インタビュー・テキスト=阿部麻里子、窪田みゆき
写真=原田圭介
Q&A人気サロネーゼに7つの質問
Q.1 サロン/教室を開設した年月(例 2000年12月)
A. 2001年6月
Q.2 サロン/教室名の由来は?
A. 教室開設当初の名前は、「ママの手」を意味するMammyHandでした。
以後、シュガークラフトにとどまらず、スィーツデコレーション全般を手がけるようになり、名前もMammySweetsArtに変更しました。
Q.3 レッスン情報(開催頻度やクラス内容、料金、定員など)
A. 定期クラスの方は月に一度のレッスンで、会員・予約制です。
ワンデーレッスンは不定期開催で、会員様でなくても受講可能です。
文部省認可の一般財団法人生涯学習開発財団からの認定書が発行される資格取得コースも開催。
Q.4 人気の高いメニューは?
A. 現在はフラワーゼリーの講習に人気が集まっています。
Q.5 教室で愛用しているキッチングッズは?
A. 除菌スプレー。
Q.6 ご自分にとってキッチンはどんな場所ですか?
A. 笑顔の源。家族やみんなの笑顔を作る場所。
Q.7 初めて通ってみたい方へ、申込方法や持参するものは?
A. お申込みはメールでお問い合わせください。
レッスンによって異なりますが、基本的にはじめての方はエプロンとお手拭きタオルです。
プロフィール
田邉美佐紀さん
シュガークラフトとスィーツデコレーション教室MammySweetsArt主宰
米国スィーツ業界トップメーカーのウィルトン社ローズ氏から直接インストラクター研修を受け、自宅教室では世界初の ウィルトンケーキデコレーションの公認クラスを開講する。ネスレチョコレートキャンペーン賞品「チャーリーとチョコレート工場」のジオラマ制作、キリン午後の紅茶CM用ケーキ制作等 、難易度の高いアートワークもこなし、大手企業やメディアから絶大な信頼を受け、メディア業界内での知名度は高い。また、クラッシーウェディング等ファッション誌に掲載され注目 を浴びるなど、ウェディングケーキの制作、指導も得意とする。 全国紙読売新聞内「ピープル」の取材や日本テレビ{トリックハンター」や「PON}出演等自身への注目度も高い。
イギリスシュガークラフト協会会員
食品衛生管理責責任者
フードアナリスト
サロン情報
「MammySweetsArt」
シュガークラフト、アイシングクッキー、フラワーゼリーケーキの各講座に文部省認可の一般社団法人生涯学習開発財団のディプロマが取得できるディプロマ講座開催。初心者からお仕事で活躍したい方まで多彩なコースを開催しています。
ジャンル:
洋菓子、おもてなし、スイーツデコレーション、シュガークラフト、アイシングクッキー
サロン特長:
初心者歓迎、平日開催、土日開催、お友達同士歓迎、体験教室あり、子供教室あり、予約制、各種イベントあり、レンタルあり、駅近(徒歩10分以内)
所在地:
東京都大田区