予約の取れない自宅教室
~人気レッスンの魅力をレポート~

「Aprile Cooking Studio」主宰 飯嶋知晴さん

飯嶋知晴さん

飯嶋知晴さん

今月のサロネーゼは、東京・吉祥寺で「Aprile Cooking Studio(アプリールクッキングスタジオ)」を運営する飯嶋知晴さんです。イタリアンレストランの厨房や大手料理教室で研鑽を積み独立。専用のスタジオを借りてスタートした料理教室は、今年の4月で丸19年を迎えます。包丁の使い方から学べ、科学的なレクチャーが大変わかりやすくて確実に料理の腕が上がると、長年通い続ける生徒さんが多数です。
今回は、2019年2月に伺ったレッスンの模様と飯嶋さんのインタビューを4回にわたりお届けします。第2回目はお教室の紹介とレッスンレポート後半です。

掲載日:2019/03/11(月)

料理上手になるコツがいっぱい

飯嶋さんによる”調理の理論”を交えたレシピの詳細な説明の次は、早速実習のスタート!
2台のテーブルに分かれ、取り組んでいきます。

今日は各クラスの講師を務めている先生方が飯嶋さんをアシストして、生徒さんの指導にあたります。
講師の皆さんは、「料理研究家養成コース」を修了し、教室内外で研鑽を積んだプロフェッショナル。
管理栄養士など、それぞれ高い専門知識をお持ちです。

「それでは始めましょうー!最初は、まだ板がきれいなうちにパンを伸ばしていきましょう。この作業はお子さんと一緒にすると楽しいですよ。その次は野菜を切っていきましょう」

飯嶋知晴先生1

料理がおっくうにならない、効率よい段取りやコツもたくさん学べます。

 

 

まな板を使う作業は、汚れないものから開始。野菜、肉、という順番に使うよう考えられています。

「実は、まな板は最後に1回洗うだけにできるよう、作業の順番を考えています」

と飯嶋さん。

レッスンを拝見していると、他にもたくさん、効率的で実用的な工夫やアイデアが散りばめられています。
こうした”料理が面倒にならないコツ”をたくさん知ると、料理がもっと身近になりますね。

基礎が身につくから、料理に自信!

次の作業はきゅうりのカットです。皆さん包丁の持ち方が安定していて、スムーズに切っていかれます。

「みんなで一斉にきゅうりを切っているのに、あまり包丁の音が聞こえないと思いませんか?」

と生徒さんが声をかけてくださいました。そういえば確かにそうです。

「正しい包丁の使い方を学んでいるので、静かなんですよ~」

と教えてくださいました。

飯嶋知晴先生2

包丁の持ち方、野菜の切り方など、基礎からきっちり身につくので、料理に自信がつきます。

 

教室では、まず包丁の持ち方、使い方から教えているそうで、お料理初心者の方はもちろん、それまで独自流だった方も改めて学ぶと、一気に料理が上達するそうです。

「うちは過保護な料理教室なんです(笑)。最初にまず、しっかり包丁の持ち方から身につけてもらいます。切り方や大きさもひとりひとりお伝えして、わからないところは、とことんわかるまでお教えします」

と飯嶋さんがにっこり。
レッスン中全員の生徒さんの動きをよく見てらして、積極的に声をかけたり質問に回答したり、2台のテーブルを細やかに行き来していらっしゃいます。
そして、常に笑顔!
生徒さんと気さくに話し、楽しい雰囲気が生まれています。

プライベートでも、”面倒見がよい姉御肌”と称されることも多いそうで、そんな飯嶋さんのお人柄にひかれて長年通い続ける生徒さんも多数です。

 

楽しい学びは、元気のもと!

「それでは鶏肉を皮目から焼いていきましょう!どんどん交代して焼いていってくださいね」

ガス台では、講師の先生がついて細やかにアドバイスしていらっしゃいます。
揚げ物も順調に進んでいきます。
ふとその時、

「あ、油の火加減確認してくださいね!」

飯嶋さんは、私が質問を投げかけてガス台に背を向けて話していても、においと音で調理具合を感じ取ってさっとアドバイス。
誰かと何かを話していても、常に全体を見ていらっしゃいます。

飯嶋知晴先生3

年齢も性別も超えて、ここでは料理を学ぶ仲間。アットホームな居心地のよさも魅力です。

「では香味サラダを完成させましょう!野菜に合わせたタレをかけてあえていきますが、野菜に油の膜を作るイメージです。まず上のほうの野菜に油の膜をつけて、それからさっくり混ぜてください。
そして塩コショウをしましょう」

