予約の取れない自宅教室
~人気レッスンの魅力をレポート~

「おもてなし料理教室 HEARTY PARTY」主宰 新崎亜子さん

新崎亜子先生

新崎亜子さん

インタビュー連載 第3回

今月のサロネーゼは、沖縄市でおもてなし料理教室『HEARTY PARTY』を主宰する新崎亜子さん。埼玉から結婚を機に沖縄へ。2004年にスタートした教室は「簡単なのに特別感のあるおもてなし料理が学べる」と大好評。教室運営のほか、企業向けのレシピ開発、テレビや雑誌で料理提案なども行い幅広くご活躍です。今回は特別に、お教室で開催された沖縄初の「豆腐マイスター認定講座」にお邪魔し、レッスンの模様とインタビューを4回にわたりご紹介します。第3回目は教室開始のきっかけなどをうかがったインタビュー前半です。

掲載日:2013/5/20(月)

おもてなし料理教室『HEARTY PARTY』について

――広々と心地よい空間で学べるのも魅力ですね。まずは『HEARTY PARTY』』のお教室情報を教えてください。

新崎さん 教室は今年で8年目になります。すぐそばの自宅で開催していたのですが、1年半前にこちら(イタリアンレストラン『コザの創作キッチンIPPEI』)をオープンすることになり、料理教室も移動することにしました。
昼はレッスンを開催し、夜はイタリアンレストランです。主人がオーナーシェフをしています。

レッスンは月に7~8回ほど開催していまして、おもてなし料理、薬膳、お弁当、そしてキッズクラスがあります。

新崎亜子さん

レッスンはいつも和気あいあい。実習のあとはコーススタイルで試食が楽しめます

――今日は沖縄で初開催の「豆腐マイスター認定講座」の料理講師としてのレッスンでデモンストレーションスタイルでしたが、通常のレッスンはどのような流れですか?

新崎さん はい、今日はいつものレッスンとは雰囲気が違ったのですが、いつもは10時からレッスン開始となり、実習スタイルです。
まず皆さんに食材などを切っていただき、ある程度お料理の準備ができたらテーブルコーディネートをして、みんなで前菜の盛り付けをします。そのあとメイン料理などデモンストレーションでご紹介したあと、着席していただき、熱々を召し上がっていただきたいのでコーススタイルでお出ししています。
以前は一人でやっていたのですが、今はシェフが厨房でサポートしてくれていて、とても助かっています。

――シェフのサポートもあるなんて贅沢なレッスンですね!ところでお二人はオーストラリアで出会われたとか・・運命の出会いですね。

新崎さん はい・・運命の出会いですね(笑)

「自宅で作れるの?」驚きのあるお料理を提案

――ところで、楽しいお教室名ですがどのような由来ですか?

新崎さん HEARTYとは心のこもったという意味なんです。そんな心のこもったPARTY料理をご提案したくて名づけました。

――どんな生徒さんが多いですか?

新崎さん 育児中のママさんやお仕事の合間をぬってきてくださる方、花嫁修業としてお料理を習いに来てくださる方などが多いです。皆さんとても熱心です。

新崎亜子さん2

「生徒さんには、習ったお料理を作って『美味しい!』と言っていただく喜びを感じてほしいです」

――お教室で人気の高いメニューはなんでしょう。

新崎さん イタリアンや和食が人気です。自宅でこんなお料理が作れるの?というような驚きのあるお料理も人気です。

――初めて参加したい場合、申込方法や持参するものは?

新崎さん ブログ(野菜ソムリエ協会認定 おもてなし料理教室 HEARTY PARTY)の「オーナーにメール」よりメールいただくか、直接お電話でお願いします。
エプロンとハンドタオル、筆記用具をご持参いただいています。

「好きなことをやろう!」がきっかけ

――お教室を開いたきっかけを教えてください。

新崎さん 私は3人子どもがいるのですが、2人目が生まれて3ヶ月くらいの頃、そろそろ外にも出れるし保育園に預けないで子育てを楽しもうと思っていた矢先に、長男の障害が見つかったんです。
ショックでショックで・・・最初のうちはそれを受け入れられなくなくて、辛くて、お友達にも会わなくなくなり、ストレスもたまって主人と顔を合わせばけんかになってしまい・・。「私はこんなに悩んでいるのに」と悪循環になっていました。

このままじゃいけないと思い、意識を変えて、月に1回だけ自分の好きなことをやろうと思ったんです。そこで私のやりたいことってなんだろう、たった一つだけやりたいことをやろう、と考えたところ、それはやはり料理だと思いました。

子育て中の主婦って時間が制限されますよね。自由にできる時間なんてほとんどありません。子育てしながらできる一番好きなこと・・それが私にとっては料理でした。

 

新崎亜子さん

「思い切って発想を転換して、一番好きなことを一つだけやろう――それが料理でした」

 

――お料理は元々お好きだったのですか?