ひとつひとつイメージしやすい説明があるので、生徒さんは、その都度”なるほど!”と納得して作業を進めていかれます。

そして、全ての料理が完成して盛り付けを。配膳も全員でします。

揃って着席したら、乾杯して試食のスタートです!
おおむね毎回、最初の1時間は説明、その後1時間実習、そして試食、というタイムスケジュールだそう。

皆さん充実した笑顔で、楽しい会話も弾みます。
お仕事帰りの方も多いのですが、楽しい学びの時間はリフレッシュになり、また明日から頑張る活力になるそう。
それも、また通いたくなる理由です、と生徒さんが教えてくださいました。

あっという間の2時間のレッスン、1品1品のレシピを通じて品数以上に様々なことを学べ、とても充実していました。

教室では、体験レッスンや単発参加のできる特別レッスンもあります。
お料理をきちんと身につけたい!楽しくしっかり学びたい!会社帰りや土日に学びたい!という方々にもぴったりの、参加しやすい工夫がいっぱい。
ひとり参加の方もすぐ溶け込めるアットホームな雰囲気も魅力の、素敵な教室でした。

次回は、教室情報や教室開設のきっかけをうかがったインタビュー前半をお届けします。
どうぞお楽しみに!

(次回へつづく)

インタビュー・テキスト=窪田みゆき 
写真=原田圭介

 

Q&A人気サロネーゼに7つの質問

Q.1 サロン/教室の特徴、コンセプトは?
A. フレンドリーに楽しくレッスン!

Q.2 レッスン情報(開催頻度やクラス内容、料金、定員など)
A. 定休日はなし、1日3回、11時から、14時から、18時半から
1レッスン12名様まで。レッスン代3240円から。

Q.3 サロン/教室を主宰してよかったことは?
A. 19年の間にたくさんの出会いがあり、生徒さんから学ぶことも多かったです。
また、雑誌や書籍の撮影など、レッスン以外のお仕事をいただき、そちらも勉強になりました。
素晴らしいスタッフに恵まれ、素敵な生徒さんに囲まれ、幸せな時間を過ごしています。

Q.4 レッスン中、心がけていることはどのようなことですか?
A. 生徒様に120%満足していただくよう、また、作るメニューだけでなく、幅広い知識を学べるようにいろいろな例をあげて話をし、退屈させない充実したレッスンを心がけています。

Q.5 人気の高いメニューは?
A. 家庭料理講座の洋食メニュー

Q.6 教室で愛用しているキッチングッズは?
A. ビクトリノックスの包丁、ルクルーゼのお鍋、フライパン

Q.7 初めて通ってみたい方へ、申込方法や持参するものは?
A. ホームページより前日までにお申し込みいただきます。エプロンをご持参いただきますが、お貸しすることもできるので手ぶらでいらしていただいても大丈夫です。

プロフィール

飯嶋知晴さん

飯嶋知晴さん

首都圏4カ所の料理教室で講師、都内のイタリアレストランのコックを務め、2000年、アプリールクッキングスタジオをオープン。
フレンドリーなスタイルのレッスンで、和、洋、中の家庭料理メニュー、イタリア料理、お菓子、パン、マクロビオティック、親子クッキングを行う。

調理師、アロマテラピー1級、親子クッキング講師、杉並区食育推進ボランティア
わかさ出版「わかさ」「夢21」料理制作、レシピ考案
ハーブコミュニティ協会理事

 

サロン情報

Aprile Cooking Studio

和・洋・中週替わりメニューのレッスン、家庭料理と、イタリア料理を中心に様々なレッスンを行っています。
お一人お一人に、包丁の持ち方、切り方、火の入れ方など、丁寧にマスターしていただけるよう、心がけています。
フレンドリーで、何でも質問しやすいレッスン。
家庭料理に関しましては月~土までに10レッスン行っておりますので振り替えも便利です。
一回3品で、一品のボリュームもたっぷりな献立です。
お忙しい方にはチケットもご用意しています。
(10枚綴り、5ヶ月間有効)
時間割、メニューはホームページをご覧下さい。

ジャンル:

家庭料理、日本料理、イタリアン、中華、マクロビオティック、パン、和菓子、洋菓子、ワイン

サロン特長:

初心者歓迎、平日開催、夜間開催、土日開催、お友達同士歓迎、子連れOK、男性参加OK、体験教室あり、子供教室あり、各種イベントあり、レンタルあり、駅近(徒歩10分以内)、お酒の提供あり

所在地:

東京都吉祥寺

ホームページ、ブログ:

http://www.aprile.jp

 

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