新崎さん はい、料理は元々大好きで、進路を考えるたびに料理の世界に行こうかな、と思っていたくらいです。
でも、好きなことは料理だ、料理をやりたい、と思っても、子どもを二人預けて習いに行くのは難しい状況です。だったら自宅でできることは?と考えました。
友達にもよく「料理を教えて」と言われていたので、次第に自宅で料理教室を開くのもいいなと思うようになりました。ちょうど自宅の造りも、フラットですぐにお教室ができるような造りだったんです。

――そこで、準備を整えてお教室を始めたのですね。

新崎さん たぶんお教室を開きたい方は何年も何年も勉強して開かれると思うのですが、私はたまたま調理師免許も持っていて・・

――たまたま!?

新崎さん 実は主人の実家が沖縄市で小さいホテルを経営しているんです。結婚後そこの厨房で少し働かせてもらっていた時期があり、料理も好きですし、いつか調理師免許を取りたいと思っていましたので取得しました。今から思えば、取得しておいて良かったなと思います。

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いきいきとした素敵な笑顔で語る新崎さん。一生の仕事に出会えた喜びと、料理への愛情が伝わってきます。この思いがお教室運営と笑顔の原動力になり、多くの生徒さんが通い続ける魅力のひとつになっているようです。

次回は、お教室運営に込めている思いやこれからの夢をうかがったインタビュー後半をお届けします。どうぞお楽しみに!

 

インタビュー・テキスト=窪田みゆき
写真=宮市雅彦

プロフィール

新崎亜子さん

 新崎 亜子さん
『HEARTY PARTY』主宰

野菜ソムリエ協会認定 おもてなし料理教室   HEARTY PARTY
http://heartyparty.ti-da.net/

 

野菜ソムリエ協会認定校
豆腐マイスター認定校
ジュニア野菜ソムリエ
沖縄食材スペシャリスト
調理師・食育指導士
豆腐マイスター
薬膳インストラクター
沖縄市食育推進委員

サロン情報

おもてなし料理教室HEARTY PARTY

明星大学英語英文化を卒業後、大手総合建設業に務めた後、長年の夢であった海外生活、オーストラリアに移住。
15か月滞在の後、沖縄出身の夫と結婚し2000年沖縄に移住。
沖縄市クラウンホテル勤務の間、調理師免許取得。職業訓練校卒業後、3人の子供を育てながら自宅サロンで「おもてなし料理教室 HEARTY PARTY」を開校。
子育ての合間に ジュニア野菜ソムリエ・沖縄スペシャリスト・調理師・食育指導士・豆腐マイスター、薬膳インストラクターを取得しスキルアップに努める。
2008年関西電力主催絵ごころ弁当グランプリ受賞。その他レシピコンテスト多数受賞。
2011年に夫がOPENしたイタリアレストラン「コザの創作キッチンIPPEI」をプロデュース。
育児と奮闘しながらお教室運営、メディア向けのお仕事、フードスタイリングを手掛ける。

琉球新報 うない料理監修継続中
ホテル日航アリビラポスター撮影フードコーディネート
学びEye 沖縄・島豆腐ものがたり出演
沖縄BON出演
NHK沖縄出演
書籍「絵ごころ弁当大集合」 
琉球新報「島やさいクラブ」紙面広告料理監修他

ジャンル:
家庭料理、日本料理、イタリアン、フレンチ、エスニック、おもてなし、テーブルコーディネート、フラワーコーディネート
サロン特長:
初心者歓迎、平日開催、お友達同士歓迎、子連れOK、子供教室あり、予約制、駐車場あり
所在地:
沖縄県沖縄市
ホームページ、ブログ:
PC用ブログ:http://heartyparty.ti-da.net/
レッスン情報:
①おもてなし料理レッスン
平日10時~13時 参加費3500円~4000円(入会金なし)
②グループレッスン 8名様より承ります
③薬膳Beauty5回コース 4500円×5回分
④すぐできるちょいカワお弁当&ストックおかず 2500円(ランチ&お持ち帰りお弁当付き)
⑤キッズクッキング 小学生対象 1回2500円
⑥出張料理教室

 

とっておきレシピ

「お稲荷さん 6個分」
お稲荷さん 6個分
材料

材料 4人分
・米1カップ
・水1カップ・
・酒大さじ1
・塩少々
・昆布5cm1枚(ぬれ布巾で汚れをふき取っておく)
・調味料A(寿司酢大さじ1・白ゴマ大さじ1)
・*寿司酢(お酢大さじ4・砂糖大さじ2・塩大さじ1/2)
・油揚げ3枚・出汁150cc
・調味料B(砂糖大さじ2・醤油大さじ1.5・みりん大さじ1)

作り方
  1. 米は炊く30分以上前に洗って浸水しておく。炊飯器に昆布、酒、塩、米、水を入れて炊く。
    炊きあがったらAを混ぜ合わせる。
  2. ①油揚げが開きにくければすりこ木で転がしておく。ある程度開いているものは親指を角に向ってやさしく差し込み開く。
  3. 鍋に油揚げを並べ入れ出汁と調味料Bを入れ落し蓋をして中火で煮る。途中油揚げを裏がえし、汁気を飛ばすように煮て冷ましておく。
  4. 油揚げを袋状に開いてご飯を等分にして詰める。
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